『モダン・ラブ』あらすじ感想はこちら

モダン・ラブ1~今日もNYの街角で~ 第3話「ありのままの私を受け入れて」【あらすじ感想】

この記事は約4分で読めます。

 

Modern Love

 

 

NYタイムズの人気コラム『Modern Love』に掲載されたエッセーに基づく様々な“愛”の物語。

 

 

スポンサーリンク

Episode3
 Take Me as I Am, Whoever I Am

【ざっくりあらすじ】
仕事も恋愛も長続きせず、心を開ける友人もいない。そんなレキシーには個人的な大きな秘密がある。やっかいなその秘密をどうやって人に伝えればいいのか、レキシーにはわからなかった。

 

 

 

例えば、恋愛

数年前、ご機嫌な気分で目覚めたレキシーは無性に桃が食べたくなり、早朝のスーパーでジェフと知り合った。朝のスーパーで買い物してる男は健全に決まってるというレキシーの持論通り、ジェフは理想的な人だった。積極的で明るいレキシーとジェフは意気投合し、ふたりはデートの約束をした。

 

 

さて、デートの日。ベッドから出られないレキシーは、重い体と心を励ましジェフとのデートに臨む。しかし、ジェフの前に座るレキシーはスーパーで出会った女性とは別人のように沈んでいる。実は・・・と言いかけた言葉を飲み込んだレキシーは風邪をひいているとウソをつき、デートのやり直しを提案した。

 

 

2度目のデート。自宅にジェフを招待したレキシーは部屋を掃除し、手料理も完璧。ロマンチックな演出もして、準備万端。いそいそと化粧直しを始めたレキシーに魔の時間が訪れた。レキシーは躁うつ病だった。突然うつの波に襲われたレキシーは、居留守を使ってしまう。問題は病気ではなく、自分の一面しか見せることのできないせいだとわかっていても、レキシーは自分をさらけだすことができないのだ。

 

 

 

生きる術

レキシーが双極性障害を発症したのは15歳のときだった。躁と鬱のやり過ごし方を学んだレキシーは、うつのときはベッドで過ごし、躁のときに猛勉強した。学生時代を優秀な成績で乗り切ったレキシーは出席率が悪くても問題にされず、弁護士にもなれた。しかし、その方法は、社会では通用しない。法律事務所に就職したレキシーは評価されながらも、欠勤の多さは問題だった。

 

 

周囲に自分の優秀さを印象付けてきたレキシーは病気を打ち明ける家族も、友人もいない。様々な治療を受けても効果はなかった。

 

 

 

きっかけの出会い

新たな職場でも、レキシーの欠勤は問題視される。レキシーの仕事を評価しているシルヴィアは、どんなに優秀でも欠勤が多いと擁護できないと心配してくれる。しかし、本当のことが言えないレキシーは、過敏性腸症候群だとウソをついた。

 

 

鬱の日はベッドで過ごし、その分は躁の日に取り返すという学生時代のテは通用しない。結局、レキシーは今回の職場も解雇されてしまった。荷物を抱えて職場を去るレキシーに声をかけたシルヴィアは、お茶に誘った。

 

 

今、ちょうどうつの時間を過ごしているレキシーは、親身になってくれるシルヴィアに、「躁うつ病なの」と打ち明けた。それはレキシーにとって、初めて誰かに病気を打ち明けた瞬間だった。

 

 

真面目に受け止めたシルヴィアはその日の予定をキャンセルし、レキシーに向き合った。会社の外でも会えるなら知っててほしいからと説明したレキシーに、シルヴィアは「よく話してくれたわ」と真摯に応じた。今の気持ちはどうなの?と心配するシルヴィアに、レキシーは「胸を押しつぶしていたゾウの足が消えた」と教えた。

 

 

シルヴィアという信頼できる友人を得たことで、レキシーの人生は一変した。シルヴィアに勇気をもらったレキシーは連絡を絶った友人や同僚に電話をかけた。寛容に受け入れてくれた人々のおかげで、レキシーは関わる人すべてに自分をさらけ出すと決めた。

 

 

素敵なジェフは取り戻せないが、レキシーは新たな出会いを求め、サイトに自己紹介文を載せた。自分という複雑な人間を説明するため、レキシーが選んだエピソードは躁うつ病のせいで叶わなかったジェフとの短い恋の物語だった。

 

スポンサーリンク

 

おちゃのま感想

4.5

病気の問題を抱えていたレキシーが、そのことを告白できる友人を見つけたことで、前向きに生きられるようになる友情物語。印象に残るのはジェフとの恋愛なんだけど、友情がメインテーマ・・・だと思います。短いシーンではありましたが、病気を打ち明けられたときのシルヴィアの真摯な態度に感動しました。レキシーがこの出会いを逃さなくてよかった。

 

レキシーを演じたアン・ハサウェイの躁と鬱の演技や演出が凝ってて、ロマコメのような作品ですが、描きたかったのはこの病のやっかいさですよね。エッセイの作者テリー・チーニーさん(Terri Cheney)は、有名な女優さんに演じてもらうことで、この病の理解を広めたい気持ちがあったとのこと。そんなテリーさんの思いを汲んでのアン・ハサウェイの演技はエネルギッシュで、レキシーの苦悩と魅力が伝わってきました。

 

個人的には、困難な状況でも明るい兆しはきっとあるというメッセージを感じた作品でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました