ブラックリスト 8 第4話「エリザベス・キーン」【あらすじ感想】

リズの味方

亡き夫トムの二重生活用の部屋にエシーを呼んだリズは準備していた資金を渡し逃亡を勧めるが、エシーはリズのそばに残った。部屋に置かれていたトムが婚約指輪にした“ワッシャー”を手にしたリズは、レッドの協力者タダシに接触する。資金も、武器も、人手もないリズは、レッドの協力者たちを寝返らせるつもりなのだ。

タダシを利用し協力者たちの電話番号を入手したリズは電話での説得を始めるが、タダシからリズの接触を知らされたレッドに阻止される。レッドはロシアのスパイで、FBIの内通者だと教えても、レッドに“忠誠”を念押しされた協力者たちの中にリズの味方はいなかった。誰ひとり説得できなかったリズは、レッドにとって最も重要な協力者である弁護士マーヴィンに狙いを定める。

娘のために

思惑通り、アグネスを“郵便局”で保護させたリズは、レスラーを利用しチームに陽動作戦を仕掛ける。アグネスの好物を知らせたリズから「マーヴィンが味方について、逃亡資金ができた」と教えられたレスラーは、この電話を最後にリズが消えると信じてしまう。

録音したリズの電話をアラムに分析してもらい、リズはメリーランド州シルバースプリング駅にいると突き止めたレスラーは、ようやくクーパーにリズから接触があったと報告する。

クーパーと共にレスラーの報告を聞いたレッドは、リズの言葉を鵜呑みにするレスラーに懸念を抱く。リズが罠を仕掛けた可能性を指摘したレッドは正しく、チームをシルバースプリング駅に誘き出したリズは“郵便局”に現れ、娘を取り戻した。郵便局でアグネスの面倒を見ていたアラムは、サインを偽造し、レッドとレスラーを殺しかけたリズを責めるが、娘と立ち去るリズを止められなかった。

逃亡資金

リズを信じるレスラーに懸念を抱いたレッド自身もリズの罠にはまる。レスラーから「マーヴィンが寝返ったからリズは逃亡できる」と教えられたレッドは疑心暗鬼になり、マーヴィンの権限を失効させ、代わりにマーヴィンの部下スキップに資産管理を任せた。

ブリムリーにマーヴィンを尋問させるレッドに、購入したプライベートジェットで逃亡するリズから電話がはいる。“マーヴィンは無実”と知らせたリズは「スイスのあなたの口座から全額を頂いた」と得意げに報告し、スキップが味方についたと教える。リズがマーヴィンを説得する場にいたスキップは、マーヴィンがトイレに立った隙にリズに協力を申し出たのだ。

東の友人

リズの問題に対処する一方で、レッドに“東の友人”から「あさってモスクワに来い」とメッセージが届く。リズで手一杯のレッドは“東の友人”を後回しにするが、下院常設情報特別委員会の捜査線上に名前があがった男から接触される。利益の中心となっている『スクーティ・グローバル』での信用が危うくなったと言う男に“モスクワへ飛ぶ前に処理してほしい”と頼まれたレッドは、委員会の女性を脅し、タダシを使い委員会のサーバーから男の情報を消した。

モスクワでレッドを迎えた“東の友人”は「アーカイブからだ」と言い、メモリを渡す。「N13の正体を誰も知らない状態を維持せねばならない」と警告した“東の友人”は、“今のところ”エリザベス・キーンには手を出さないと約束した。