Episode15 Heartfelt
【ざっくりあらすじ】
ゲームで勝ったクレアとモーガンに患者を選ぶ優先権が与えられ、クレアは2度目の肝移植が必要となった少年エリック、モーガンは手術ができるまで14年待った心臓脱出症の少女スピリットの担当を選んだ。チームにはコイルの下にいたパク医師が加わった。パクは医師になる前15年間警官として働いた経歴の持ち主だ。
ショーンとモーガン
ショーンはモーガンのチームに入った。患者のスピリットにはSNSのおかげで大勢の友達がいたが、実際に会ったことはない。ハグでさえ命取りになるスピリットは学校にも通えず、家の中で暮らす生活を強いられていた。
手術後の生活を楽しみしているスピリットだったが、検査の結果、半年前の検査より53%も心臓が肥大しているとわかり手術は中止になった。さらに18歳まで待つと知らされたスピリットは「もう待てない」と携帯を投げ捨て、今すぐ手術してと主治医のリムに懇願した。
モーガンは新しく開発されたばかりの素材で胸郭を広げる方法を提案した。ショーンは、一度手術をすればもとには戻せないことから反対した。ショーンと口論になったモーガンは「患者を理解していない」とショーンの自閉症を責め、リムがモーガンを止めた。
リムがモーガンの案を認めたため、スピリットは手術を決めた。手術は成功し、スピリットはママと初めてのハグをした。
ドナーの望み
ジャレッドとパクはクレアとともにメレンデスの患者エリックの担当になった。エリックを診察したメレンデスは新たなドナー探しを指示したが、エリックのドナーが見つかる可能性は低い。ドナー登録リストでは見つからず、クレアはネットでボリスというドナーを見つけ出した。
ボリスがドナーリストに登録されていない理由は、服役中だからだ。以前移植前に患者が死亡してしまいドナーになれなかったボリスは、クレアの連絡に「ぜひ協力したい」と応じてくれた。しかし、ボリスは元ロシア・マフィアの殺し屋で、7人の殺害犯だ。囚人にドナーを頼むことについては理事たちの間でも意見が分かれたが、目の前の患者を助けることが優先された。
ドナーが囚人という事実は、元警官のパクを神経質にさせた。脱走するための臓器提供だと考えるパクは、クレアとジャレッドが呆れるほど用心深くボリスが入る病室をチェックした。
「殺人犯の肝臓は邪悪だ」と拒否するエリックに鎮静剤を使い、手術が始まった。しかし、ボリスに麻酔アレルギーがあることがわかり、移植は中止になった。ボリスは「もう一度やってみてくれ」と再手術を求めるが、応じることはできない。エリックに残された時間は1日もなかった。
刑務所へ移送されるボリスは「体の感覚がない」と麻痺を訴えた。近づいた看守の銃を奪ったボリスは看守を人質にした。「何もできなかった」と提供者になれなかったことを悔やんでいるボリスに、パクは「君の人生だ、すべきことをしろ」と話しかけた。「俺を助けようとするな」と言い残したボリスは、臓器提供するため自らの命を絶つことを選んだ。
「自分が生きるよりあなたに生きてほしかった」とクレアに説明されたエリックはボリスの思いを受け入れた。無事、ボリスの肝臓を移植されたエリックはボリスの両親にお礼のカードを送りたいと話した。クレアは暗に自殺を勧めたパクに納得していなかった。
2000ドルのタキシード
聖ボナベントゥラ病院で慈善事業のためのチャリティパーティの準備が始まった。
ショーンは面接用に買ったスーツで出席するつもりだったが、モーガンに「最低2000ドルのタキシードを買わなきゃ」と言われてしまう。以前のようにグラスマンに相談できないショーンはアンドリュースを頼った。モーガンに出世したければ2000ドルのタキシードを着ろと言われたと説明したショーンに、アンドリュースは「200ドルのレンタルにしろ」とアドバイスした。ショーンはアンドリュースのアドバイスに従うつもりだったが、モーガンは「アンドリュースに息子がいたらレンタルさせると思う?」と指摘した。結局、ショーンは2368ドルもするタキシードを購入した。
パーティに出席したショーンはモーガンを見習い“有力者”のテーブルに加わった。恋人としてクレアとパーティに出席したジャレッドは、クレアに愛されてないと改めて思い知ることになった。思い出の曲を覚えていなかったクレアにジャレッドは別れを告げた。
おちゃのま感想 ★★★
今回はモーガンと組んだショーンでした。
モーガンにとってショーンは最大のライバルなので、クレアを出し抜いたようにショーンに対しても戦略を立ててたんでしょうね~。
今回ツボにはまったシーンは、そんなショーンとモーガンのやりとりを聞いていたリムです。激しさを増すふたりの口論を、どことなく楽しんでるように見えました。リムはショーンを気に入ってますよね~。おそらく…( 一一)
新たに登場のパク医師は『Hawaii Five-O』でサンミンを演じてるウィル・ユン・リーさんです。ロンゲのサンミンの印象が強すぎて馴染めない~。