Episode18 The Protean (No. 36)
作戦本部に足を運んだレッドは「タウンゼントはリズを捕まえ、私の目の前で殺す気だ」と説明し、タウンゼントが雇った殺し屋“プロテアン”の情報を渡す。悪党だけでなく金次第で政府や企業の仕事も請け負うプロテアンは、仕事の度に最近亡くなった人の名前を使う正体不明の殺し屋だ。
迫る殺し屋
欧州を拠点にするプロテアンがすでに入国したと確信するレッドは「過去48時間の入国者リストが欲しい」と要求するが、ステパノフを奪ったレッドに対するクーパーの不信感は強い。クーパーの「ルールに従い、手順を踏む」という返事に落胆したレッドは、別の手を考える。
一方、エシーをはじめとする仲間を隠れ家に集めたリズは、タウンゼントの豹変について説明する。味方のはずのタウンゼントに命を狙われるという事態に困惑しつつも、リズたちはレッドの真実に近づいてると前向きに受け止める。
FBIから情報を得るため、携帯の電波が届く場所を探すリズは窓から外へ出る。電話に出たクーパーは、レッドがステパノフを奪ったと教え、タウンゼントに狙われているリズを心配する。クーパーは「レッドは君を助けようとしている」と諭してみるが、そう思えないリズは「独自に動く」と返事する。
その場で、ミセス・フレンチのもとで学校に通っているアグネスの保護を手配したリズが隠れ家に戻ると、エシーたち全員、射殺されていた。リズが電話している間に、隠れ家にプロテアンが現れたのだ。
リズの大切な人
仲間を失い、ひとりになったリズは見つけた空き家に身を隠す。アグネスの無事を確認したリズに、義理の姉ジェニファーから緊急を知らせる暗号化メッセージが届く。すぐにジェニファーに電話したリズは、タウンゼントの殺し屋が証人保護プログラムで守られているはずのジェニファーを見つけ出したと知る。危険が迫るジェニファーを保護するため、リズは落ち合う場所を指示するが、ジェニファーの前には銃を向けるプロテアンがいた。
指示された場所に止まるリズの車に乗り込んだジェニファーが「誰か知らない男の罠なの」と教える中、車の前に立ちふさがるプロテアンは容赦なく引き金を引き、ジェニファーが撃たれた。
プロテアンに車をぶつけ、その場から逃げたリズは「10分で病院につくから」と、動揺するジェニファーに声をかける。手を握り、励まし続けるリズの傍らで、死を恐れ怯えるジェニファーは、酷い状況に巻き込まれたのはリズの姉だからだと悟る。猫の世話を頼んだジェニファーは、リズが語る夢物語を聞きながら息を引き取った。
リズとチーム
リズが孤独な戦いをしている一方で、FBIチームはエシーたちの射殺現場に残された薬莢からプロテアンを追っていた。プロテアンがジェニファーを撃った薬莢が路地裏で発見され、その現場に落ちていた携帯からプロテアンが泊まるホテルが判明する。さらに、“独自の方法”で入国者リストを手に入れたレッドから、プロテアンは一昨日ロンドンで亡くなったリース・エンゲルを名乗っていると知らせが入る。
ホテルの部屋にプロテアンはいなかったが、フロントは“エンゲル”を名乗ったプロテアンの顔を覚えていた。ホテルのIT担当と話したアラムは、ホテルのWi-Fiを使ったプロテアンが陸運局のデーターベースで調べた車のナンバーを入手する。そんな中、レスラーの携帯に、ジェニファーの埋葬を頼むリズから電話がはいる。
「車のナンバーから住所も知られている」とレスラーに教えられたリズは、自分を追うプロテアンを逆に捕えた。銃でプロテアンを脅すリズはタウンゼントについての情報を吐かせようとするが、駆けつけたチームに囲まれてしまう。チームもリズも一歩も引かず緊張が走る中、抵抗するリズの銃に手を伸ばしたプロテアンはレスラーに射殺された。
リズの身柄を確保したと知らされたレッドは「私だけが彼女を救える」と訴えるが、クーパーは同意しない。逃亡犯のリズはチームに逮捕された。
おちゃのま感想
もう、ジェニファーが悲しすぎる(涙)
リズがジェニファーにまったく触れないことに違和感があり、不満をもらしたりもしたけど、久々の登場がこんな形になるなんて・・・。父親(本物レディントン)がカタリーナのハニートラップにハマってしまったばかりに、ジェニファーの人生はとんでもなく困難なものになってしまったんですよね。辛いことのほうが多かっただろうジェニファーにも、幸せな時間があったと信じたいです。
仲間とジェニファーを殺されたリズもショックだと思いますが、わたしも登場人物一掃のような内容に動揺してます。何か裏がありそうな雰囲気だったスキップなんて、ほぼ見せ場なく終わった印象です。
もはやレッドを憎んでる場合ではないと思うのだけど、こんな状況でも、リズは真実を追い求めるんでしょうね。