Episode2 We All Fall Down
【ざっくりあらすじ】
転覆したボートの航海日誌から、ストランドが目指しているサンディエゴが軍に焼き払われた事がわかった。正体不明の大型船も接近を続け、ストランドはトラヴィスの提案した野生生物保護区の事務所がある島へ避難することにした。
島で暮らす家族との出会い
船から降りたトラヴィスたちは、明かりの灯る家のドアをたたいた。
その家は、両親と3人の子供たちが住む家だった。
父親のジョージはトラヴィスと打ち解け、自分の知っている情報を教え、トラヴィスに本を贈った。ジョージの話ではやはりサンディエゴは軍に焼き払われ、国境は閉鎖されているという。悲惨な世界の話をしつつも、ジョージは不思議と達観している様子だった。
母親のメリッサは、マディソンにいろいろと質問をした。マディソンのこれまでの仕事の内容や、小さな子供に対しての考えをそれとなく探るメリッサ。マディソンはそんなメリッサの様子が気になった。
長男のセスは、海岸沿いに設置したフェンスに寄ってきたゾンビを殺す仕事をしていた。潮の流れで島に漂着したゾンビが陸に上がり、フェンスがそれを阻止している。セスに付き合っていたクリスもゾンビ殺しを手伝った。
下の子供のハリーとウィラはまだ幼く、久しぶりのにぎやかさに興奮し、ニックに懐いて遊ぼうと誘っている。
一家の秘密
メリッサは下のふたりの子供を、マディソンたちに託そうとした。マディソンはそれならみんなで一緒に行こうと誘うが、メリッサは夫のジョージとセスは島から出ないし、自分は多発性硬化症でいずれ迷惑をかけると言い、島に残ると決めていた。
この家でも薬を探していたニックは、ジョージのオフィスの小物入れに毒薬を発見した。ニックはトラヴィスとマディソンに、ジョージは一家心中をしようとしてると知らせた。
起こった悲劇
マディソンとトラヴィスとニックは、ハリーとウィラを連れて行くことにした。
メリッサはふたりの荷物をマディソンに渡し、細々とした事を伝えている。と、そこにジョージが現れた。訝るジョージをメリッサが説得していると、ハリーが「ウィラが変なの」と怯えた様子でやってきた。
ウィラはジョージが隠していた毒薬を飲み、すでに息絶えていた。必死にウィラの名を呼ぶメリッサの腕の中でウィラは蘇り、メリッサを襲った。
ジョージはハリーをトラヴィスたちに託し、自分はその場に留まった。
ハリーを連れ船に戻ったトラヴィスたちを、ストランドが責めたてた。
マディソンが「人助けをする」と強く主張していると、長男のセスがライフルを構えハリーを取り戻しに現れた。セスに説得は通じず、ハリーはセスを連れて島へ戻って行った。
桟橋にはゾンビになったメリッサがいた。セスがメリッサを殺す間、マディソンはせめてその姿をハリーが見ずに済むように、船からハリーに手を振り続けていた。
おちゃのま感想 ★★★
前回、アリシアが無線で交信した男たちが襲撃してくるのかと思っていたら、島へ避難したトラヴィスたちのエピソードでした。
今回知り合ったジョージ一家は、一見安全で穏やかな生活を送っているのですが、穏やかな理由はジョージが死を受け入れていたからでした。
「生きるために命を懸けて逃げ続けるか」
「死を受け入れて穏やかに生きるか」
難しい死生観が描かれてました。
・・・うーん、難しい。
さて、いつも通り人助けするマディソンは今回も変わりません。
確かに助けたい家族ではありましたが、いかんせんマディソンの船ではないし。
次回への期待は、そろそろストランドの背景を明かして欲しいです。
単なる金持ちではないと分かったし、なぜニックを選び連れてきたのか(おまけがいっぱいついてきたけど)・・・などなど。