Episode3 The Last Fight
【ざっくりあらすじ】
元ボクシング選手のボビーが殺害された。ボビーの身体には凶器不明の痕があった。ボビーが所属していたジムで聴きこみをしたニックとハンクは、オーナーのキングストンとトレーナーのエイブにうさん臭さを感じ、売り出し中の新人クレイの人間離れした力技に、ヴェッセンを疑った。
”Stars, hide your fires; let not light see my black and deep desires.”『星よ 光を消せ私の野望を照らすな』
ヘフティヒオーロック(猛牛型)
シンダーディヴ(?)
事件メモ
ニックとハンクはトラブルをジムに潜入させることにした。 FBIのチャベスに連れ去れたトラブルは「グリムの能力を高く評価してる人たちがいる」と言われ勧誘を受け、その後解放されていた。
トラブルに話しかけられたクレイは、本当は戦いが嫌いで母親と金の為にボクシングをしていると本音をもらした。クレイをめぐり口論しているキングストンとエイブの様子を覗き見したトラブルは、ふたりがヴェッセンに変身する姿を確認した。
トラブルから報告を受けたニックたちは、トレーラーで調査を開始した。グリム辞典によると、トレーナーのエイブは”ヘフティヒオーロック”という猛牛型ヴェッセンで、怒ると凶暴化するが、その性格は温和で戦いに不向きなヴェッセンだとわかった。ボクシングが嫌いだと言っていたクレイも、このヴェッセンの可能性が高い。 一方、オーナーのキングストンは「周りの者たちをおびえさせる信用ならない獣」”シンダーディヴ”というヴェッセンだった。ボビーの遺体についていた傷は、このシンダーディヴが獲物に付ける傷と一致した。
温和なヴェッセンの選択
ジム付近のビルからエイブが転落死した。エイブのポケットには「ボビーを殺した。すまない」と自殺を思わせるメモがあった。しかし、遺体にはボビーと同じ傷があり、ニックとハンクはキングストンの犯行を確信した。
ニックに「ヴェッセンだろ」と指摘されたキングストンは”シンダーディヴ”に変身した。グリムでないニックを恐れることないキングストンは、その牙をニックに突き刺そうとしている。すんでのところでトラブルに助けられたニック。トラブルに投げ飛ばされたキングストンは首の骨を折り、死亡した。
楽屋では、クレイの母親がクレイに暴行を加えていた。クレイをリングへ向かわせようと、必死で殴る母親。キングストンが死んだと知らせに来たトラブルを見た母親は、トラブルがグリムだと気が付いた。クレイはトラブルを襲おうとしていた母親を止め、自ら自分の腕を折った。クレイは自分で戦う事を終わらせたのだ。
グリムの眼
突然の激痛と視覚異常に襲われたニックは、ジュリエットに連れられて診察を受けた。
診察の結果、ニックに異常はなかったが、色を認識する細胞がそもそも人より多い事が判明した。医師に「他人に見えない物が見えたりするか」と聞かれたニック。ニックが答えあぐねていると、そもそも他人が見ている物はわからないと医師は自分で結論を出した。
幻視で観た場所を絵に描いたニック。そこはアダリンドが幽閉されている地下牢だった。
エリザベスの協力
ジュリエットの希望は別として、アダリンドがニックにかけた呪いを解く方法を探すモンローとロザリーは、レナードの病室を訪ねた。
ふたりに相談されたレナードは、アダリンドの倉庫へ案内しようとする。しかし、レナードはまだ体を動かせる状態ではなく、エリザベスが代わりに手を貸すと申し出た。
倉庫でアダリンドが使った書を見つけた三人は、スパイスショップで解毒薬の調合を始めた。モンローはエリザベスをスパイスショップに招く事を嫌がっていたが、薬の調合には魔女が汚してない場所が必要だった。
脱出するアダリンド
王家の地下牢に閉じ込められたアダリンドは、のぞき穴から様子を伺っていた男の声に従い、脱出を図った。
牢から脱出したアダリンドと会った男は「ホフマン」と名乗り、赤ん坊に会いたいか?と怪しく微笑んだ。ホフマンは「危険な道だ。気を強く持て」と言い、「食え」と怪しげな物を差し出した。空腹のアダリンドは迷うことなくそれをほおばり、ホフマンに従い進むのだった。
チャベスの目的は、トラブル(というかグリム)を何かの組織へ勧誘する事でした。「他言無用」と忠告するあたりで、怪しさを感じる組織です。トラブルはニックに報告してないのだけど、大丈夫かな~。
地下牢からとりあえず脱出したアダリンド。こちらも怪しい男(ホフマン)が登場したんですけど。アダリンドはホフマンを頼るしかないよね~。ホフマンって・・・反王家?何者なんでしょ。
次回は解毒剤ができる事を希望。
今回も事件にトラブルを巻き込んだし、激痛&幻視にも襲われたし、ニックは呪いを解く事を受け入れると思うのだけどな~。あとはジュリエットとの問題・・・。