Episode17 Anna-Gracia Duerte(No.25)
【ざっくりあらすじ】
ガーヴェイから人骨を取り戻す作戦を進めるレッドは、ナッシュの密輸を手助けしている港湾管理者のジェリー・ジュワルから、ナッシュの密輸品とその供給元が記録された台帳を買い取ろうとしていた。しかし、レッドとの電話中にジュワルは殺され、台帳は犯人に持ち去られてしまった。ジュワルの台帳は、ガーヴェイの“力”を奪う重要なものだった。
ジュワルの妻
殺されたジュワルの妻レヴァは、まだ16歳の少女だった。驚くレスラーとサマルに、レヴァの父親は「妻と私が取り決めた結婚で合法だ」と説明した。
ジュワルは自宅の2階で射殺されていたが侵入者が押し入った形跡はなく、銃声を聞いたレヴァは逃げることなく通報していた。不自然な点を厳しく追及されたレヴァは「気分が悪い」と言い、突然倒れた。検査の結果、レヴァは妊娠していることが判明した。
押収したレヴァのPCを調べると、18歳未満の既婚者の少女が集まる秘密のチャットルームに参加していたことが判明した。強制結婚の悩みを打ち明け合う少女たちは、望みを叶えてくれる“守護天使”のことを話題にしていた。“守護天使”は少女たちの夫を殺し、虐待から救っている存在だった。
“守護天使”を追うことに抵抗があるサマルは「見逃しては」と意見してみるが、クーパーは殺人事件を取り締まるのが仕事だと諭した。
守護天使の正体
入院したレヴァを見舞ったレッドは「君の夫は麻薬の売人だ」と教え、レヴァに迫る危険をほのめかし情報を聞き出した。レヴァは“守護天使”の名前を知らなかったが、同じように救いを求める16歳のタラを紹介したと教えた。タラの夫のオフィス前に停めらた車が爆発し、ちょうど夫に警告していたレスラーは逃げた少女を追いかけたが、捕まえることはできなかった。
レスラーは逃げた少女が触れた男性の上着を手に入れ、指紋を採取した。10人以上殺害した“守護天使”の正体は、17歳のアナ・グラシア・ドゥエルテだと判明した。ブラジルで生まれたアナは13歳の時、43歳のアメリカ人の夫ロバート・コービンとともに入国していた。アナも強制結婚の被害者だったのだ。
レスラーとサマルがアナの自宅へ踏み込むと、窓から脱出したアナは屋上へ逃げた。サマルに追い詰められたアナは、結婚した相手は自分をレイプした男だと話し始めた。ブラジルでコービンにレイプされたアナは警察に届けたが、両親はアナを責め、コービンと結婚させることで体裁を保ったのだ。3年間地獄の生活を生き延びたアナは、ある日10ドルのキッチンナイフでレイプ犯を殺し、同じ境遇の子を死ぬ気で助けようと決めたのだ。
サマルは、自分のいとこのヤーナも同じように15歳のとき強制結婚させられたとアナに話しかけた。ヤーナは両親を亡くしたサマルにとって第二の母親的存在だった。見知らぬ男に連れていかれるヤーナを助けられなかったと話すサマルは「今度は助けさせて」とアナに手を差し伸べた。
大人の連続殺人犯としてアナの起訴を考える検事をサマルとクーパーが説得し、少年犯罪として扱うことが決定した。「いい子にしてれば、21になる頃には出られる」とサマルに教えられたアナは、涙を浮かべ「ありがとう」と感謝した。
レッドとリズ
リズは証人のトニーを連れ去ったのはガーヴェイだと確信しており、チームも同じ考えだった。しかし、郵便局近くの防犯カメラ映像からアラムが見つけた襲撃犯は、レッドの手下の男だった。
怒るリズは「私とチームを裏切った」とレッドに詰め寄った。「誰も裏切ってない」と返事したレッドは、“バッグ”を回収するまでヤツの逮捕を阻止するが必ず回収し、それからヤツは死ぬことになる、と自分の計画を説明した。
レッド、リズ、デンベは、アナが捨てたジュワルの台帳をゴミの中から回収した。念願の台帳を手に入れたレッドは「大事なものを奪ったぞ」とガーヴェイに告げた。
アラムの指輪
「疲れたから美味しい物が食べたくて」と、ごちそうを準備したサマルに、アラムは「おばあちゃんが断捨離をして~」という説明とともに、指輪をプレゼントした。「プロポーズと思われる」とレスラーに言われた言葉が気になるアラムは、サマルの反応を気にしている。
「おばあちゃんから」を強調するアラムに、サマルは「あなたからでしょ」と嬉しそうに笑った。ステキと喜び、サマルはアラムにキスをした。
おちゃのま感想 ★★★★
胸がふさがる思いになる事件でしたが、アラムの不器用な愛情表現に慰められました。
アラムは本当に深い意味なく指輪を贈ろうと思ったのかな~。それがアラムらしいっていえばそうなんだけど、相談されたリズも困ってましたよね~(;^_^A
レッドはガーヴェイを追い詰めてるようなのですが・・・もう、じれった~い。強引な手法を取れないほど、ガーヴェイの守りは堅いってことなんでしょうかね~。
リズもさぞかし、もどかしいことでしょう。