Episode1 EPS1.0_HELLOFRIEND.MOV
【ざっくりあらすじ】
舞台はNY。孤独な青年エリオットは、昼間はセキュリティーエンジニアとして働き、夜はハッキングで収集したネタで犯罪者を告発していた。
ある夜、エリオットが勤める会社がサイバー攻撃を受け、同じ会社で働く幼馴染のアンジェラに助けを求められた。このサイバー攻撃を回避できなければ、巨大企業の『Eコープ』との取引もなくなり会社は倒産してしまう。すでに『Eコープ』へのサイバー攻撃の記事も出始め、社長のギデオンも駆けつけた。
サイバー攻撃
エリオットはギデオンとふたりでサーバーのあるダレスへ飛び、ウイルス駆除を行い何とか危機を脱出した。
犯人の痕跡を確かめたエリオットは、「f・ソサエティ」というサインを見つけた。そこにはエリオットに宛てた「このまま放置しろ」というメッセージが隠されていた。そのまま消去することもできたが、エリオットは自分だけがアクセスできるように設定しファイルを消去しなかった。
ミスターロボットのルール
ファイルを消去しなかったエリオットに、謎の男性が接触した。『ミスターロボット』というネーム入りジャケットを着たその男性は、エリオットが以前地下鉄で見たことのあるホームレスの男だった。
今回のサイバー攻撃はミスターロボットの入会審査のようなもので、エリオットは彼のテストに合格したと知らされた。
コニーアイランドにあるミスターロボットの隠れ家のゲームセンターには仲間たちが集っていた。ミスターロボットのルールは「メンバー間の連絡は取らず、活動はこの場所でのみ」。
ミスターロボットのプロジェクトは、世界最大の複合企業『Eコープ』の消費者信用データセンターを攻撃し、すべてのローンをリセットするというものだった。
エリオットの決断
翌日
エリオットは、ギデオン、アンジェラとともにEコープへの報告会議に出席した。席には、ミスターロボットが言っていたようにFBIも参加している。
エリオットは、ミスターロボットを摘発する資料と、ミスターロボットの指示通りコルビー(EコープのCEO)をはめる資料、2種類を用意していた。
報告をしているアンジェラの発言を遮り、アンジェラを会議から追い出したワンマンなコルビーを見たエリオットは、ミスターロボットの指示した方の資料をFBIへ渡し、IPアドレスを解読できれば犯人もわかるはずだと説明した。
その後
19日が経過したころ、会社のモニターに「コルビーがハッカー集団を雇ったか?」とニュースが流れ始めた。FBIの捜査でハッキングに使用された端末がコルビーのものだと判明し、コルビーはFBIへ連行された。
「ついに始まった」と興奮していたエリオットは、街角で黒服の男たちに囲まれた。黒服たちは丁寧な口調ながら有無を言わせない態度で、エリオットを車に乗せた。エリオットが連れて行かれた先には、『Eコープ』のタイレル・ウェリックがいた。
エリオット
エリオットは孤独や怒りを抱え、妄想癖があり、精神科医クリスタのカウンセリングを受けている。
男運のないクリスタを心配したエリオットは、クリスタが付き合っているハンセンを調べた。ハンセンの名前はネット上に痕跡が見つからず、エリオットは偽名を疑った。さらに調べると、ハンセンは妻帯者で、偽名を使い7人もの女性と浮気をし、売春サイトを利用し、偽のSNSサイトまで作っている男だとわかった。
ハンセンと直接会ったエリオットは、妻にバラされたくなければ真実を告げクリスタと別れ、犬を譲れと迫った。ハンセンを尾行したエリオットは、ハンセンが自分の犬に虐待をしているところを目撃していたのだ。ハンセンはこの条件をのみ、犬をその場でエリオットに渡した。
真実を告白されたクリスタは悲しみに沈んだ姿で、エリオットのカウンセリングに現れた。
おちゃのま感想
最初はエリオットの乏しい表情にとまどったのですが、話が進むうちにエリオットの内面の複雑さをうまく表している演技だなーと思うようになりました。
社会不安障害で、何やら問題を多く抱えてる若者なのです。両親はおらず、子供の頃母親に虐待されていたと思われ、犬を虐待していたクリスタの嘘つき彼氏から犬を譲ってもらいます。(奪ったようなものだけど)
エリオットは社会からはみ出してるふうですが、自分の才能を生かし会社で働き、カウンセリングも受けてる真面目な青年(のようです)。そして、そのハッキング技術を使い個人で正義を行ってます。
そのエリオットに近づいた、謎の男ミスターロボット。
演じているのはクリスチャン・スレイターさんなのですが、天才ハッカーというより詐欺師っぽい雰囲気だなーと思う人物。Eコープのウェリックも怪しい雰囲気をまき散らしていました。