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モダン・ラブ1~今日もNYの街角で~ 第6話「パパみたいな人とデート?」【あらすじ感想】

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Modern Love

NYタイムズの人気コラム『Modern Love』に掲載されたエッセーに基づく様々な“愛”の物語。

 

 

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Episode6 So He Looked Like Dad. It Was Just Dinner, Right?

【ざっくりあらすじ】
親友タミーのパパが娘の21歳の誕生日に贈った揺るがない愛の言葉は、11歳のとき父を亡くしたマディに憧れを抱かせた。会社のシニアエンジニアのピーターはCMに出てくるパパ役の俳優のようで、マディが考える“パパ”そのものだった。

 

 

完璧なパパ

30も年が離れたピーターへの興味が膨らむマディは彼のオフィスの周りをうろつき、いつしかピーターと顔見知りになった。コーヒースタンドで会ったピーターに「マデリン」と呼ばれたマディはときめいた。マディではなく“マデリン”と呼ぶのは亡くなった本当のパパだけだ。完璧な“パパ”に思えるピーターに自宅での夕食に誘われたマディは、迷うことなくOKした。

 

 

タミーによると、ピーターの誘いは“デート”だ。ピーターのことを“パパ”として見ているマディは「デートじゃない」と反論したが、夕食後ピーターはマディを寝室へ誘った。デザートを食べて帰ろうと決めていたマディだが、ピーターがマディのためにかけたシューマンが病む前に妻に書いた曲に惹かれてしまう。ピーターのグレーの布団に包まれたマディは天国にいるような幸せな気持ちになった。マディは「パパのフリをしてみて」と突然言い出し、マディの父親が11才の時亡くなったと知ったピーターは気を遣う。親友のパパが娘に贈った言葉に圧倒されたという説明に「分かるよ」と言ってくれたピーターに、マディは満足した。

 

 

 

互いの気持ち

自宅ディナーの後、マディはピーターと距離を置いた。しかし、衝突事故に巻き込まれたマディが「そばにいてほしい」と思った人は、ピーターだった。慌てた様子で駆けつけ、マディを心配するピーターを、警官はパパだと思い込む。ピーターの付き添いで、“念のため”の検査を受けるマディは幸せな時間を過ごした。

 

 

それ以来、ピーターは何かとマディの世話を焼くようになり、ふたりは週末も会うようになる。しかし、マディの『パパとのデート』は、ピーターの本当の娘と孫と鉢合わせした日に突然終わってしまった。

 

 

娘や孫と会ったピーターは「嫌がるかと思った」と気にするが、マディは“おじいちゃん”のピーターに大満足。「いい感じだった」と喜ぶマディに、ピーターはコートをプレゼントした。高級なプレゼントに戸惑いながらも受け取ったマディに、ピーターはキスをした。

 

 

“パパ”と思っているピーターの男性としての行為はマディを怒らせた。思わぬマディの反応に驚くピーターは「言い寄っといて」と言い返す。マディは買ってもらったばかりのコートを突き返し、二度と着たくないと拒絶した。冷静さを取り戻したピーターはマディに自分のコートを着せ、心にもないことを言ったと謝った。ピーターはパパではなくひとりの男性だとやっと気づいたマディは、自分を気にかけ、無条件の愛を注いでくれる存在がいないことを思い出した。

 

 

 

さよならパパ

マディの“パパごっこ”の終わりを聞いたタミーは「本気でプラトニックでいられると思ったの?」と呆れる。マディはピーターとの恋愛を想像してみるが、やはりピーターに対する思いは恋愛ではない。マディはきっぱりピーターと別れた。

 

 

暫くして、社内でピーターに声をかけられたマディはクビにされると思い込む。「あなたを困らせたんだから当然よね」と開き直るマディのお喋りを止めたピーターは、長期休暇をとったと報告した。「おかげで目が覚めた」と言うピーターは泣いていた。ピーターは“無条件の愛の言葉”をマディに贈り、その言葉はマディを一瞬で大人に変えた。こだわりから解放された気持ちになったマディは、去ってゆくピーターの背中を呼び止めた。

 

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おちゃのま感想

3.0

こ、これは・・・。
マディ側から見るか、ピーター側から見るかで大きく違う物語でした。

 

語り手はマディなので、明るく、楽しい雰囲気でまとめられています。これ、ピーターが語り手だったら、ずいぶんトーンの違うお話になってたんだろうな~と思います。長期休暇をとることにしたピーターは、マディの件でかなりショックを受けてましたよね。それを下心と言われてしまうと仕方ないんでしょうが、ピーターは本気で30も年下のマディに恋してたんだと思います。

 

一方、マディのほうはピーターとの“親子ごっこ”で、心の隙間を埋められたんですよね~。その点は、父性のあるピーターなので「よかった」と感じると思うんですが、やはりそこはかとなくピーターがお気の毒です。

 

この物語の基となったエッセイは作家のAbby Sherさんによるもので、実際の物語はピーター宅での夕食デートまでで、後の部分はドラマオリジナルとのこと。それを知って、なんだか安心しています。

 

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