Episode8 Destination Unknown
エウレカの検査を終え、追い払われるように出て行くベンを見送るサンビは「バチカンから“化石化した流木の一部”が届いた」と教える。重要な手がかりに思える流木の調査をサンビに任せたベンは、新たに見た呼びかけを調べるため自宅へ戻る。
ベンの呼びかけ
ベンへの新たな呼びかけは、828便の座席に添えられた乗客写真が燃えるというものだった。呼びかけの中で15名ほどの写真が燃えたが、ベンが記憶できたのは数名だけだ。そんなベンの記憶を補足したのは、別の呼びかけがあったミカエラだった。
呼びかけが示した乗客はレイチェル・ホールだと特定したベンとミカエラは、レイチェルが“救命ボート”を沈めようとしていると考える。レイチェルの自宅を訪れたふたりは、828便の失踪後、レイチェルの夫ジョナスとレイチェルの妹ハンナが再婚したと知る。
ジョナスたちはレイチェルに接近禁止命令をとっていたが、当のレイチェルはジョナスに未練はないと断言する。ジョナスに不審を抱いたミカエラは、828便に乗ることになったジャマイカ旅行前にレイチェルが遭ったという事故記録を取り寄せる。その事故でレイチェルにひどい怪我を負わせたのはジョナスだった。さらに、ジョナス宅の隣の家で働く女性の話から、レイチェルが妹を助けようとしていると判明する。
ジョナスのDVを確信したミカエラは、ハンナから虐待の事実を聞き出すことにする。一方、再び呼びかけを見たベンは外出したジョナスを尾行し、ジョナスを殺すつもりのレイチェルを止める。「彼のために道を誤るな」と説得するベンにレイチェルは銃を渡し、通報で駆けつけた警察はレイチェルと一緒にベンも逮捕した。
危険な行動に出たベンに憤るミカエラと、“救命ボート”を守る覚悟のベンは激しい口論になる。ベンは呼びかけにみんなの無事を託されたと感じているが、ミカエラは救命ボートを沈めるのはベンの可能性もあると指摘する。一方、ハンナの訴えでジョナスは逮捕された。檻越しに姉と会ったハンナは証言すると約束し、レイチェルは「あなたが安全なら構わない」と妹を気遣った。
流木の正体
各部署の責任者を集めたグプタは、バチカンから手に入れた流木がいかに貴重で重要かを説明し、流木の調査報告はサンビにするようにと指示する。
古株の研究員に反発されながらも調査を続けるサンビに、トロイは“ある仮説”を持つ友人パトリックを紹介する。パトリックは、流木が地表に現れた原因は828便の尾翼が現れたのと同じで、地震が続き少しずつ押し上げられたと考えていた。パトリックが“幽霊”と呼ぶ地震は、828便のデイリー機長が事故の原因と考えた“ダーク・ライトニング”に似ている。
パトリックに流木が発見された場所に休火山があると教えられたサンビは血相を変え、流木が見つかった詳しい場所をグプタから聞く。グプタが教えた場所は、ノアの箱舟が漂着したとされるアララト山を指していた。「全てのデータが流木はノアの箱舟だと示している」と語るグプタは、奇跡の仕組みを突き止めれば“その奇跡”を再現できると考えていた。
困惑するサンビは「当事者の乗客にはこのことを知る権利がある」と主張するが、口外を禁じたバンスは「嫌ならやめろ」と告げる。研究を続けたいサンビは「収穫なし」とウソのメッセージをベンに送った。
カルの初恋
ステラという女の子が気になるカルは、ジークの能力でステラの気持ちを探ろうと考える。カルの思惑に気づいたジークは「自分のために力を使うのは間違いの元だ」と諭すが、ジャレッドが少将の娘サラとデートしてると報告したミカエラの気持ちを読んでしまう。
一方、ステラの誕生日に贈る絵を描いていたカルは、スノーボールの火山が噴火する呼びかけを見る。誕生日プレゼントをカルに助言をしたのは、オリーブのワンピースを着たアンジェリーナだった。グレースに“家族”と言われたアンジェリーナは、合宿で留守にしているオリーブのクローゼットを勝手に使うようになっていた。
おちゃのま感想
なんと・・・ノアの箱舟ですって。(ー_ー;)
確かに“呼びかけ”の説明には神的な存在が必要だと思うけど・・・これまで示唆してきたエジプト神話じゃダメなんでしょうかね?かなり大きな大きな大風呂敷を広げてます。シーズン3は攻めの内容らしいので、回収不能に思えるような展開になりそうですね〜。
さて、今回のエピソードで気になったのは、アンジェリーナの変化でした。なんだか空恐ろしいものを感じてしまいました。グレースもオリーブも(エデンも?)アンジェリーナを家族と受け入れてますが、アンジェリーナのことは何も知らないですよね〜。ベン宅へ来てからピートの件でバタバタしてたし、呼びかけは正しいという考えのストーン家のみなさんは疑うことすらしないみたい。ここはジークの能力を使ってほしいものです。