Episode4 La Dame Blanche
【ざっくりあらすじ】
クレアは、親しくしているルイーズから妊娠したと打ち明けられた。夫ではなく恋人の子供を身ごもったルイーズは、医学の知識があるクレアに子どもを生むことはできないと話し、力になって欲しいと頼っている。クレアは「大切なのは子供が愛されて育つこと」だと言い、夫の子として産めばいいとルイーズに話した。ルイーズはクレアの助言に従い、夫の子供として出産する決心をした。
復讐を始めたサンジェルマン
ジェイミーとデュベルネのチェスに付き合っていたクレアは、飲み物を口にしたとたん具合が悪くなってしまった。
クレアもお腹の子供も無事だったが、クレアはその場にいたサンジェルマン伯爵がカスカラ(死なない程度にダメージを与える毒)を仕込んだと確信した。カスカラの入手先はクレアも懇意にしている店のはずだ。
クレアにカスカラを誰に売ったか聞かれた店主は、クレアを店の奥へ招き入れ、毒が近くにあると色が変わるというまじないの石をクレアに贈った。
クレアの告白
クレアは、ジェイミーにランダルが生きていると打ち明けた。
衝撃の事実を聞いたジェイミーは、クレアやマータフの予想に反して「素晴らしい知らせ」だと喜んだ。ジェイミーは、ランダルの死にざまを見てない事を悔やんでいたのだった。
クレアは、ジェイミーがすぐにでもスコットランドに帰ると言いだすのではないかと心配していたが、ジェイミーはチャールズの反乱を阻止する計画を放り出す気はないと冷静だった。
大義の為の卑劣な作戦
深夜。 ジェイミーの屋敷にチャールズが窓から入ってきた。 チャールズは恋人と会っている最中に恋人の夫が帰ってきた為、窓から逃げ出してきたという。
手に怪我をしたチャールズの治療をしたクレアは、チャールズの「あいつは飼い主以外の人間には噛みつく」という愚痴を聞き、チャールズの恋人はルイーズだと気が付いた。チャールズの怪我はルイーズが飼っている猿の噛み創だった。
ジェイミーとクレアは、チャールズとルイーズの関係を利用する計画を思いつく。ジェイミーの屋敷で晩餐会を開き、サンドリンガムの前でチャールズとルイーズの関係をバラし、チャールズの信用を落とす作戦だ。
晩餐会の出来事
晩餐会の日、街では兵器庫で爆発が起き、クレアはマータフとファーガスを連れて慈善病院の手伝いに出掛けていた。
怪我人たちの治療を終えたクレアが屋敷に帰ろうとすると、馬車の車輪が壊れ使えなくなっている。ファーガスが走って先に戻りジェイミーに事情を伝え、クレアは同じく手伝いに来ていたメアリーとマータフと三人で徒歩で帰ることになった。
路地に入ったところで突然顔を隠した男たちに襲われた。男たちはまずマータフを殴り倒し、メアリーを強姦した。
その頃、屋敷ではジェイミーがひとりで招待客を迎えていた。サンドリンガム、チャールズ、ルイーズ夫妻・・・と役者はそろった。すると、招待していないサンジェルマン伯爵が現れた。サンジェルマンは、サンドリンガムが勝手に招待したのだった。ジェイミーは怒りを顔にださず、サンジェルマンを迎え入れた。
屋敷にメアリーを連れて戻ったクレアは、サンドリンガムと一緒に屋敷に来ていたアレックス(ランダルの弟で、メアリーの恋人)にメアリーの看護を頼み、晩餐会の席へ向かった。
クレアの隣に座るのはサンジェルマンだ。今回の襲撃もサンジェルマンが黒幕なのではと疑いを持つクレアは、サンジェルマンに鋭い視線を向けている。
クレアと離れて座るジェイミーは、計画通りルイーズに妊娠を告白させようと水を向ける。ルイーズは戸惑う表情を一瞬浮かべるが、子供ができたと喜ぶ夫に合わせ微笑んでいた。ルイーズの子供の話にチャールズが動揺し墓穴を掘りそうになった時、奥の部屋から叫び声がした。
メアリーの意識が戻り、恐怖で叫んだのだ。 ジェイミーたちが駆け付けると、メアリーの上にはなだめようしていたアレックス覆いかぶさっている。その場を見てしまったメアリーの婚約者やメアリーの叔父は激怒し、乱闘騒ぎになった。止めようとするジェイミーの手にはおえず、宴はお開きとなってしまった。
おちゃのま感想
ランダルが生きていると知って、とたん元気になってしまったジェイミーでした。チャールズに会う為、今後も娼館通いは続くだろうし、クレアのヤキモキも続きそう。
「チャールズの反乱を阻止する」という、ジェイミーたちの計画は順調にはいかないです。これは歴史は変えられないという事だと思うのだけど、その事にクレアはどこかで気づくのかな~。
シーズン2第1話の冒頭の話からすると、このままジェイミーは阻止できないどころか、チャールズの反乱に加わる事になってしまうんだろうなぁ。
サンジェルマンの復讐も始まり、クレアたちにとっては大きな敵ですね。クレアが自分で招いた事だけど。
それにしても妊婦のクレアやルイーズが、グビグビとお酒(ワイン?)を飲む姿にハラハラするわ~。