Episode2 Katarina Rostova (No. 3): Conclusion
カタリーナの指示でドムを尋問するリズは「レッドや他の誰かをかばうのはやめて、家族を守って」と訴えるが、「もし俺が死んだら、おまえとアグネスを守るためだ」と言うドムは口を閉ざす。一方、カタリーナの隠れ家を捜すレッドはクーパーに情報を求める。
ドムの捜索
リズを案じるクーパーが協力しないと承知のうえで作戦本部に出向いたレッドの目的は、リズが心を許すレスラーに発信機を仕込むためだった。「惚れた弱みで目が曇ったか」とレッドに挑発されたレスラーは憤り、レスラーを制したデンベは気づかれることなくレスラーの上着に発信機を仕込んだ。
案の定、ドムの命を危険にさらすカタリーナを止められないリズはレスラーに助けを求める。今回も秘密裏にリズと会ったレスラーは図らずもリズのもとへレッドの手下を案内し、リズはレッドに捕まった。レッドがリズを拘束したとレスラーから報告を受けたクーパーは“カタリーナに危害を加えるな”とレッドに念押し、ドム捜索を急がせるが、先にカタリーナの隠れ家を見つけたのはレッドだった。
「母に何かしたら縁を切る」と警告するリズの監視をデンベに任せたレッド自ら、ドム救出に向かう。ドムと一緒に拉致された医師は「数分前に(カタリーナは)出て行った」と教え、レッドは衰弱したドムに寄り添う。「何もかも話した」と話すドムの意識は朦朧とし、愛した娘カタリーナとの記憶の中にいる。「彼女はずっとあなたを愛してた」と言うレッドの声を聴きながら、ドムは静かに息を引き取った。
レッド対カタリーナ
ドムから真実を聞き出したカタリーナは、タウンゼント・オーガニゼージョンの幹部ウィリアム・ハイデガーに「私の身の安全と引き換えに“N13”の名前を教える」と取引をもちかけるが、ハイデガーのもとには先回りしたレッドがいた。
罠とも知らず、ハイデガーが指定した公園に現れたカタリーナと対峙したレッドはドムの死を知らせる。「怪物のために流す涙はない」と悪びれないカタリーナは、“N13”や“サコースキー・アーカイブ”の真相をレッドに突きつけながら、密かにその会話をリズの留守電に録音する。
その頃、リズはカタリーナとレッドがいる公園へ急いでいた。公園へカタリーナを誘き出したレッドは、リズを監視しているデンベにその場所をメールで知らせ、デンベとレッドのやりとりを聞いていたリズはデンベの携帯と車を奪い、逃走したのだ。
レッドから母を守るため、ふたりの居場所をレスラーに知らせたリズは、公園の中で対峙しているふたりを発見する。「リズに憎まれるから、あなたは私を殺せない」と言い、堂々と立ち去ろうとするカタリーナをレッドは撃った。倒れたカタリーナはレッドの手下が連れ去り、リズは母に駆け寄ることもできなかった。
ドムの記憶
リズがレスラーに助けを求めている間、容態が悪化したドムの治療を止めたカタリーナは、ロシア時代の幻覚を見ているドムの娘への愛を利用し、ドムを尋問した。
「濡れ衣を着せられた」と訴えるカタリーナに、ドムは「お前が(サコースキー・アーカイブを)奪ったからだ」と返事する。「お前の計画を思うと、胸が張り裂けるよ」と娘を気遣うドムは、アーカイブを盗んだのはカタリーナで、“レディントン”とカタリーナ自身がアーカイブを所持していると教えた。
おちゃのま感想
なんてこと!ドムが亡くなり、カタリーナも?という展開!
ドムの死はリズが選択した結果だと思うんだけど、リズはすべての元凶はレッドだと考えるでしょうね~。
ドムの死は確実ですが、カタリーナについては生死不明だと受け止めています。わざわざデンベにカタリーナを誘き出した場所をメールした点や、リズに車を奪われたデンベがタイヤを撃てばいいのにそうしなかった点などから、カタリーナがカザンジャン兄弟を使って完璧な死の偽装をしたように、レッドも死の偽装を計画したのかな?と、深読みしてます。リズの人生からカタリーナを完全に消すには、死んだと思わせるしかないですもんね。生きてると知ったら、どんな手を使ってでも捜すはずですから。
さて、ドムが言っていた「“N13”の正体はカタリーナとレッド」という件。こちらもわたしの想像(というか妄想…)ですが、逃亡する(昔の)カタリーナ本人が捕まった場合に備え、自分の記憶を操作したのでは?その当時のリズの記憶も操作されてるし、カタリーナが考えて、レッドとドム(イリヤも?)が協力したんじゃないのかな。そして“サコースキー・アーカイブ”についても、フルクラムのように何らかの形でリズが持っているのかな?…と、頭の中をぐるぐるさせてます。
いろいろありすぎて、感想というより想像をつらつらと書いてしまいましたが、物語の方はリズ対レッドの闘いに突入です。