Source：syfy
Episode9 Thief
【ざっくりあらすじ】
守護者セバスチャンがコールとキャシーに教えた屋敷にはエイサンの記録が残されていた。そこにはエイサンが嫌悪しつつも“目撃者”となり軍団を作った経緯が記されていた。
愛する人との出会い
時と繋がりビジョンが見える苦しみから解放されるため、エイサンは時空の旅人となった。
1891年のロンドンで小型マシーンの部品が壊れたエイサンは、部品を作るため時計店を訪れた。その店で、エイサンは不気味なマスクをつけた女性の泥棒と遭遇した。泥棒は「カーバーが持ち込んだ盗品」を店主から奪い、マシーンの部品も持ち去った。
エイサンは泥棒を追いかけ、泥棒の正体が医師のイライザだと突き止めた。部品を奪い返したエイサンは、この時代で女性ながら医師になり、貧しい患者たちのため泥棒をしているイライザに興味を持った。
出来上がった部品が失敗作で、時を移動できないエイサンはイライザを訪ねた。目の前で倒れたイライザをエイサンは自宅へ連れ帰り、未来の薬で治療した。その後、エイサンはイライザの代わりに働く看護師を雇い、回復したイライザをディナーに誘った。ふたりは次第に親しくなり、エイサンはイライザを愛するようになった。
救えない命
幼い頃から、あらゆる最期が見えるエイサンは、どの時代へ行っても退屈で、出会う人を幽霊のように感じていた。エイサンにとってイライザは初めて死が見えない相手だった。しかし、イライザに自分の背負う運命について打ち明ける決心したエイサンは、イライザの最期を見てしまった。
イライザは時計店で盗んだ品の持ち主カーバーに殺された。イライザの死を受け入れられないエイサンは、わざと不良品ばかりを差し出す時計店の店主を脅し、マシーンの部品を手に入れた。
エイサンは時を戻り、カーバーを殺しイライザを救った。しかし、目の前で殺人を犯したエイサンを見るイライザの瞳は冷たく、エイサンは真実を打ち明けた。時を操るエイサンにイライザは父からもらった壊れた時計を手渡した。そこには『時は決して操れない』というイライザの強い思いがこめられていた。
エイサンはイライザと現在を生きると決めたが、1891年6月26日になると必ずイライザに死が訪れた。約束を破り過去へ戻ったエイサンは、607回やり直してもイライザを救うことはできなかった。
父と母の言葉
成人したのち、将来の自分に恐怖を感じたエイサンは父（コール）に会いに行った。缶詰と引き換えに会話をしたいというエイサンに、終末の世界を生きることに必死なコールは「1分でも幸せを得られるなら、他の人生を捨ててもいい」と話した。
イライザを救えないエイサンは、初めて患者を亡くした母（キャシー）を訪ねた。休憩室で茫然としているキャシーの前に座ったエイサンは「何をしても救えない人はいる」と話しかけた。
キャシーは、忙しさで時が逃げてゆくように感じる現実を「全てを止めなきゃいけないの」と説明した。「医師は時と闘い、いつも時が勝つ」というキャシーの言葉を聞いたエイサンは覚悟を決めた表情に変わった。エイサンは悪魔になる理由を理解し、ついに“目撃者”として背負った宿命を受けいれる決心をしたのだ。
エイサンの記録を読んだキャシーは、自分を責めた。コールはキャシーを慰め、エイサンの居るイライザの棺がある場所へ向かった。
2047年 ジェニファーの作戦
檻に閉じ込められたジェニファーは見えるビジョンをひたすら描くことで、内なる声と闘っていた。
未来と過去の自分の幻覚にヒントを与えられたジェニファーは、床に頭を打ち付け自分を傷つけた。それは、精神的に追い詰められたジェニファーが自殺を図ったように見えた。過去にジェニファーを殺したディーコンは「2度も殺すことはできない」と言い、ジェニファーが帰りたいというもとの時代へ返すと決めた。
ジョーンズは娘のハンナを助けてくれたジェニファーへ感謝を伝え、意味不明な言葉を言い続けるジェニファーをマシーンに座らせた。消える瞬間のジェニファーを見たディーコンは、ジェニファーが正気だったと気が付いた。
おちゃのま感想 ★★★★
やっぱり愛なんですね～。
コールとキャシーはついにエイサンと対面したわけですが、悪魔になると決めたエイサンに何かできるのでしょうか。
コールとキャシーが移動したことで、おそらくジョーンズたちもふたり（エイサンもいる）の居場所を特定してるはずですよね。
軍団側がエイサンを放置している理由はわかりませんが、そろそろ現れるんでしょうか。
気になることは盛沢山なのですが、やはりジェニファーが鍵を握ってるような･･･。ジェニファーが向かったもとの時代って、2015年あたりでしょうか？
次回はシーズン最終話！
なんだか暗い結末しか想像できないので、意表をついた展開を期待したいです。