Episode15 Skin Deep
【ざっくりあらすじ】
一夜にして老人になったサマーの遺体をルームメイトが発見した。ルームメイトは見知らぬ老女だと言っていたが、老女の指紋はサマーのものと一致した。前日、サマーは街で声をかけられたカメラマンのモデルになっていた。
美こそ善という幻想が
これほど蔓延するとは
エジプト人グリムの日記
サマーは急激に進行した早老症だと判断されたが、ニックたちはヴェッセンの仕業を疑いスパイスショップで該当するヴェッセンを調べた。
エジプト人グリムの日記に「被害者が一様に老人になった”ムササット・アル・シャバブ”」の記述が見つかった。
ムササット・アル・シャバブは下顎を被害者の顔に刺し、被害者から何かを吸い取り”ヤンブワ”と呼ばれる物を吐き出す種族だった。ヤンブワは肌に塗ると若返るが、依存性が高くやがて怪物化するという。日記を書いたグリムはムササット・アル・シャバブを殺してしまったことでヤンブワの買い手を追えなくなったことを後悔していた。
急激な老化現象は珍しくなく、論文によると過去3年の間にポートランド周辺で6件の症例が報告されていた。論文では疾病の群発だろうとされていたが、ニックとハンクはポートランドに住むムササット・アル・シャバブの犯行だと確信した。
若返りの代償
サマーと同じように突然老人になった19歳のブライアンの遺体が見つかった。ブライアンの車にカメラマンのマルコム・コールフィールドの名刺を発見したニックは、サマーもカメラマンのモデルになっていたことを思い出した。
事情を聴かれたマルコムは、サマーとブライアンの美に才能を感じたので撮影しただけだと説明した。ニックとハンクは共犯者を特定するためマルコムを泳がせ、美容医のフォーブスがヤンブワの買い手だと突き止めた。
フォーブスは「若返り」をうたったCMを流しており、ロザリーが患者としてフォーブスのクリニックに潜入しサンプルを入手することになった。
ロザリーの診察を始めたフォーブスは、いきなりクリームを取り出した。恐ろしい副作用のあるヤンブワを顔に塗るわけにはいかず、ロザリーは「今の自分で満足してる」と断った。クリームを手に取っていたフォーブスは、それを自分の顔に塗り、ロザリーに何歳に見えるか確認した。
新しいヤンブワを届けにマルコムがクリニックに現れ、外で待機していたニックたちもクリニックへ入った。ロザリーが「ムササット・アル・シャバブよ」と叫ぶと、マルコムはヴォーガした。ニックたちがマルコムと戦っている間、フォーブスは床に散らばったヤンブスを顔に塗り続け、突然マルコムの首にナイフを突き刺した。
ヤンブワのせいで怪物化したフォーブスは自分の若さにこだわり続け、ついに倒れてしまった。
レナードの出馬
イヴはニックを呼び出し、レナードは鉤爪に操られていると教えた。レナードがディクソン暗殺に関与していたとは思えなかったが、ディクソン暗殺の件でレナードは英雄扱いされていた。
レイチェルから市長への立候補をせかされたレナードは、ニックとハンクに意見を求めた。イヴが話していたとおりの展開になり、ニックとハンクは顔を見合わせた。対立候補のギャラガーを市長にすることはできないと説明するレナードに、ニックは自分の意思で出馬するなら支えると慎重に返事した。
レナードは市長選への出馬を発表し、イヴはアダリンドが”からまる双子の呪い”で使った魔女の帽子でレナードに変身した。
おちゃのま感想 ★★★
今回のヴェッセンは”スカラベ型”らしいのですが
いわゆる…ふんころがし…
わたしのお財布にも「再生復活のお守り」として頂いた小さなスカラベさんが入ってて、「え~~っ」…ですよ(;´Д`)
今回のふんころがし…ではなくムササット・アル・シャバブを演じていたのは、最近『ブラインドスポットS2』で登場したオリヴァー役のジョナサン・パトリック・ムーアさんでした。
今更なんですけど、ヴェッセンを演じてる役者さんにとって俳優人生の中でこんな役を演じることって、これ1度きりのことかもしれないですよね~。そう思ってみると、見た目がキモくてもみなさんいかに魅せるかを研究し、嬉々として演じてるように感じます。今回のヴェッセンもキモかった..けど、楽しそうでした╭( ・ㅂ・)و̑
レナードに変身したイヴは、副作用は大丈夫なんでしょうかね~。