Episode19 The Bear Mask
パクとデンベは爆破されたキャプランがいた部屋周辺を調べ、クーパーとレスラーはコールとラクロイの情報を集める。一方、不安とうつがひどくなり、このままでは心が壊れそうだと感じるアラムはレッドが勧めた幻覚剤のセラピーを受けることにする。
手がかり
爆破された部屋から採取されたDNAはキャプランのものだと断定された。黒幕が死んだとしたらクーパーは起訴されることになり、DNAのセカンドオピニオンを引き受けたレッドは遺体のサンプルを入手し、協力者ツベトコに鑑定を頼む。その結果、爆破で死んだ女性はキャプランの妹モーリーンだと判明した。
爆破に巻き込まれたレッドのチームは犠牲者を出し、一命をとりとめたウィーチャも重症だった。ウィーチャの看病に駆けつけたミアースは「復讐はあなたに近い人もむしばむウイルスみたいなもの」と指摘するが、レッドはリズを死に追いやった者への復讐をやめることはできない。
ミアースとウィーチャがいるトレーラーの我が家を出たレッドは、手詰まり状態のクーパーと飲み交わす。ラクロイのフロント企業を見つけたクーパーたちはラクロイ夫人が何か隠していると確信したが、夫人も殺されてしまったのだ。さらに逮捕した夫人を殺した男は口を割らず、夫人殺害の前金だと思われる2万5000ドルを男に送金したレバノンの銀行は3年前に閉鎖されていた。
その情報を見たレッドは「我々の敵は思ったより近くにいる」と断言する。ラクロイ夫人殺害の報酬は、世界のどの銀行よりも安全な金融ネットワークにあるレッドの口座から送金されていた。
幻覚セラピー
実験的だが合法な幻覚剤の点滴を始めたアラムはチームが襲撃される幻覚を繰り返し、傭兵部隊を引き連れた熊の仮面の男は自分自身だと知る。辛い事実を突きつける幻覚の自分に追い詰められたアラムを救ったのは、幻覚のサマルだった。「あなたのウソをもう見ていられない」と言うサマルに本音を吐露したアラムは、目を背けていた自身の問題と向き合った。
サマルやリズのように、チームも守れないと恐怖しているアラムに寄り添うサマルは「あなたのせいじゃない」と励ました。自分自身を認めるようサマルに諭されたアラムは幻覚から目覚める。セラピーを終えたアラムは、久しぶりに穏やかな気持ちを手に入れた。
おちゃのま感想
アラムの幻覚セラピーがメインで、肝心の陰謀の捜査がサイドストーリーといった感じのエピソードでした。(幻覚だったけど)サマルが登場したのは嬉しいサプライズでしたが、アラムの今後の選択を示唆するような内容で、なんだか寂しい気持ちになってます。
さて、爆発で殺されたのはキャプランの妹モーリーンでした。こうなると、黒幕はもうあの人しかいないんじゃないの・・・という流れになってますよね〜。そういうわけで、あっと驚くような展開は期待できないかな?
『ブラックリスト』的には、いまひとつ盛り上がりにかけたクライマックスになりそうですが、今シーズンも残り3話ですよ〜。