Episode3 403 Forbidden
【ざっくりあらすじ】
クリスマスイヴ。エリオットは、アメリカにひとりしかないキプロス国立銀行のデウス担当者オリビア・コルテスの部屋へ侵入する。キプロス国立銀行はハッキングできず、オリビアが所持する業務用PCに直接ログインする必要がある。
エリオットのクリスマス
予定表によると、元夫に子供を預けたオリビアはデート中のはずだ。オリビアの部屋へ侵入したエリオットは鍵のかかった引き出しの中にPCを見つけるが、キプロス国立銀行へのログインにはワンタイムパスワードが必要だった。身に着けることが義務付けられているトークンはオリビアの手元にあると確信するエリオットは、オリビアがいる店へ向かう。
デート相手にすっぽかされた様子で、帰り支度をしているオリビアを見つけたエリオットは、オリビアのバスルームにあった鎮痛剤で脅迫しトークンを手に入れようと考える。薬物検査で陽性になればオリビアが共同親権を失うことは、事前の調査でわかっている。エリオットの作戦に反対のミスターロボットは、オリビアに声をかけたエリオットに代わり「お節介だろうが、イブに女性を独りにする男はクソだ」と言い、一杯ごちそうすると誘った。
席に座ったオリビアの相手はエリオットに代わる。トークンを盗めないまま時間が過ぎる中、オリビアのデート相手が現れた。デート相手を無視し、店を出たオリビアを追いかけたエリオットはキスをし、ふたりはそのままオリビアの部屋で愛し合った。
バスルームに隠れ、入手したトークンのパスワードをダーリーンに送信したエリオットは、ノックの音に驚き、籠をひっくり返す。エリオットが拾った鎮痛剤のボトルを取り上げたオリビアは、依存症になった原因は母が殺されたことだと打ち明けた。オリビアの鎮痛剤のボトルに入っているものは、戒めのためのカミソリだった。
ホワイトローズ
プライスの辞任を却下すると決めたものの思い直したホワイトローズは後任のCEOにウェリックを考え、クリスマスの明日、会議を開くことにする。
ホワイトローズが輸送の実施日に着る予定の母のドレスは、愛する男性に初めて本当の自分を見せたときに着たものだ。自分を偽ることなく生きられるアメリカでの暮らしを夢見ていた恋人は、IBMとの契約をまとめたホワイトローズが駐米大使になると信じていた。しかし、国がホワイトローズに与えた褒美は国家安全部長の椅子だった。絶望した恋人は、父が強引に決めた結婚式の当日、ホワイトローズの目の前で自殺したのだ。
尾行
自宅へ戻る途中、エリオットは尾行の白いバンに気づく。開いている部屋のドアを見たミスターロボットは「部屋には入れない」と警告するが、侵入していたのはタイレルだった。興奮した様子でEコープのCEOになると報告するタイレルの口をふさいだエリオットは、『連中が聞いている』と書いたメモを見せた。
ベラの思惑
王国を築く野望のあるベラは、パートナーとしてエリオットを引き入れたい。ベラの指示でエリオットを尾行している手下は、ベラの思惑を理解できない。尾行は時間の無駄だと言う手下を射殺したベラは、手下が撮影した写真の女性から話を聞くことにする。女性はエリオットの元セラピストのクリスタだった。偶然クリスタとすれ違ったエリオットは感謝の気持ちを伝えようとしたが、エリオットを嫌悪するクリスタは拒絶した。
おちゃのま感想
引き続きホワイトローズの過去が描かれてますが、若い頃のホワイトローズと恋人の判別が難しかったです。腕時計がポイントだったんですね~。
すっかり脇役のポジションになってしまった感があったタイレルもストーリーにからんできそうですね。さらにベガも。どうやらベガはエリオット側にいるようなので、重要な役割を果たすための復帰だと期待しております。面倒な人だけど…(´・ω・`)
今回は少しばかりエリオットに安らぎを与えたエピソードでした。しかし、エリオットが接触したオリビアは無事で済むでしょうか。重要な仕事を任されるのだから、監視されてるような気がします。