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BOENS シーズン12 第12話「永遠のパートナー」[終]【あらすじ感想】

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Episode12  The End in the End

【ざっくりあらすじ】最終話
爆弾でラボは破壊された。閉じ込められていたブレナン、ブース、ホッジンズ、アンジェラは無事救助されたが、ブレナンは脳に損傷を負っていた。ブレナンは、自分が書いたメモが何を意味するのか分からず、爆破前何をしようとしていたのか思い出せなかった。

 

 

 

 

骨に埋もれた証拠

ブレナンが被害者の骨を調べていた部屋は保管していた身元不明の骨で埋め尽くされていた。

 

 

デイジー、エジソン、ウエンデル、ジェシカ、そしてバジリも加わり、骨の分類を始めたが、少なくとも200体分の骨が散乱した中から目的の骨を見つけ出すのは不可能に思えた。途方に暮れる実習生たちに、ブレナンはグアテマラの集団墓地で500体以上の遺体を発掘した経験を話した。内戦の犠牲になった人々の遺体発掘の話は、実習生たちを奮い立たせた。

 

 

骨を前にしても、ブレナンはそれが何を意味するのか、どうやったらいいのかわからず、いつものブレナンではなかった。実習生たちはそんなブレナンを心配するが、ブレナンは「覚えていることもある」と、それぞれとの思い出を話した。

 

 

 

共犯者の正体

追跡していたコバックの携帯はおとりだったとわかり、ブースは情報源の元妻ジャニーンを疑った。何も知らないと訴え続けるジャニーンの言葉をブースは信じず、ウソ発見器にかけた。ウソ発見器は「ウソはついてない」と判断したが、ブースはジャニーンへの取り調べを続けてくれとオーブリーに頼んだ。

 

 

爆弾の爆薬に指紋の一部が見つかった。部分的な指紋のため身元の特定はできないが、指紋がついているということは犯人は素手で爆弾を触ったということだ。ホッジンズがDNAを調べ、爆弾犯はコバックの女性の血縁者だと判明した。念のためサローヤンが再検査したが、結果は変わらなかった。

 

 

「共犯はコバックの女性の血縁者」と知らされたブースは、ジャニーンがコバックの妹だと気が付いた。ジャニーンは、コバックのことを”夫”と言い続けることで、ウソ発見器を欺いたのだ。

 

 

ジャニーンは元妻のフリを続けようとしたが、父を殺された怒りをぶつけるブレナンに、「あなたの父親を殺したのはあなたの夫よ」と反論した。素性がバレたジャニーンはそれまで抑えていた憎しみをブースに向け、ブレナンは「あれは任務だった」とブースをかばった。

 

 

 

ブレナンの実習生

ブレナンの実習生たちは、爆発前ブレナンがメモに書いた”大腿骨、肩甲骨、尺骨、下顎骨”を骨の山から見つけ出した。

 

 

ブレナンを頼ろうとする実習生たちに、ホッジンズは「ブレナンの訓練を受けた君たちが頼りだ」と諭した。

 

 

実習生は全員で骨と向き合い、まず通常より軽い骨について意見を出し合った。先天性異常から来る骨粗鬆症の可能性もあるが、ウエンデルは「鉛中毒で骨粗鬆症なる」と指摘した。

 

 

次に、バジリが左の切歯につけられた印に気が付いた。実習性たちは、ブレナンがしようとしていた事は「被害者が子供時代住んでいた場所の特定」だと判断した。被害者はその場所で鉛中毒になったのだ。実習生たちは「コバックが被害者を選んだのは、潜伏場所を確保するため」と結論を出した。

 

 

 

決着

実習生たちの意見に従い、コバックの潜伏しているウエストバージニアの農場が見つかった。

 

ブレナンもブースの車に乗り込み、いつものように現場へ向かった。コバックが潜伏している小屋はFBIが包囲し、ヘリも出動した。

 

 

