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インスティンクト~異常犯罪捜査~1 第1話「ようこそ異常行動の世界へ」【あらすじ感想】

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Episode1 Pilot

【ざっくりあらすじ】
ペンシルベニア大で異常心理学を教えるディラン・ラインハート博士の著書『変人たち』をモチーフにしたと思われる殺人事件が起きた。連続殺人だと考えたNY市警の刑事エリザベス・ニーダム(リジー)は「あなたを狙っている人間がいる」と、ディランを訪ねた。

 

 

 

カードの意味

リジーが連続殺人だと考えた理由は、被害者ディノの足元に『ダイヤのジャックのカード』置かれていたためだ。ディノが殺される前日、殺人課に届いたディランの本には『クラブのキングのカード』が挟まれていた。

 

 

犯人が残したカードはメッセージかもしれないと納得したものの、ディランは「午後は編集者と会う約束がある」と捜査協力を断った。しかし、その編集者のジョアンに「読んでて寝そうになった」と新作の原稿をけなされたうえ、「今の人生じゃ本は書けない」と捜査協力を勧められてしまう。夫のアンディとの約束を破れないと言葉を濁したディランだが、被害者ディノの父と会っているリジーのもとへ向かった。

 

 

ディノの父の「息子は街中のクラブで王族のように歓待されていた」という言葉から、ディランは「カードが次の被害者を指すヒントだ」とひらめいた。殺人課に届いた本に挟まれていた“クラブのキング”がディノのことだとすると、次の被害者のヒントは“ダイヤのジャック”だ。ディランの推理通り、次の被害者ジョン・コンドンは“ダイヤのジャック”が示す人物だった。コンドンが出資金詐欺を働いた会社名は“アワーグラス”で、コンドンの愛称は“ジャック”だ。ディランは「ダイヤを二つ合わせるとアワーグラス(砂時計)になる」とリジーに説明した。

 

 

 

殺人の目的

ディランの推理を認めたリジーは上司で親友でもある警部補のジャスミン・グッデン(ジャス)に゙報告し、連続殺人の件でマイヤーズ市長に呼び出されたジャスはリジーとディランを同席させた。

 

 

リジーの市長への報告を聞いていたディランは、犯人の目的は『復讐』だと気が付いた。しかし、被害者のディノとコンドンに接点は見つからない。「目的は“相手の死”」と語ったディランに続き、リジーは「被害者が裁かれたのだとしたら、その理由はなにか、なにがきっかけで殺意が芽生えたのかを自問すべきだ」とディランの著書の一文を暗唱した。「本は読んでない」とそっけなかったリジーは、実はディランの書いた『変人たち』を3度も読むほどのファンだったのだ。

 

 

 

結末

明らかに詐欺師だったコンドンが無罪になった理由は、担当したブルックス判事が法を複雑に解釈したためだとわかる。被害者の共通点が“罪人”だと気づいたディランはCIA時代の友人ジュリアンに頼み、被害者たちの裁判記録を入手した。どうやって入手したのかと質問したリジーに、ディランは14年前にCIAを引退した事を明かした。

 

 

裁判記録のおかげで被害者の共通点がブルックス判事だと判明した。被害者たちは法の解釈や抜け穴を利用し無罪になった犯罪者だったのだ。次の被害者のヒントは“ハートのクイン”だ。リジーはブルックスが過失致死罪で訴えられた有名な心臓外科医を担当したことを思い出した。医師はほかの被害者同様、不条理な判例のせいでブルックスが検察側の証言を棄却し、無罪になっていた。

 

 

犯人は医師を襲ったが、警察の到着が早く医師は生きていた。医師のもとに残されたカードは“ジョーカー(宮廷の道化師)”だ。「宮廷=法廷」だと察したリジーとディランは、ブルックス判事の自宅へ向かう。判事から書記官たちが残業していると聞いたふたりは、“宮廷の道化師”は“法廷の書記官”を示し、犯人の標的は規則重視の判事のために判例を調べている書記官たちだと確信した。

 

 

ブルックスのオフィスへ入ると、書記官のダンがもうひとりの書記官のエリオットに銃を向けている。ディランの『変人たち』をモチーフに無罪になった犯罪者を殺していたのは、ダンだった。ダンは判例を探したエリオットを最後に殺すつもりだった。ダンの気持ちを理解しつつ、ディランはダンに近づいた。「君は罪人とは違うはず」というディランの言葉にダンが動揺を見せると、エリオットが逃げようとした。引き金を引いたダンはディランが取り押さえ、エリオットをかばったリジーは撃たれてしまった。

 

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ディランとリジー

ディランは夫のアンディに捜査協力していると打ち明けることができず、リジーを友人と紹介した。しかし、リジーが銃弾を受けたことでディランは射撃場へ足を運んだ。

 

 

リジーは、殉職した婚約者で元相棒のチャーリーが残した犬のゲイリーの世話のため退院していた。捜査の途中でリジーの事情を知ったディランは、リジーへお見舞いのピザを届けた。チャーリーを亡くして以来誰も信用できなかったと打ち明けたリジーは「大学で教えるのに飽きたら私の相棒にならない?」と、ディランに相棒職をオファーした。

 

 

 

おちゃのま感想 ★★★★

複雑な長編推理小説で魅了された主人公のその後を描いた短編小説を読んでいるような、そんな心地よい軽さを感じるエピソードでした。それって、まさにディランのことですね。

 

『カードが次の被害者を指している』というつかみや、犯人を特定するまでのテンポよい流れなど、事件を追うふたりを飽きることなく楽しめました。これ、『暴走地区-ZOO-』と同じJ・パターソンが原作者なんですよね~。まったく味わいの違うドラマです。

 

ただ、個人的にリジーの設定が辛すぎでした。相棒かつ婚約者を亡くした女性刑事・・・。それだけで十分悲しい設定なのに、その婚約者が残した愛犬を安楽死させなきゃならないなんて(涙)

 

そこを除けば、好きなドラマのひとつとなりそう。“悪女”役が印象に残ってる女優さんが、リジーの上司&親友や市長を演じているのも個人的な見どころです。

 

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