GRIMM/グリム 4 第20話「切り裂きジャック」| あらすじ感想

Episode20　　You Don’t Know Jack

【ざっくりあらすじ】
”切り裂きジャック”の手口と酷似した殺人事件が起き、被害者はヴェッセンの娼婦だった。治ったはずの傷口が出血を繰りかえすレナードは、悪夢と記憶の欠落に悩まされていた。

『その気になったら 捕まえてみな』

切り裂きジャックとレナード

グリム辞典を調べると、切り裂きジャックより100年も前に同じ手口の事件が起きていたことが判明した。先祖のグリムは「ヴェッセンの女性を切り裂く非情な手口はグリムを思わせる」と記し、犯人はヴォーガせず悪魔憑きのようだったと書いていた。

さらに被害者が出てしまい、切り裂きジャックの模倣犯かと噂が広がり始めた。市長と記者会見に出席していたレナードは、またしても治ったはずの傷口が出血し始め、急いで記者会見を終わらせた。

レナードはヘンリエッタに助けを求めた。ヘンリエッタは悪夢の内容をヘンリエッタに打ち明け、（調べるには）時間がいると言うヘンリエッタに、レナードは怒りを表した。

レナードが帰ったヘンリエッタの家に何者かが侵入した。ヘクセンビーストにヴォーガしたヘンリエッタも抵抗できず、その男に殺されてしまった。

ジュリエットの進む道

ジュリエットが火をつけたトレーラーの残骸を見たニック、モンロー、ハンク、ウーは、ジュリエットの激しい怒りに茫然とした。

焼け残ったわずかな武器とグリム辞典の一部をスパイスショップの地下へ運び、ひとまずそこがチームグリムの新しい拠点になった。ニックを心配するロザリーとモンローはトラブルに連絡しようと話し合った。

ケネスと手を組んだジュリエットは、ケリー（ニックママ）を誘き出すメールを送信した。ケリーはジュリエットのメールを信じ、すぐに向かうと返信した。ジュリエットはケネスにニック宅の情報を教え、ケネスはケリーを襲う準備を開始した。

アダリンドの薬

ロザリーとモンローも手伝い、アダリンドの薬が完成した。

アダリンドは効能を証明すればジュリエットも薬を飲むと信じ、自身が実験台になろうとする。妊婦のアダリンドをロザリーは心配するが、アダリンドは「彼女を止めるにはやるしかない」と言い、薬を口にした。

しばらくするとアダリンドは自然にヴォーガし、身体の中のヘクセンビーストが絶叫した。激しい苦しみが去ると、アダリンドの魔性は鎮められヘクセンビーストの姿に変身することもできなくなった。

問題は、どうやってジュリエットにこの薬を飲ませるかだ。
ジュリエットはニックからの電話を徹底的に無視していたが、ケリー襲撃の準備を終えたケネスの前でニックへ電話し会うことにした。

スパイスショップへ来たジュリエットはニックたちに対する憎しみを抑えられず、薬を持ったロザリーをヘクセンビーストの力で投げ飛ばしてしまう。薬瓶も迷わず破壊し、ニックを操りモンローに銃口を向けさせた。