Episode3 A Dish Best Served Cold
【ざっくりあらすじ】
ニック&ハンクは、木の上で腹部が破裂した死体の事件を担当することになった。同じような事件が2件続き関連性を調べると、ふたりとも同じレストランで食事をしていたことがわかる。そのレストラン『レイヴン&ローズ』で事情を聞くニックたち。そこはシェフのオスラーはじめ厨房スタッフ全員がバウアーシュバイン(ブタ型ヴェッセン)のレストランだった。バウアーシュバインは、モンローたちブルットバッドの天敵の種族だ。
『死に神の園では 生贄を育て彼らの悲鳴を 宴の音楽にする』
愛の告白もモンローらしく
モンローはロザリーをレストラン『レイヴン&ローズ』に誘い、一緒に暮らさないかと回りくどく口説いていた。ロザリーは、そんなモンローを愛情をこめて楽しそうにからかっている。
モンローはロザリーに「愛してる」と告げ、ロザリーも嬉しそうに「愛してる」と返した。
シェフからのサービスの”ビーフとトリュフのタルト”が配られ、肉が入った料理だったため、ロザリーはモンローの分もたいらげた。モンローはブルットバッドの性を押さえる為、肉類を断ち菜食主義を貫いていた。
ジュリエットは獣医の知識でチームグリムへ貢献
被害者がレストランで食べた物で一致するものはなく、毒物検査でも手がかりはつかめなかった。
事件の話を聞いたジュリエットは、「鼓腸症ね」とあっさり。それは犬や牛の特定種が患う病気で、胃の消化管が縦方向にねじれる症状だという。
特定種ということで、被害者たちはバウアーシュバインと敵対し合っているブルットバッドではないかとニックは目星を付けた。しかし、ブルットバッドの皿だけに毒を盛った方法はわからなかった。
ニック、新たな門出?
ニックはジュリエットと再び同居することになった。モンロー宅へ荷物を取りに行ったニックは、「置いてもらえて救われた」と心からモンローに感謝している。
モンロー宅では、ジュリエット、ロザリー、ハンク、バドがニックの前途を祝おうと集まっていた。バドは、奥さん手作りの豪華なケーキまで持参していた。
今回の事件の被害者がモンローの知り合いだとわかった。モンローとロザリーも問題のレストラン『レイヴン&ローズ』で食事をしたと聞いたニックは、モンローの体調を心配した。そこに、レストランで会ったサムの妻から「サムと連絡が取れない」と電話が入った。
ブルットバッドだけを殺せるキノコ
ロザリーの店へ移動し書物を調べると、ブルットバッドだけを狙い撃ちできるキノコが存在することがわかった。ロザリーは「シェフからのサービス」として提供された”ビーフとトリュフのタルト”に仕込まれていたと気が付いた。モンローの分はロザリーが食べたので、モンローは無事だったのだ。
サムの車が見つかり、ニック、ハンクとともにモンローも現場へ向かった。サムはすでに症状が進み、三人の目の前で内臓が破裂して死んでしまった。
怒りを抑え切れないモンローは、ロザリーやニックが止めるのも聞かず復讐へ向かう。いつの間にか(モンローの呼びかけで?)集まったブルットバッドたちが、オスラーを遠巻きに取り囲んだ。モンローがオスラーを襲おうとしているところに、ニック&ハンクが到着した。ニックとモンローは格闘し、ついにニックは制御できなくなったモンローを撃ってしまう。
周囲をブルットバッドに囲まれたオスラーはニックたちに助けを求めるが、ニックは犯行を自白すれば助けると条件を出した。迷うオスラーだったが、いたるところからブルットバッドの遠吠えが聞こえ、条件を受け入れ逮捕された。
モンローとニックたちは示し合せ、オスラーに自白させるよう作戦を立てていたのだ。モンローが撃たれたのも演技だった。
変化するニック
ニックはゾンビ化していた時の記憶を取り戻し、自分の犯した罪に苦しんでいた。ニックはレナードに相談するが、レナードは今までにもヴェッセンをたくさん殺してきただろう、と冷ややかだ。
エリオットが死亡し、レナードはエリオットと取引をしようとしていたヘクセンビーストの老婆ペッチ夫人に接触するようにセバスチャンに指示を出した。老婆の自宅で手帳に記されたホテルの部屋番号を見つけたセバスチャン。そこはアダリンドが宿泊している部屋だった。
これは、また出てくるテーマなのかも。バウアーシュバインの恨みは根深そうだもの。
モンローとロザリーは一緒に住むことになりましたね!
レストランでロザリーに「愛してる」と言うモンロー。それを聞いたロザリーは嬉しさで一瞬息をのんでました。すっごく良いシーンでした。種は違うけれど相性はバッチリなふたり。
ニックは身体の変化やら、ゾンビ記憶が戻ったりで落ち着かないですが、ジュリエットにグリムやヴェッセンのことを話せるようになって嬉しそうです。ジュリエットも獣医としての知識で貢献してるし。
ニックの見た目が(無精?)ヒゲをうっすらはやし、今までより老けて見えるのが気になるのですが、ゾンビ化後のニックを表現したいだけなのか、役者さん自身の変化なのか。どっちだろう。