追い詰められたコバックは車に乗り、ブースの命を狙った。車を避けたブースは手首を痛めた。「手が動かない」と言うブースの手を触ったブレナンは、自然と掌側脱臼が原因だとわかり、その治し方もわかった。いきなり脱臼を処置されたブースは痛みで声をあげたが、それはブレナンの記憶が戻ったことを意味していた。

 

 

ブースは、まっすぐ自分に突っ込んできたコバックを撃った。コバックを乗せた車は崖から転落し炎上した。

 

 

 

FBI

キャロリンはブースのオフィスを訪ね、ジャニーンが自由の身にならないように裁判所へ行くと知らせた。

 

 

オーブリーはLAでのオファーを断り、DCでの昇進を受けることに決めた。

 

オーブリーがジェシカと別れたと聞いたカレンは、励ますためフライドチキンをオーブリーに届けた。「食べれば気が紛れる」と言うカレンをオーブリーは一緒に食べようと誘った。

 

 

 

大切な場所

破壊されたラボは改修されることになる。

 

それぞれ大切な思い出を箱に詰め、古いラボと別れる時が来た。

アンジェラはナイジェルマリーの肖像画、ホッジンズはザックと過ごしたクリスマスの写真、サローヤンはバジリの詩集を手に取った。そして、ブレナンは花嫁の自分の隣で笑っている父の写真と、母の思い出のネックレス。

 

 

サローヤンは、ミシシッピの施設にいる3兄弟を養子にすることをみんなに報告した。6か月の休暇の理由は、3兄弟と過ごすためだった。そして、留守にする間、ラボの所長をホッジンズに任せた。ついに正式な「ラボのキング」になったホッジンズは大喜び。ホッジンズを認めるブレナンも満足そうな笑みをホッジンズに向けている。

 

 

 

特別な場所だったラボを心に刻むブレナンの隣にはブースがいる。ブレナンの思い出の箱の中には、本人より先にブースと愛し合っていることに気付いたスイーツの本が収められていた。

 

 

 

おちゃのま感想 ★★★★★

素敵なラストでした。

コバックの事件も解決し、思い残すことなく終わりました。

ただ、サローヤンの結婚式に出るよ~、家族だもん、と言ってたフエンテス君がいなかったのが、寂しかったです(涙)

ラボが破壊されてしまったのは残念ですが、だからこそ最後の感動的なシーンが作れたんですよね~。それぞれが思い出の品を手に取るシーンは感情移入しすぎちゃって、もう大変。

 

このドラマは、骨から事件を解決するという手法や、毎回起こる事件や、ブレナンたちを狙う恐ろしい凶悪犯との闘いも面白かったですが、なんといっても一番魅力を感じたのは個性的な登場人物たちでした。

特にブレナン、サローヤン、アンジェラ、ホッジンズの職場での人間関係には惹かれました。サローヤンは裏方に徹し、個性的なブレナンやホッジンズをうまく舵取りしてましたよね~。スイーツが亡くなったとき、ひとりで葬儀の準備をしていたサローヤンを思い出すと、胸が熱くなります。

 

そして、恋愛事情も、嫌みがなくてよかったです。思えばブースとサローヤン、アンジェラとウエンデル…なんていうのもありましたよね~。

途中、気持ちがすれ違いヤキモキしてしまう時期もありましたが、長い時間をかけて丁寧にブレナンとブースの関係を描いてくれたことに拍手を送りたいです。

そして、知性の鎧を身にまとい頑なだったブレナンの成長を描いてくれたことにも。

 

実は、このドラマは冒頭の被害者さんたちのグロテスクさにビビってしまって、なかなか手が出ないドラマでした。ハマったのは、墓堀人あたりから。ポツポツと見ていたのを初めから見直して、すっかり魅了されてしまいました。

新しく生まれ変わったラボでまたみんなに会いたいけど、これでお別れです。

『BONES』ファンのみなさま、長らくお付き合いくださりありがとうございました。

 

さよなら、素敵な相棒ブレナンとブース。いつまでも仲良く、お幸せに。

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