Episode9 Bogey
ミカエラに“黒雲”の呼びかけがあり、ベンには“浸水と黒雲”の呼びかけがある。828便の調査に使っているガレージが水浸しになる呼びかけにベンが困惑する中、イーガンがやってくる。“黒雲、大雨、ライオン”の呼びかけがあったイーガンは動揺していた。
血の涙
グレースはベンを誘拐したイーガンと手を組むことに反対するが、呼びかけを解く才能があるイーガンはベンに必要だった。ベンがグレースを説得している間、ストーン家の一員として振る舞うアンジェリーナを騙したイーガンはベンの自宅を探る。ベンがイーガンを信用しないように、828便の資料で埋め尽くされたガレージを見たイーガンは乗客を調査するベンを嫌悪する。
一方、自宅にジャレッドとサラを招いたミカエラに新たな呼びかけがある。「鏡に写った自分の目から血が流れていた」というミカエラの呼びかけを聞いたイーガンは、壁に貼られたサンビの写真が濡れていると気づく。
血の涙の呼びかけを見ているミカエラは、エウレカにいるサンビに深刻な問題が起きていると感じる。刑事としてエウレカを訪ねると言うミカエラにサンビの件を任せたベンは、イーガンと共に呼びかけの調査を続け、ふたりは目から血を流すライオンの呼びかけを見る。
サンビの告白
「サンビが危ない」とエウレカを訪れたミカエラは、医務室へ案内される。そこにいるのは、血の涙を流しているサンビだった。流木の実験後、サンビは原因不明の血の涙を流し始めたのだ。
大学で呼びかけを調べていたオリーブによると、中国の神話では獅子像が流す血の涙は洪水の前兆で、「神がウソつきに罰を与えた」という寓話がある。エウレカのウソがサンビの命を脅かしているとベンに教えられたミカエラは「隠せば命が危ない」とサンビに知らせ、サンビはノアの箱舟のかけらを使った実験をしていると明かす。
エウレカの秘密を告白しても、サンビの血の涙は止まらない。容態が悪化し、死を受け入れたサンビはバンスたちを部屋から追い出し、ミカエラとふたりになる。少将を殺したと打ち明けたサンビの血の涙は消える。罪を告白したサンビは逮捕してと言うが、サンビの苦しみが理解できるミカエラは「回復したら話し合いましょう」と気遣った。
実験と答え
体調が回復したサンビを迎えたグプタは、実験の成功を知らせる。流木にダーク・ライトニングを使った実験は失敗続きで、バチカンから流木の返却を迫られる中、ダメ元で実験を許可したサンビだけが成功させたのだ。
一方、呼びかけが示したアル=ズラスの手記にある絵の意味をイーガンと解いたベンは、救命ボートにはすでに穴があいていると悟る。手記によると、乗客を救うためには犠牲が必要だった。
ジークの能力
ジャレッドとサラを夕食に招いたミカエラは、ジークにサラの気持ちを読んでほしいと頼む。ジャレッドの新しい恋を応援したいと思いつつも、ミカエラは少将の娘であるサラを信じることができないのだ。しかし、ジークが読んだサラの心にウソはなかった。
ジャレッドたちが帰り、サラをミカエラだと勘違いしているビバリーは「余命1日だから結婚できた。12年の付き合いには勝てない」と唐突に語る。それは、ジークが隠している本音だった。
オリーブの怒り
オリーブは、家族の一員として振る舞うアンジェリーナに困惑する。エデンやグレースと親しくするだけでなく、勝手にオリーブの洋服を着るアンジェリーナは髪の色までオリーブと同じにした。「あなたは私じゃない」と怒るオリーブは、ひどい言葉でアンジェリーナを傷つける。
「きっと褒めてるつもりなのよ」とグレースに諭されたオリーブは、仲直りするためアンジェリーナがいる大学へ向かう。アンジェリーナの留守電に謝罪のメッセージを吹き込んだオリーブは、昼間キスしたリーバイの研究室を訪れる。そこには、リーバイにキスしようとしているアンジェリーナがいた。
おちゃのま感想
サンビは少将殺害を告白しなければ、死んでたってことでしょうか。今回のことで、呼びかけはサンビを許した・・・のかな?呼びかけ、怖すぎます。
呼びかけの意図はさておき、違った視点から見ると、今回の呼びかけは追い詰められたサンビが引き起こしたようにも思えます。エウレカの黒雲はサンビの不安の表れで、サンビが不思議な力と繋がってるイメージ。
余命克服の道はますます困難になってきました。ベンの解釈では、犠牲になる者が必要ってことでしょうかね?このところ思い込みが激しいベンには、イーガンのような懐疑的な人が必要かも。
ところで、行動が怪しくなってきたアンジェリーナの件でうやむやになりそうですが、オリーブはイーガンとキスしちゃってましたよ〜。TJ・・・(涙)