Episode6 The Senator in the Street Sweeper
【ざっくりあらすじ】
清掃車に巻き込まれバラバラに切断された遺体がリック・オマリー上院議員だと判明した。バージニア州選出のオマリーはブルーカラー出身の議員で、炭鉱の雇用を守る活動をしていた。キャロリンは、場の空気を読めないブレナンを遺族への告知に同行させるなとブースに指示をだした。
↓ネタバレを含みます↓
事件メモ
殺された夜、オマリー議員は院内幹事のウィンターズ議員と資金集めの催しに参加していた。ウィンターズは、オマリーは党の指示で「炭鉱によるCO2排出を減らす法案」へ賛成票を入れるはずだったと話していたが、実際のオマリーは、党の指示に従うか、自分の信念に従うか、決めかねていたことが判明した。
オマリーの胃の内容物から、最後に食べたものが”ハト”だと判明した。DCでハトを食べさせる店は少なく、すぐに目的のレストランが見つかった。オマリーは3年前から定期的に2000ドルを引き出している事も判明し、ブースたちは「オマリーがレストランで愛人に会っていたのでは」と考えた。しかし、オマリーの相手とされる女性を見たブレナンは、オマリーが会っていたのは愛人ではなく娘だと断言した。ブレナンの指摘通り、女性はオマリーの娘だった。妻と結婚する前のことで、オマリーも最近娘の存在を知ったのだった。オマリーが定期的に引き出していた金額は娘の学費だった。娘も、オマリーが意に反した投票を強要され怒っていたと話した。
ブースとオーブリーがオマリー宅へ向かうと、ウィンターズの指導でオマリー夫人が記者会見の準備をしているところだった。オマリー夫人は、”未亡人の信任”を受け代理の議員に任命される予定だという。
もう一度、実習生のジェシカと骨を丹念に見直したブレナンは、”青く”変色している傷に気が付いた。珍しく直感に従ったブレナンが傷の特徴から想定される3つの凶器の図を並び替えると、バージニア州の形になった。「凶器はバージニア州の形をしたもの」で、犯人の掌には青い傷があると連絡を受けたブースは、オマリー議員の書斎にある置物から凶器を発見した。
ブースに掌を見せるよう求められた夫人とウィンターズは、素直に掌を見せた。ふたりの掌には傷はなく、ブースは落ち着かない様子のオマリーの補佐官モラレスにも掌を見せるよう求めた。オマリー夫人やウィンターズにも見つめられ、モラレスはしぶしぶ掌を出した。モラレスの掌には青い傷がついていた。
オマリー夫人と浮気をしていたモラレスは、党に反対票を入れようとしていたオマリーを殺し、その後信任されるオマリー夫人を利用しようとしていたのだった。知事はスキャンダルになったオマリー夫人への信任を取りやめにした。
実習生ジェシカの過去
キャロリンから、ブレナンの実習生ジェシカの経歴を調べるよう指示されたオーブリーは、彼女が過去にグリーンピースのメンバーで、彼女が参加した抗議デモの写真が撮られた5分後にパイプ爆弾が爆発する事件が起きていたことを知った。
オーブリーに過去の経歴を聞かれたジェシカは、何も隠さず正直にドラッグの使用も認めてしまう。言葉を失くすオーブリーに、ジェシカは過去の自分と今の自分は別の人間だと言い、過去のせいで将来が台なしになるのかと質問した。
キャロリンは将来あるオーブリーを心配し、自分自身で判断させようとしたのだった。オーブリーは、騒ぐほどの秘密はなかったとキャロリンに報告し、自分とジェシカの間には何もないと話した。
事件解決後、オーブリーはジェシカをハト料理を出すレストランへ連れて行った。オーブリーは「君の事を信じている」と、さりげなく口にした。
いろいろな事件を乗り越えてきたふたりの幸せそうな姿を見ると、ホッと笑顔になれます。