Episode7 Stradivarius
【ざっくりあらすじ】
マグナたち5人をヒルトップへ送る途中、ミショーンは彼らの“家”へ立ち寄った。彼らの話が本当だと確認したミショーンは同行しているセディクとDJに任せ、自分はアレクサンドリアへ戻ると決めていた。
5人の『家』
武器どころか差し出したナイフすら返さないミショーンに、マグナは反発した。ミショーンは、武器を捨てヒルトップへ行くか、武器を持つか、と選択を迫る。ルークは安全な場所へ行くことを望み、ケリーはこれまで通り5人でやっていこうと提案した。意見が割れたグループをまとめたのはユミコだった。「ルークが正しい」と間に入ったユミコは、安全な暮らしのためと仲間たちを説得した。
深夜、寝る間も惜しんで大切な楽器を探すルークを見たミショーンは、問答無用でルークの手にあるものを切り裂いた。ルークの叫び声でみんなが駆け付けると、唖然としたルークの手には半分に切られたバイオリンがある。名器ストラディヴァリウスだと嘆くルークは、ミショーンの言い訳を聞き入れない。ルークは、人類が生き延びた理由は『音楽や絵画を通して物語を共有したから』と語り、良くも悪くも人を団結させる“物語”は何かを築こうとするときには欠かせないと断言した。
あくまでヒルトップを避けるミショーンに、セディクは「マギーはいない」と教えた。ウォーカーの群れが近づき、事情を聞くこともできないままミショーンは群れに立ち向かった。武器を持たない5人を守りながら、ミショーンたち3人でウォーカーの群れを倒すことは難しい。ミショーンは5人に武器を持たせた。
これまで共に生き抜いてきた5人は、絶妙なコンビネーションで互いを守っている。次々ウォーカーを倒していた5人は派手なシャツのウォーカーを前に動けなくなった。『生き物みたいなペイズリー柄』のシャツを着たウォーカーは、マグナたちの仲間バーニーだった。動揺した彼らに代わり、ミショーンがバーニーを倒した。変わり果てたバーニーの姿を見たマグナからは強気な表情は消えていた。
キャロルの願い
キャロルは、ヒルトップで鍛冶を学ぶヘンリーのお目付け役をダリルに頼みたいと考えていた。しかし、ダリルは森での生活に満足しており、何よりリックのことを捜し続けている。ヘンリーのそばにいて欲しいと頼まれたダリルは、自分で学ぶべきだと断った。
深夜、ダリルが一緒に暮らしている犬がワナにかかり、その鳴き声でウォーカーが集まった。テントを抜け出したヘンリーはダリルを助け、犬のようにダリルのワナで怪我をしてしまう。「ありがとう」とぶっきらぼうに感謝したダリルと焚火を囲んだヘンリーは、キャロルが心配していると伝えた。ヘンリーのその言葉には、一緒にヒルトップに行って欲しいという願いがこめられていた。
翌朝、起きてきたキャロルに、ダリルが「10分後に出発だ」と声をかけた。深夜、ワナにはまった犬を助けるダリルとヘンリーの姿を遠くから見ていたキャロルの口元には笑みが浮かんでいる。
ヒルトップ
壁の外に農地を拡大したヒルトップは住人たちが協力しあう共同体として繁栄している。マギーはジョージーのもとへ行き、ヒルトップの住人はジーザスをリーダーに選んだ。リーダー職に辟易しているジーザスは秘密裏に町を抜け出し、定期的にアーロンと近況報告し合い、息抜きをしている。
いつものように森で会っていたジーザスとアーロンはSOSを知らせる煙に気が付き、負傷したロジータを救助した。憔悴した様子のロジータは「ユージーンを小屋に置いてきた」と話すが、その場所を覚えていなかった。日暮れが迫り、ジーザスとアーロンはロジータをヒルトップへ運び、ユージーンの救出は翌朝行うことにした。
ロジータを連れ帰ったことで、ジーザスがアーロンと会っていることをタラに知られてしまった。タラはジーザスを支え、ヒルトップのために働いている。タラは、リーダーとしての自覚をジーザスに求めていた。
ヒルトップにヘンリーを連れたキャロルとダリルが到着した。ユージーン捜索の協力を求められたダリルは快く応じ、捜索隊に加わるつもりのジーザスも準備している。ジーザスを引き留めることができないタラは、町のことは任せてと引き受けた。
そのころ、ロジータの件を知らせる伝達者と遭遇したミショーンは、避けていたヒルトップへ向かっていた。
おちゃのま感想 ★★★
う~ん。
マギーは去った・・・ということでした。
いったいジョージーってどこにいるんでしょうね。遠いところ・・・って。
マギーがいなくなったのは残念ですが、あまり活躍の場がなかったジーザスや周辺の人々に光が当たったのは歓迎したいポイントです。
ミショーンがヒルトップを避ける理由は、リックがいなくなったのちマギーとの間で何かがあったということですよね~。何があったの?頭の中に『?』がいっぱい。