Episode10 The Radioactive Panthers in the Party
【ざっくりあらすじ】
陸橋の下を走っていた車に男性が降ってきた。警察は自殺だと見ていたが、頭蓋骨の状態から落下前に死亡していたとわかり、ブレナンは「自殺に見せかけた殺人事件」と断定した。被害者が珍しい疾病を発症していたことから、身元は”マットレス王”として有名なロン・バーグマンだと判明した。
事件メモ
ロンはスヌーズランドというマットレス店のオーナーで、店のCMはロンが作ったものだった。最近のロンは店長のマーティンに店を任せ、100万ドルつぎ込み自ら書いた脚本で映画製作に熱中していた。
映画の撮影はロンが死んでも続いており、昨日まで食事係の男が監督をしていた。主演は10年間コメディドラマに出演していたデヴィッド・ファウスティーノ(ティノ)だった。提出された映像を確認すると、ティノがロンを脅していたことがわかった。事情を聴かれたティノは、恥をかかされ激怒したけど結局は自業自得だったと説明し、自分をアクションスターにしてくれたロンに満足していたと話した。
ファンタウン遊園地のオーナーのアレンがロンに送った脅迫メールが見つかった。アレンを聴取するオーブリーは、ブースに厳しく追及しろと言われても自分のペースで取調を進めた。犯人ではないと確信したオーブリーはアレンに寄り添い、うまく情報を聞き出した。
アレンは「病気の少年が初めて遊園地を訪れるシーン」と聞いて撮影を許可していたが、実際は『放射能パーティー・パンサーズ』という血と内臓と裸の女性だらけの映画だった。撮影後の後始末に1000ドル以上かかったアレンは、ロンを告訴することを考えた。しかし、デートに誘いたいと思っている遊園地スタッフのカーリーを出演させることでロンと話をつけていたのだった。
カーリーのひどい演技を見たオーブリーは、カーリーのせいで降板させられたジョーイの母親を疑った。母親は昨年バッドで男性を殴り逮捕された過去があった。しかし、ジョーイの母親は「ティノとの契約後、脚本が書き換えられ全く別の作品になり興味を失った」と話した。当初の脚本と現在の脚本を比べると、ロンの脚本は3週間でほぼ全編が書き換えらていた。
ブレナンが見落とした出血痕にウエンデルが気づき、ロンは円筒状の物体で殴られ2階の高さから落下した後、陸橋から転落したことが判明した。屋根の形状と靴底に付着していた白大理石の成分から、落下したのはスヌーズランドの屋根だと特定され、円筒状の物体で殴らた傷はスヌーズランドの旗用ポールと一致した。ポールには血痕が付着しており、犯行現場が判明した。
犯行時刻、店にいたのは店長のマーティンだけだった。オーブリーは、映画製作に落胆したロンと店を任されたマーティンの心理を推理し、マーティンから自白を引き出した。映画製作を断念したロンは自分の店へ戻り、今更トップの座を手放したくないマーティンの怒りを買ったのだ。
人生の転機
監督官を目指すオーブリーに経験を積ませるため、ブースは今回の事件をオーブリーに任せた。担当責任者としてオーブリーは自分の信じる方法で捜査を続け、犯人から自白を引き出した。自供なしでは逮捕が難しかった事件を解決したオーブリーをブースは評価した。
ブースはロス支局がオーブリーについて聞いてきたことを明かし、きっとオファーされると話した。喜んだオーブリーは、さっそくロスでの食について語り始めた。
論文のテーマが決まらないウエンデルを見て、ブレナンは法人類学はウエンデルの情熱を注げる分野ではないかも知れないと心配した。ウエンデルの才能を信じるブレナンは、若いうちに情熱を注げる天職を見つけるべきだと話した。ラボの仲間から離れることに不安を感じるウエンデルに、ブレナンは「これからも家族だ」と励ました。
おちゃのま感想 ★★★
今シーズンは登場人物たちの”卒業”的なエピソードが多くて、終わりが近づいているんだな~と毎回しみじみしてしまいます。
今回はオーブリーとウエンデルでした。
喜んでいたところを見るとオーブリーはロスへ行きそうですね。ジェシカとの付き合いはどうなるのかな~?
実習生の中でも波乱万丈な背景を描かれてきたウエンデルには、ブレナンも思い入れがありそうですよね。珍しく骨に残された証拠を見落とすほどでした。
以前のブレナンなら自分のやり方を押し付けたかなと思うけど、今回はウエンデルの立場に立って助言してましたね~。アンジェラやメイヤー博士の話からウエンデルのことを思いやるブレナンが、なんだかとても健気に見え、この人は自分の不器用な部分を受け入れることができたんだな~と感じました。良い上司に成長しましたよね。
あと2話ですよ。
進路がまだの人は・・・バジリ君?(´・ω・`)