Episode12 The Bakra
【ざっくりあらすじ】
ジャマイカへ到着したジェイミーとクレアは奴隷市場でヤング・イアンを捜した。人身売買の現場を目の当たりにしたクレアは見過ごすことができず、取引を妨害してしまう。その場をおさめるため、ジェイミーはクレアが救おうとした青年テメレールを奴隷として購入した。
不思議な縁
テメレールはクレアの名で購入され、クレアの所有となった。クレアは受け入れ難い様子だったが、テメレールを安全な場所で解放することで納得した。新しく赴任した総督が奴隷を買ったという情報を仕入れたジェイミーはテメレールに協力を求め、総督の奴隷たちから話を聞いてもらうことにした。
総督主催の宴に参加したジェイミーとクレアは、思いがけない人物と再会した。ジャマイカへ新しく赴任した総督は、ジェイミーの息子ウィリーを託したジョン・グレイだった。
グレイはジェイミーとクレアを自分の部屋へ案内した。ジェイミーはまずウィリーのことを尋ね、グレイは海が穏やかになる夏にイゾベルとともに来る予定だと教えた。そして、ウィリーが今でも時々ジェイミーのことを話題にし、ジェイミーに似て素晴らしい騎手になったと話した。
ジェイミーとクレアはジャマイカへ来た事情を説明し、グレイは何でも協力すると約束した。グレイは、ジェイミーが贈ったサファイアに装飾を施し大切そうに身に着けていた。
亡霊との再会
人で溢れたフロアにクレアはゲイリスの姿を見た。驚きで絶句するクレアにゲイリスは火あぶりを免れた方法を話した。
妊娠で刑を延期されたゲイリスは出産で牢を出た際水門管理人を買収し、死んだ老婆に頭巾をかぶせ身代わりにして生き延びていた。子供は里子に出され、カローデンの後ドゥーガルの死を知ったゲイリスは裕福な農園主と結婚しジャマイカへ渡ったのだった。その夫もすでに亡くなり、ゲイリスはジャマイカの有力者となっていた。
イアンのことを相談されたゲイリスは力を貸すと話したが、イアンを捕らえているのはゲイリスだった。マッケンジー家の秘宝の存在を知っていたゲイリスは、スコットランド再興を占うために必要だという3つのサファイアを入手するため、スコットランドへ手下を送ったのだ。しかし、宝石箱にはサファイアが2つしか入っておらず、ゲイリスは呪術医が作った真実を話す茶をイアンに飲ませ、宝石はジェイミーが誰かに贈ったことをつかんでいたのだ。
占い
総督の宴にはクレアがエディンバラで知り合ったキャンベル兄妹もいた。ふたりはゲイリスに雇われ、ゲイリスのローズ・ホールで暮らしている。ここでもキャンベルは妹マーガレットの占いを商売にしており、マーガレットを利用していた。
スコットランド再興の時期を知るため、ゲイリスにはマーガレットの占いが必要だ。スコットランドの預言者ブラハンの言葉を調べたゲイリスは「預言者が3つのサファイアを手にして初めてスコットランド再興の時期がわかる」と信じていた。
グレイが身に着けているサファイアに気づいたゲイリスは、グレイを占いの余興へ誘いマーガレットの手にサファイアを触れさせた。グレイのサファイアに触れたとたんマーガレットは憑依されたかのように語り始めた。キャンベルが訳したマーガレットの占いは「スコットランドの再興は、200歳で生まれた赤ん坊が死んだ時にかなえられる」という、意味不明なものだった。
再び囚われの身に・・・
総督の屋敷にレナード艦長が現れた。姿を見られないように逃げ出したジェイミーたちに、テメレールが「白人の奴隷がローズ・ホールに連れていかれた」と報告した。
ゲイリスの屋敷にイアンがいるとわかり、ジェイミーとクレアはローズ・ホールへ向かった。途中、逃げた奴隷たちが住んでいるという場所で約束通りテメレールを自由にしていると、レナードが追いついた。
ジェイミーはクレアに子供たちの肖像画を預け、抵抗することなくレナードに捕まった。クレアは命を助けた恩を訴えるが、レナードがジェイミーを見逃すことはなかった。
おちゃのま感想 ★★★★
ジャマイカに全員集合~(ノ゚ο゚)ノ
ゲイリスが生き延びていたうえに怪しげな権力まで持っていることに驚きましたが、グレイがジャマイカへ赴任したことも驚きでした~。
冒頭のゲイリスとイアンのシーンは、ドラマが別物になってしまったような妖艶な雰囲気でしたね~。
しかし、ゲイリスはカローデンの後も元の時代に戻ることはしなかったんですね。この時代に留まる理由があったのか、帰る方法はないと思っていたのか・・・。
それでもゲイリスのおかげで、ドラマに“スコットランド再興”というテーマが浮上しました。マーガレットの占いは意味不明だったけど、あのゲイリスの執拗な熱意を思えば解き明かされると期待しております。
またまた囚われの身になったジェイミーを救う方法はあるんでしょうか。
次回はシーズン最終話ですよー。