Episode7 The Other Side
【ざっくりあらすじ】
メキシコ通商代表団のフローレス補佐官がルークの生存をオブフレッドに知らせてから3週間後、オブフレッドがフローレスに託したルークへの伝言はカナダのトロントに届けられた。
ルークの物語
ジューンとハンナを森へ逃がした後、ルークは追手の“守護者”に捕まった。ジューンが聞いた銃声はルークを撃ったもので違いなく、男たちはルークを生かしたまま救急車で連れ去った。
ルークを乗せた救急車は凍った道で事故を起こし、生き延びたのはストレッチャーに固定されていたルークだけだった。救急車の薬を盗んだルークは、死んだ守護者の防寒ジャケットを手に入れ逃亡した。
ルークは撃たれた傷の痛みと闘いながらひたすら道を歩いた。事故を起こした自分の車を見つけたルークは森へ逃げたジューンとハンナを捜した。片方だけ見つかったハンナの靴は、ふたりが追手に捕まったことをルークに教えた。
逃亡者たち
廃墟になった町に着いたルークは食料を求め入った家で、逃亡中の反体制派グループに襲われた。寒さから身を守るため死んだ“守護者”の上着を着てたルークは、自分も逃亡者だと説明した。ルークの腹にある銃創を確認したリーダーらしき女性は、ルークの話を信じ救助を決めた。
ルークを車に乗せた女性は傷の手当をし、抗生物質を点滴した。ルークは命の恩人に感謝し、女性はゾーイだと自己紹介した。ゾーイたちはカナダを目指すグループだった。ゾーイが政府のセンターから唯一救出できたという女性の耳には赤いタグが付けられていた。妊娠可能な女性を集めた政府のセンターの存在を知ったルークは、まったく喋らず何かに怯え続けるその女性の様子から、そこが恐ろしい場所なのだと直感した。
ボートで国境を超えるため車を降りた場所で、ルークはゾーイたちと別れた。しかし、捕まれば処刑されるルークを見送ることができないゾーイは、政府に抵抗したこの町の人々の死体が吊るされた場所へルークを連れて行った。おぞましい現実を知ったルークは、ゾーイたちとカナダへ渡る決心をした。
ボートに乗るため、ルークは救急車から盗んだ薬とジューンとの結婚指輪を手放した。しかし、全員が乗り込む前に追手が現れ、ゾーイが撃たれた。ルークたちにゾーイを助けることはできず、逃げるしかなかった。
メッセージ
逃亡から3年の月日が流れ、ルークはトロントのリトルアメリカで暮らしている。
ギレアデ国に捕らわれた人々の救助活動をしているレイチェルに呼び出されたルークは、メモを手渡された。それはオブフレッドがフローレスに託したメモだった。
限られたわずかな時間でジューンがルークにあてたメッセージは、“愛してる”と“ハンナを救って”だった。見覚えのある文字は、ジューンが生きている証だった。
逃亡のはじまり
ルークとジューンの逃亡は、娘を睡眠薬で眠らせジューンの母親のツテを頼るところから始まった。ふたりの逃亡を助けるウィットフォードは、禁止後ジューンの母にパイプカットの手術をしてもらった男性だった。
ウィットフォードの指示通り、親子三人は車のトランクに隠れた。途中トランクを検査した守護者の男はウィットフォードの知り合いで、見て見ぬふりをしてくれた。着いた先は隣家と何キロも離れた森の中のコテージで、一家はウィットフォードがカナダでパスポートを調達して戻るまでここで待つことになった。
ウィットフォードが安全だと話した通り、コテージでの生活はルークたちに穏やかな幸せを思い出させた。警戒心が薄れたころ、ルークたちは犬を連れたジョーと名乗る男性と出会った。
挨拶しただけでジョーは去ったが、ルークとジューンは逃亡の準備を開始した。ジューンがルークに銃の扱い方を教わっていると、昼間会ったジョーが訪ねてきた。両手を挙げたジョーは「俺は味方だ」と言い、ウォットフォードは捕まり処刑されたと教えた。
愕然とするふたりにジョーは逃亡のルートと、国境にいる自分の友人と落ち合えと話した。ふたりはジョーに感謝し、生き延びるため出発したのだ。
おちゃのま感想 ★★★★
今回はルークのお話。
希望が見える内容で、よいエピソードでした~。
ルークの生存は本当だったんですね~。
フローレスは生きてると言ってたけど、実のところルークの登場は回想シーンのみなのかな~なんて思っておりました。偶然と幸運が重なり、ルークの運命を変えたんですね~。すごい!
名前を奪うくらいだからギレアデ政府は侍女の身元を厳重に隠していると思うのですが、フローレスはどうやってオブフレッドがジューンだと知ったんでしょうか。ギレアデ政府内にも協力者がいるのかな?
ルークはジューンを捜したいでしょうね~。ジューンを助け出す方法ってあるんでしょうか?