Episode14 Upgrade
【ざっくりあらすじ】
ジークはミカエラの部屋に身を寄せた。もはや828便だけの問題ではなくなり、自宅へ戻ったベンはジーク帰還の意味を探り始める。ジークと乗客の共通点を調べているサンビのオフィスを訪ねたベンは、デスクの下に落ちている『戻りし者の教会』のパンフを見つけた。
サンビの行方
行方の分からないサンビは「夫を治して」と唐突に訪ねてきたアリス・チコーニの家に居た。サンビは臨床研究しかしてないと断ったが、追い詰められた様子のアリスは強引に夫ジェイコブの診察を頼んだのだ。
ジェイコブを診察したサンビは「ほかの医者と同じことしか言えない」と説明し、緩和ケアを勧める。しかし、“戻りし者”のサンビなら夫を治せると信じているアリスは銃でサンビを脅し、ジェイコブの説得にも耳をかさない。
奇跡の教会
『戻りし者の教会』の主催者は、戻ってからの生活に不満を漏らしていた乗客のエイドリアンだった。「これが私の呼びかけだ」と言い、らちが明かないエイドリアンとの会話を終わらせたベンは、『信者の願い』というボードにがんと闘う夫の回復を願うアリスのメッセージを見つける。
ベンは「信者がサンビを誘拐した」とミカエラに知らせ、ふたりはアリスの自宅へ向かう。窓越しにサンビの姿を確認したミカエラは緊急出動班を呼ぶが、到着まで10分かかる。応援を待てないベンは「エイドリアンに聞いてきた」と嘘をつき、アリスの部屋を訪ねる。“戻りし者”のベンを歓迎しつつも、アリスは「夫を治して」と銃で脅す。奇跡のまねごとを始めたベンの意図を理解したジェイコブはアリスの注意をそらし、部屋へ侵入したミカエラがアリスを逮捕した。
ベンはアリスに奇跡を信じ込ませたエイドリアンに抗議するが、「俺が信じなくても、信じる者たちがいれば十分だ」と言うエイドリアンは信者たちに奇跡の説教を続ける。その信者の中に少佐の手下ジャンセンがいた。
新たな呼びかけ
ミカエラとジークが下山途中見つけた壁画の写真を見たオリーブは興味を示す。山の壁画は数百年前に描かれたとされているが、作者は不明だ。オリーブが調べた結果、壁画はふたご座だとわかる。
牙をむいたオオカミの呼びかけを見たジークは意味を知るため、同じ呼びかけを見たカルを頼る。しかし、絵に描けばそれが現実になると思っているカルは話すことさえ拒む。グレースからカルが描いた呼びかけの絵を見せられたジークは、『絵は未来を予知しているもの』とカルを納得させた。「助けてくれるか?」と言うジークのためにカルが描いた絵は、オオカミとミカエラだった。
カルが絵を描いた頃、ミカエラは川に沈んだ現金輸送車の引き上げに立ち会っていた。強奪された現金輸送車は4日間も川の中で発見されなかった。悲惨な遺体を覚悟したミカエラが車のドアを開けたとたん、大量の水とともに運転席の男がミカエラに迫る。男は生きていた。
もつれた愛
ジャレッドの変化に気づいたローデスは、ジャレッドではなくミカエラに詰め寄った。「彼と何かあった?」と質問されたミカエラは、あれは過ちだったと謝罪する。ミカエラは「ジャレッドは1か月前まで結婚すると決めた恋人だった」と自分の立場を訴えてみるが、ショックを受けているローデスは納得せずミカエラを批判した。
ケンカ別れしたローデスと話し合うため自宅を訪ねたミカエラは、ジャレッドからローデスが出て行ったと教えられた。「早く真実を話していれば」と後悔する一方で、ジャレッドはミカエラと一緒になれる現実に目を向ける。しかし、ジャレッドを愛しながらも、ミカエラはジャレッドと同じ気持ちにはなれなかった。
おちゃのま感想
828便の乗客たちに繋がりがあるとしても、全員がベンやサンビのように謎を解き明かしたいと思ってるわけじゃないんですよね。しかし、世間の注目を集めるエイドリアンの行動はベンたちにとって迷惑なものです。パンフにベンたちの似顔絵使ってましたよね~。少佐にも目を付けられたけど、ヘイト集団の標的にもなりそうです。
自宅に戻ったベンは、本当の意味で家族を取り戻せたって感じです。オリーブとベンの5年半の溝が埋まっているのは嬉しいことだけど、忘れられた存在になりつつあるダニーが気になる。ところで、今回も忙しくしていたベンですが、働かなくて大丈夫なんでしょうかね~。グレースの仕事が順調ってことなのかな?世知辛い現実が頭をよぎってしまう…(´・ω・`)
今シーズンも残り2話。川から引き上げた現金輸送車の中にいた男も時間移動したのかな?ローデスが家を出て行ったし、ミカエラ周辺は慌ただしいです。