Episode11 To Protect and Serve Man
【ざっくりあらすじ】
7年前ハンクが逮捕したフェレンの死刑執行が明日に迫った。フェレンは、丸腰のクレスキ兄弟のひとりを射殺し有罪になっていた。ハンクは、逮捕時にフェレンが「クレスキ兄弟が恐ろしい怪物に変身し、自分を食べようとした」と主張していた事が気になっていた。ハンクはニックに相談し、再捜査を決意した。
その獣は ”野生の呼び声”の化身人々に自己の崩壊を ささやきかける
正当防衛だった死刑囚
ニックとハンクは、フェレンが描いた怪物の似顔を参考にグリム辞典を調べた。
フェレンの描いた似顔絵は「ウェンディゴ」というヴェセンにそっくりだった。人を食うとされるウェンディゴは、犠牲者の骨を巣穴の近くに埋める習性があるという。
クレスキが同じ犯行を繰り返している可能性は高く、庭から人骨が出ればフェレンの主張が正しかったと証明できる。ハンクとニックはクレスキの自宅を掘り返し人骨を捜す事にするが、事件当時クレスキ宅があった場所にはスーパーが建っていた。
クレスキの職場を訪ねたハンクは、クレスキにフェレンが描いたウェンディゴの絵を突き付け、正体を知っていると挑発した。その様子を見ていたニックは、クレスキが変身した姿を確認した。クレスキはウェンディゴで間違いなかった。
死刑を止めるには
フェレンの死刑執行まで残された時間はあとわずか。
ニックとハンクはクレスキの自宅を調べ、冷蔵庫を何度も移動させた痕跡を見つけた。冷蔵庫の下には床下に通じる扉があり、そこにはクレスキの犠牲者たちの骨が捨てられていた。
ニックは検事へ電話をかけ、フェレンの供述した通りクレスキが殺人犯だと知らせ死刑の中止を求めた。すでに死刑が執行されつつあるところに検事の要請を受けた知事から連絡が入り、フェレンの死刑は延期になった。
クレスキはニックがグリムだとは知らず襲い掛かり、逃げ出したところをハンクに射殺された。元のクレスキの家があったスーパーの床からは被害者たちの骨が発見され、再捜査がされる間、フェレンの刑は保留になった。
レナードとジュリエット
ますます呪いの深みにはまるレナードは、ジュリエットに電話をかけ、この状況を改善してくれそうな人物に会ってみないかと持ち掛けた。
レナードがジュリエットを連れて行ったのは、スパイスショップだった。 制止できない衝動にキスをしてしまうジュリエットとレナード。ジュリエットが振り向くと、そこ居たのは驚き顔のモンローだった。
おちゃのま感想 ★★★
過去に逮捕した死刑囚がもしかしたらヴェッセンの被害者かもしれない・・・と思い悩むハンクのエピソード。
今回の事件は、フェレンの供述通りだったと証明できたけれど、救われないヴェッセンの被害者はたくさんいそうです。
モンローにレナードとジュリエットのことがバレてしまいました~。これでニックがふたりの事を知るのは確実です。
アダリンドの呪いのせいだとわかっても、心は受け入れがたい・・・だろうなぁ~。