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ノーマル・ピープル~ふつうの人々~ 1~3【あらすじ感想】

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Normal People
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Episodes1~3

【ざっくりあらすじ】
アイルランド西部の小さな田舎町。閉塞感にさいなまれる高校時代から始まるコネルとマリアンの交差する恋愛を描く物語。

 

 

 

 

 

高校時代

マリアンとコネルは高校のクラスメイトでありながらも、挨拶さえしない間柄だった。文武両道で友人たちに囲まれているコネルとは対照的に、優秀ながらも辛辣なマリアンは孤立し、コネルの友人たちのいじめの標的にされていた。

 

 

そんなふたりが親しくなったきっかけは、コネルの母ロレインが町の中でもひときわ大きな家のマリアン宅で働いていることからだった。学校と離れ、友人たちの視線のない場所でなら自然にふるまえるコネルとのさりげない会話は、孤独だったマリアンの日常を変えてゆく。

 

 

ふたりは互いを意識するようになり、率直なマリアンは“好き”になった想いをコネルに伝えた。学校での立場を守りたいコネルの希望にマリアンも同意し、ふたりは秘密の交際を始める。学校では互いを無視し、コネルはマリアンをいじめる友人たちを止めることもしない。その一方で、急速にふたりの関係は深くなった。

 

 

マリアンが勧めるダブリンのトリニティカレッジへの進学をコネルが決意する中、ふたりの関係が変わる出来事が起きる。募金集めのパーティでひどく傷つけられたマリアンをかばったコネルは、訝しむ友人たちを納得させるため、自分に好意を寄せているレイチェルを卒業パーティーに誘ったのだ。

 

 

マリアンは学校に行くことをやめ、幸せとはいえない家で暮らすマリアンの事情を知っているコネルの母ロレインは息子の残酷な仕打ちに落胆する。罪悪感をごまかしながら、レイチェルと卒業パーティーに参加したコネルは、マリアンを深く愛していたことに気づく。大切な存在だったマリアンを失くしたと悟ったコネルは、孤独に涙した。

 

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おちゃのま感想

4.5

 

アイルランドの作家サリー・ルーニーの同名小説が原作。

 

ほかのドラマ目的で入ったプライムチャンネルのSTARZPLAYで、お試しな気持ちで1話を見てみたら、この静かな恋愛物語にすっかりハマってしまいました。マリアンとコネルの高校時代編が終わったところで記事にしよう!と思い立ったので、かなり詳細をはぶいたあらすじになりますが、ご了承ください。(*- -)(*_ _)

 

前半部分は原作者のサリー・ルーニーが脚本に参加していることも関係しているのか、主人公コネルとマリアンの声に出さない心の機微の表現が素晴らしく、小説を読むように行間を読ませる演出に魅せられました。

 

まず惹かれたのは、マリアンの透明感。この高校時代はマリアンの飾らない美しさが際立ち、ふとひした表情やしぐさから彼女の孤独が伝わり、この女優さん(Daisy Edgar-Jones)スゴイ!と感嘆させられました。

 

マリアンに惹かれたこともあり、コネルの残酷さを恨めしく思ったりもしたのですが、一歩引いてコネルについて考えてみると、マリアン以上に繊細な人ではないかと感じます。安全な居場所である友人の輪から外れる恐怖は、容易に想像できるものですから。

 

家庭でも孤独だったマリアンがコネルの隣に居場所を見つけたように、コネルもまたマリアンの隣が自分らしくいられる場所だったんですよね。

 

さて、高校時代が終わり、大学へ…。苦い別れになってしまったふたりは、どんな大学生活を送るのでしょうか。
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