Episode2 402 Payment Required
【ざっくりあらすじ】
エリオットを救ったプライスは、世界を支配するまでになったホワイトローズの過去を教えた。
ホワイトローズの過去
80年代、若き中国安全部長のチャン(ホワイトローズ)は投資グループ『デウス』を作り、世界支配に動き出した。“利益のため操作できる世界”を目指すデウスは世界中の富豪や権力者を取り込み、密約、裏取引、賄賂で石油を掌握し、軍事産業に参入した。
拡大し続けるデウスが次に目指したのは、インターネットでの民衆の支配だった。インターネットの普及とともに、デウスは最大のフロント企業であるEコープの新商品に民衆を支配する新たな手段を仕込んだ。そして、支配権の掌握を目論むチャンは、ワシントン・タウンシップ発電所の地下に数十億ドルのマシンを建造した。デウスの唯一無二の計画『コンゴ併合』は、チャンの悲願だった。
新たな協力者
キプロス国立銀行にあるデウスの金を奪えばホワイトローズを倒せると考えるエリオットに、プライスは銀行の口座を知るのはEコープの消えた法務顧問のスーザン・ジェイコブスだけだと教える。“f・ソサエティ”を率いたダーリーンがスーザンを殺したことを知らないエリオット(とミスターロボット)は、プライスに手を組もうと持ち掛ける。娘をホワイトローズに殺された心の奥底にある苦しみに訴えられたプライスは覚悟を決め、エリオットの協力者になった。
輸送が始まれば、ホワイトローズに殺されると悟っているエリオットは「8日以内にデウスのメンバー全員を集めろ」とプライスに指示する。クリスマスシーズンにメンバーを集める口実を考えたプライスは辞任を決意する。「年内限りでEコープのCEOを辞任する」と告げられたホワイトローズは認めないが、「何もかも奪われた」と反発するプライスを引き留めることはできない。
母の死
エリオットとダーリーンの母親が亡くなった。淡々と母の部屋を片づけるふたりは、昔エリオットが使っていたウォークマンと貸金庫の契約書を見つける。切羽詰まった様子で貸金庫を確かめたいと訴えるダーリーンにエリオットは付き合うが、支払期限が過ぎた母の貸金庫はすでに処分されていた。
苛立ちを抑えきれないダーリーンに、エリオットはウォークマンにセットされていたカセットテープを見せる。それは子供時代のエリオットたちが“アンジェラのママ”に贈った『母の日』のメッセージを吹き込んだものだった。
エリオットの知らない“エリオット”
エリオットがスーザン・ジェイコブスをハッキングしていると知ったダーリーンは、ジェイコブスの家をf・ソサエティの基地にしていたと打ち明ける。ダーリーンがジェイコブスを殺したと察したエリオットは憤るが、「私のしたことを知っても平気か知りたかった」と怯えるダーリーンを責めることはできない。
ホワイトローズを倒すエリオットの計画を知ったダーリーンは「嫌でも手伝うから」と宣言する。様子がおかしいのは“ベラ関係”だと思ってたと言われたエリオットは、把握してない時間の空白に気づく。のっとりを疑われたミスターロボットは「ダーリーンと話したのは俺じゃない」と訴えた。
ドムの仕事
FBIに出勤したドムは、失踪した(と思われている)サンティアゴを調査するホートン捜査官の聴取を受ける。監視カメラの映像を消した直後に失踪したサンティアゴをホートンは怪しんでいる。動揺しながらもドムは「サンティアゴはドラッグ・カルテルと繋がっていた」と嘘の報告をした。
聴取を終えたドムは「問題なくホートン捜査官は信じた」と、ジャニスに知らせる。信じた証拠を求められたドムは「私の感触で99.9%確実」と答えるが、ジャニスは満足しなかった。100%を求めるジャニスはホートンを自殺に見せかけ始末した。
おちゃのま感想
意味深な内容で次へ続きました。ラストに登場した子供はエリオットの3番目の人格なんでしょうか。よくわからないので、この謎は持ち越しですね。
エリオットとダーリーンの母親がこの時点で亡くなったことに意味があるのかな。刑務所に入っていた頃、エリオットはママの家にいる幻覚を見てましたよね~。
エリオットに協力すると決めたプライスは、死を覚悟してるんですよね。抜かりないホワイトローズなので、プライスとエリオットとの繋がりに気づくような気もします。ふたりは、ホワイトローズが殺したアンジェラで繋がってますものね~。
ダーリーンが計画に加わったことで、心強い味方を得たと同時に心配ごとも増えたエリオットです。ところで、エリオットやダーリーンはもうFBIの監視対象じゃないのかな。ドムもそれどころではない状態なので、そちらの状況はよくわかりません。