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ブラックリスト 5 第11話「エイブラハム・スターン」【あらすじ感想】

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Source:NBC

 

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Episode11  Abraham Stern (No.100)

【ざっくりあらすじ】通算100話目エピソード

レッドがグレイソン・ブレイズから盗んだ『1943年のリンカーンの1セント硬貨』が強奪された。“強奪”する側からされる側になった皮肉をクーパーは笑うが、レッドは硬貨を奪い戻すことに必死だ。

 

 

 

 

宝の地図

レッドがこの硬貨にこだわる理由は、1930年代に発行された『連邦準備券』の隠し場所が刻まれているためだ。レッド曰く『連邦準備券』は金融界の聖杯伝説だ。

 

 

政府は券の発行自体を否定しているが、『連邦準備券』には“これを持参すれば、合衆国は10万ドルを支払う”と記載されており、億単位の価値がある代物だ。お宝の隠し場所が刻まれた硬貨は全部で4枚あり、世界各地で殺人を犯した強奪犯はすでに3枚入手しているはずだった。レッドは残りの1枚をなんとしても先に見つけたいと焦っていた。

 

 

 

最後の1枚

アラムの調べで、この硬貨をオークションで落札した人物が2年前に亡くなり、ペンシルバニア大学へ寄贈されたことがわかった。現在その硬貨が貸し出されている博物館にレスラーとサマルが到着すると、ちょうど保険の調査員を連れた貨幣専門家を騙る犯人が硬貨を鑑定しているところだった。FBIの到着を知った犯人は火災警報を鳴らし、避難する人たちに紛れ博物館から逃げ去った。

 

 

博物館で犯人が触った硬貨についた指紋から、犯人はエイブラハム・スターンだと判明した。スターンは銀行の貸付係で、博物館へ同行していた保険の調査員は差し押さえに瀕したスターンの顧客だった。スターンは困窮する顧客を犯罪に利用していたのだ。

 

 

匿名の通報で警察に押収された硬貨は、レッドに協力を求められたリズが証拠保管庫から盗み出した。最後の1枚を手に入れたレッドはスターンと会い、「君の遺産を5割以上もらうつもりはない」と交渉を始めた。

 

 

 

宝のありか

硬貨はスターンの父が作ったものだった。造幣局で勤務していたスターンの父は『連邦準備券』を盗んだ容疑者だった。父の死後、硬貨を譲られたスターンは容疑者だった父を疎み、普通の通貨として使ってしまったのだ。硬貨の価値を記した遺言がスターンに届いたのは、その1か月後だった。

 

 

硬貨に刻まれた地図は、デンバーにある造幣局の“ボイラールーム”を示した。その場所は、スターンの父が追いやられたオフィスだった。お金の原板の彫刻師を目指していたスターンの父は、その技術で硬貨に地図を刻んだのだ。

 

 

レッドとスターンはふたりで造幣局を襲う計画をたてた。ボイラー室へ入るには金庫室の壁を壊すしかなく、警備の目を誤魔化し金庫室に入るための古い札をレッドが準備した。建物への侵入に成功すると、「絶対裏切らない」と父の墓に誓ったスターンは、あっさりレッドを裏切った。

 

 

スターンが父のかつてのオフィスでお宝を見つけた頃、レッドは建物の外でお宝を奪う準備をしていた。スターンの裏切りを見越したレッドは、スターンが掘り出したお宝を配管から吸い出す計画を立てていたのだ。金庫室に閉じ込められたスターンは、レッドの通報でFBIが逮捕した。

 

 

 

リズ

リズはナヴァーロの死を通報せず、キャプランのようにナヴァーロの部屋を掃除し痕跡を消した。作業を終えた頃、近所の通報で警察と管理人が部屋を訪れたが、クローゼットに隠れたリズに気づくことはなかった。

 

 

リズはFBIへ顔を出し、ブラックリストの捜査ファイルの中からシチューメイカーの遺体の処理法を手に入れた。シチューメイカーの手口でナヴァーロの遺体を処理したリズは、ナヴァーロの義眼に最先端の装置を発見した。

 

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父と娘

スターン逮捕後、クーパーは硬貨と引き換えに“真実”をレッドに要求した。クーパーが求めた“真実”とは、警察の証拠保管庫から硬貨と同時に盗んだトム殺害の容疑者であるナヴァーロの部屋で見つかった血痕つきの布のことだった。

 

 

証拠保管庫からナヴァーロ殺害の証拠品を盗むためにリズがした策略を知ったレッドは、リズを問い詰めた。リズは「殺すつもりはなかった」と説明し、ナヴァーロの遺体が見つかることはないと断言した。

 

 

目的を果たした硬貨と“ウィンストン・チャーチルの帽子”を交換したレッドは「ヒトラーを撃退したチャーチルのように、揺るぎない自信を持つ者になりたい」とつぶやいた。

 

 

グレイソン・ブレイズから盗んだ『硬貨』の件

ブラックリスト 5 第2話「グレイソン・ブレイズ」【あらすじ感想】
情報が入らないという理由でレッドはリストの名前を渡さず、痺れを切らしたクーパーはレッドの住むモーテルへ足を運んだ。

 

 

 

おちゃのま感想 ★★★★

記念の100話目は、レッドのお宝探しのエピソードでした。

極悪人というよりは、レッド同様どこか愛嬌と哀愁を感じる犯罪者スターン役はネイサン・レインさんが演じました。個人的には『グッドワイフ』のクラーク・ヘイデン役が印象に残っている俳優さんです。

 

シーズン序盤に仕込んでいた『宝の地図が刻まれた硬貨』というネタと、レッドとスターンの化かし合いなど、“らしさ”を盛り込み楽しいエピソードでした。100話にこだわり過ぎず、この1話だけ異質なものにしないでくれてよかった~。

 

さて、リズの暴走がすごいことになってます。あの遺体の処理。動揺も迷いもないみたい。リズの犯罪能力はレッドというよりカタリーナの血を引いたような気がします。レッドが恐れているのは、もしかしてリズがカタリーナが歩いた道を進むことなのかな。

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