Episode9 The Steal in the Wheels
【ざっくりあらすじ】
干し草と一緒に機械にかけられバラバラになった遺体がラボに運ばれた。同じ干し草からスキーマスクと銃が見つかり、被害者は銀行強盗犯だとわかる。遺体の血液から生理用食塩水が検出され、ブレナンの助手のフエンテスが「通常の2倍の量の献血をしたのかも」と指摘した。赤十字へ問い合わせると、遺体は窃盗や不法侵入の前科があるダスティン・ドイルだと判明した。
強盗犯グループ
ダスティンの母はパーキンソン病を患い、月1万ドルもかかる薬代を含めダスティンが母を支えていた。母親はダスティンがワッフル店の店長に昇進し忙しく働いていると思っていたが、実際は6か月前にクビになっていた。
死亡時の剥離骨折は、ダスティンが死ぬ数時間前に交通事故に遭っていることを示した。調べると、銀行強盗をしたダスティンを追跡していたパトカーに別の車がわざと衝突しており、ダスティンに共犯者がいることがわかった。
ダスティンは各地のモーテルに宿泊しており、滞在中に近くの銀行で強盗事件が起きていた。ダスティンと同じモーテルに泊まっていた宿泊者名簿を調べると、”デモリッション・ダービー”の出場者たちが宿泊していた。
”デモリッション・ダービー”は改造したボロ車をぶつけあい、最後まで動いた車が勝つというレースだ。レースの出場者でダスティンの相棒だったレイは、ダスティンが殺されたと知り怯えた様子で口を閉ざした。
腕の骨からダスティンは両腕を抑えられ、抵抗できない状態で殴られたことがわかった。レイの他にも共犯者がいるはずで、ザックの件で協力していたゴードンの提案でレイを釈放すると、レイはレース出場者のビッグベリーへ連絡を入れた。レースに潜入していたブースとブレナンが逃げようとしたビッグベリーを逮捕し、ビッグベリーのトレーラーから銀行から盗まれた4万ドルが見つかった。
事件の真相
ダスティンを殺してないと主張するビッグベリーは、支店長が6万ドル盗まれたと発表したのにダスティンが4万ドルしか持ってこなかったため殴ったと説明していた。
「4万ドルしか持ってこなかった」という点が気になったブースは、銀行の駐車場の防犯カメラの映像をアンジェラに確認してもらった。すると、強盗の翌日にダスティンが銀行へ戻り、金を渡した受付のシャーリーンの車を尾行していたことが判明した。
シャーリーンの車のトランクに血痕が見つかり、ダスティンの足の甲にはヒールで踏みつけられたときにできる六角形の粉砕骨折があった。連行されたシャーリーンは「支店長がバカだからこうなった」と自白し、「こんなことになるなんて」と言葉を失った。
シャーリーンは強盗に便乗して2万ドル横領していた。言ってはいけないはずの盗まれた金額を支店長が公表してしまったせいで、ダスティンに気づかれたのだ。ダスティンはシャーリーンともみあい、過って自分を撃ち死んだのだった。ダスティンの手には発射残渣がついており、撃ったのは本人だと証明されていた。
それぞれのステップ
博士号を取得したフエンテスにラボの作業着が贈られた。これでフエンテスはアメリカとキューバの両方で認定された初めての法人類学者になった。誇らしさと同時に、それはフエンテスがラボを去る日が来たということでもあった。
父を亡くして以来イラついているブレナンは、ゴードンの指示でブースとレースに潜入し、抱えていたストレスを発散させた。元気な笑顔に戻ったブレナンはゴードンに感謝し、ブースはゴードンにFBIへの復帰を打診した。
ゴードンの推理
ザックの審問の日が迫り、ブースはシェフに転身した元精神科医のゴードンに協力を求め、スイーツが書いたザックを分析したノートを託した。
ザックはロビイストを殺したのは前任者のゴルモゴンの弟子で、同じ日にゴルモゴンが前任者を殺したと主張していた。ゴードンは、ザックの話が真実なら前任者の遺体を見つけることができればザックの無実を証明する証拠が見つかるかも知れないと考えた。
ゴルモゴンの心に入り推理したゴードンは、ゴルモゴンの前任者への感情はフリーメイソンに抱いていた愛憎と通じると考えた。「フリーメイソン式に裏切りを象徴する方法で埋めた」というヒントから、ホッジンズは遺体は毒があり食べることができないフリーメイソンの象徴でもある”アカシアの木”の下に埋められているとひらめいた。そしてついに前任者の遺体を発見した。
ホッジンズはサローヤンと掘り起こした棺を開けた。納められている遺体の袖口には血痕がついていた。
おちゃのま感想 ★★★★
今シーズンもやりましたね。バック&ワンダ…
ふくよかになったブレナンのワンダは、キャラに迫力が増してましたね~(;^_^A
懐かしのゴードンさんの活躍で、ついにザックの事件の手がかりが見つかりました!
スイーツの残したものが役立ち、感動もひとしおです。
ねつ造と言われてもめげず、証拠を探し続けたホッジンズに拍手を送りたいです。
残すところ、あと3話。
すでに、ちょっと感傷的になってしまってます…