Episode5 The Resurrection in the Remains
【ざっくりあらすじ】※『スリーピー・ホロウ』クロスオーバーエピソード
教会で女性の遺体が見つかり、同じ場所から独立戦争時代のイギリス軍服を着た頭部のない遺体が見つかった。その首なし遺体を引き取るため、スリーピー・ホロウから、FBIのアビー・ミルズ捜査官とイカボット・クレインがやってきた。
↓ネタバレを含みます↓
事件メモ
女性の被害者は医学生のサラ・リップマンだと判明した。サラの捜索願を出していた恋人のジョエルは、遺体が発見されたと聞きショックを受けた。ジョエルは「サラと最後に会ったのは数日前だが、授業に来なかったので昨日捜索願いを出した」と説明した。サラとの関係を聞かれたジョエルは、自分は敬けんなクリスチャンでダークなサラとは正反対だったが仲は良かったと言い、ここ数週間サラは最高に幸せそうだったと話した。
軍服を着た遺体の首の切断に使われたものは目の粗いノコだとわかり、首を切ったのは最近だと判明した。アンジェラの技術で復元された軍服遺体の顔を見たイカボットは「最悪の結果だ」と、表情を曇らせた。首なし遺体は独立戦争でイギリス軍を率いた悪名高きハウ将軍だった。
サラの部屋からハウ将軍の首を切ったノコと、「ゆうべは最高だったね」というメモが見つかった。サラのクレジットカード履歴から、サラは友人とシャンパンで祝杯をあげていたことがわかった。友人は、サラとふたりで”死後の世界”を見ようと実験していたと打ち明けた。サラの脳には一度死んだ痕跡があり、それは実験の臨死体験によるものだったのだ。臨死体験をしたサラは、向こうの世界で死んだ妹と再会でき、素晴らしい体験をしたと感動していたという。サラはハウ将軍の頭蓋骨には魔力があると信じており、実験の際もラボに持ってきていた事がわかった。そのラボを調べると、天井に飛沫の血痕が見つかり、サラ殺害現場が判明した。
サラの殺害現場のラボから出された医療廃棄物を調べ、ハウ将軍の頭蓋骨が見つかった。ブレナンから「サラ殺害の凶器はハウ将軍の頭蓋骨だ」と教えられたイカボットは、ハウ将軍は磁器製の義歯を入れていたと教えた。頭蓋骨が見つかったゴミから歯のかけらが発見され、そこについていた細胞から犯人はサラの恋人のジョエルだと特定された。
聴取されるジョエルは、サラに勧められ臨死体験をした事を認め、天国がないと知りどうやって生きていけばいいのかと声を震わせた。サラに見えた”死後の世界”はジョエルには見えず、信仰のあるジョエルは絶望のあまりサラを殺害したのだった。
不思議なイカボットとの出会い
イカボットは「良いものを見つけた」と言い、ブレナンに”ハウ将軍の埋葬はスリーピー・ホロウへ・・・”と書かれたジョージ・ワシントンの命令書を見せた。偽造を疑ったブレナンはアンジェラに解析を依頼したが、使用された紙もインクも当時のもので、サインはワシントンのものと一致した。
アンジェラは、命令書の文字がイカボットの文字と一致することに気が付いた。ワシントンの口述筆記していた人物と、この時代にいるイカボットは全く同じ筆跡なのだ。ブレナンに説明を求められたイカボットは「ワシントンの筆記者はイカボット・クレーンという人物だった」と教え、自分に筆跡が遺伝したのかもとごまかした。
事件解決後、ブース、ブレナン、イカボット、アビーの4人は、奇妙な出会いに乾杯した。ブースは「必要なら連絡してくれ」と、アビーとかたく握手した。