Episode3 Secrets and Lies
【ざっくりあらすじ】
正式にリジーの相棒としてNY市警に雇われたディランは、さっそく殺人事件の現場へ向かう。喉を一気に切り裂いた殺害方法とゴミのように遺体を遺棄した状況から、ディランは「極めて危険なソシオパス(社会病質者)の犯行」だと断言した。
被害者の恋人
被害者はケイレブ・トロイヤーという19才の学生だった。「ケイレブに家賃を借りる約束をしていた」という友人セスの話から、引き出しにあるはずの現金が消えていることがわかり、その引き出しには血痕がついていた。血痕はケイレブのDNAと一致し、殺風景なケイレブの部屋には口紅付きのビール瓶とマリファナがあった。ディランたちはセスが教えたケイレブの恋人“ニッキー”を捜した。
“ニッキー”は、6週間前からシェルターで暮らすニッキー・ジョーンズだとわかる。しかし、シェルターの職員の話では、ニッキーの相手はケイレブではなく“ジーン”という不良だった。職員が最後にニッキーを見たとき、ニッキーはバッグを盗んだカメラマンのことでジーンとケンカしていたという。そのカメラマンもケイレブと同じように喉を鋭利な刃物で切り裂かれ、殺されていた。
ニッキーの行方
カメラマンの部屋で見つかったニッキーのバッグの中にはシェルターのIDのほかに、同年代の車いすの少女との写真と「エル・マス・ロコ(イカれ人間)」という署名入りの殺害現場の絵が描かれたノートが入っていた。
ディランの「犯人は、捕まらない保証があれば自慢だってしている」という言葉から、リジーはネット上で“エル・マス・ロコ”を見つけ出した。“エル・マス・ロコ”は殺されたカメラマンの携帯を使い、撮影した遺体の絵をネットにあげていたのだ。
携帯の位置情報はジーンの実家を示し、家から出てきたニッキーとジーンをディランとリジーが確保した。麻薬所持で令状が出ていたジーンは「親の弁護士を呼ぶ」と悪態をつき、ニッキーは「何も思い出せない」とディランに助けを求めた。
過去の犯行
鑑識の結果、2つの殺害現場にジーンの痕跡は見つからず、情報はニッキーの供述のみだ。ニッキーを診察した医師の「突然ある時点より前の記憶を失う“全般性健忘”」という診断に納得していなかったディランは、証拠がないのはすべてニッキーのつくり話だからだと気が付いた。
ニッキーが犯人だと確信したディランは、ニッキーは過去にも何かやっているはずだと考えた。ニッキーの訛りから出身地をニューイングランドに絞り、シェルターの固定電話の通話先を調べると、ニッキーがニューポートの寄宿学校から失踪したアンバー・バーネットだと判明した。ディランの推理通り、アンバーは恋人ブレンダン失踪で疑われていた。その後見つかったブレンダンの遺体は今回と同じ方法で殺されていることがわかった。
ディランとリジーは寄宿学校でアンバー(ニッキー)のルームメイトだったエラに協力を求めた。エラはニッキーのバッグに入っていた写真の車いすの少女だ。ニッキーと面会したエラは、ディランの指示に従いブレンダンの遺体が見つかったとニッキーに教えた。捜査について語っていたエラは、話を中断し「トイレに行ってもいい?」と尋ねた。初対面のようにエラと接していたアンバーは、無意識に車いすを準備した。それはニッキーがアンバーだという証拠だった。
逮捕されたニッキーことアンバーは自慢げに事件について説明した。「私をコケにするヤツは許さない」と話すアンバーは、カメラマンはバッグを盗まれたからで、ケイレブは引き出しに400ドルあったから、と殺人の動機を自供した。
アンディの店
悪戦苦闘しつつ夢のバーを経営するディランの夫アンディに、突然大家が退去を通知した。アンディは売り上げの一部を納めると大家に提案してみるが、大家は「客足があるなら自分で店を出す」と言う。交渉に同席していたディランはアンディの人柄がお客を呼んでいると声を荒げてしまった。
ディランのスピーチが効いたのか大家はアンディの提案を受け入れ、はやくもタダ酒を飲んでいる。アンディはさらに働くことになるが、ディランは夢を追うアンディに乾杯した。
リジーの妹
リジーの家にコロラドに住んでいる妹のケイティがやってきた。アルコールの問題を抱えるケイティをかばうリジーに、ディランは「ケイティも君自身も変わるべきだ」と助言した。ディランに反発しつつも、母も依存症だったリジーは、心を鬼にして「あなたのことは甘やかさない」と、ケイティに告げた。
「あの子を失うかもしれない」と落ち込むリジーの前に現れたケイティは、断酒会へ行ってきたと報告した。ケイティは、仕事と恋人を同時に失ったと飲酒の原因を打ち明け、厳しく叱ってくれたリジーに感謝した。断酒会のコインを見せたケイティは、コロラドに戻っても続けると約束した。
おちゃのま感想 ★★★
リジーの妹ケイティ登場。
このままリジー宅に居候するのかな?と思っていたら、コロラドに帰っちゃうみたいですね。大丈夫なのかな~。
今回、ディランが正式に雇われたことで、NY市警のリジーの同僚たちがさっくりと顔見せしてました。リジー以外の刑事たちにも活躍してもらって、ドラマを盛り上げて欲しいものです。
まだ第3話目ですが、ディランの頭脳の回転の速さでストーリーが展開している・・・そんな流れで、細部は描きながら決めているのかなといった印象です。