レジデント 4 第8話「始まりの日、終わりの日」【あらすじ感想】

ビリーの支え

帰宅を拒否したニックは「あの男に近づかないで。私もそうする」と言い、コンラッドは目を離さないと約束するビリーにニックを任せた。

ビリーにコーヒーを買いに行ってもらった間に犯人の病室に近づいたニックは、興奮状態で暴れる犯人を見てしまう。ニックは思わず病室に入り、デヴォンも駆けつける。騒動の中、ニックを捜していたビリーは止めるデヴォンを無視し、犯人に鎮静剤を打った。

ビリーは無謀にも犯人に近づいたニックを心配し、今も悪夢を見るニックは「ボロボロの彼を見れば恐怖を消せるかなと思った」と説明する。「時間が解決する」とニックを励ますビリーは自身の辛い経験を打ちける。

母を亡くしたニックと疎遠になった時期、ビリーは寂しさから親しくなった近所の男にレイプされていた。まだ13歳の子供だったビリーは誰にも言えず、初めてニックに打ち明けたのだ。あなたも犯人の呪縛を解いて前進するのとビリーに励まされたニックの心は少し軽くなる。

脳神経外科の問題

公立化以来、深刻な医師不足のチャスティンの脳神経外科は、ケインが復帰しなければ閉鎖するしかない状況に陥っていた。ベルは「ケインは解雇すべき」と助言するが、決断できないヴォスは理学療法を始めたケインの様子を確認し、復帰は無理だと判断する。ようやく理学療法を開始したケインは自分の現状を受け入れず、理学療法士やリハビリに励むローズ（シーズン4第7話の元ダンサーの患者）に悪態をついていたのだ。

ヴォスに「後任の面接を始める」と知らされたケインは、1ヶ月で完全復活を証明すると訴えるが、ヴォスはケインの態度も問題視していた。「今のチャスティンにあなたの居場所はない」ときっぱり告げられたケインは無言で立ち去るしかなかった。

脳神経外科の立て直しを図るヴォスは、元レジデントのビリーに目をつける。超えてはいけない一線を超えたのは間違いだったが、無能な上級医に反抗したビリーの気持ちが理解できるヴォスは「まずは試用期間で研修に来て」と提案し、キャリアをやり直せるビリーは快諾した。

ミーナの危機

誰かがキャリアを妨害してるのではないかと疑い始めたミーナのもとに医事局の担当者がやってきた。「当局はあなたを調査中です」と説明した担当者は、免許剥奪もありえると警告する。愕然とするミーナは「弁護士と相談させて」と言い、「宣誓下での面談を設けます」と応じた担当者は調査資料を手渡した。

ミーナはキャリアを妨害してるのはケインだと確信する。国外退去だけでなく、医師免許剥奪の危機に動揺するミーナを励ましたオースティンは、ケインのもとへ向かう。鬼気迫る様子のオースティンに「今すぐ問題を正さなければ俺が許さない」と迫られたケインは、ミーナから手を引くよう弁護士に指示するが、弁護士の返事は「すでに我々の手を離れた」だった。

新人インターン

外科の新人インターン、リーラ・デヴィは回診では有能さをアピールするが、急変した患者に超音波も扱えず、オースティンを怒らせる。オースティンはリーラに失望したが、ミーナの代わりに手術の助手に入ったリーラは再び実力を示す。

ムラのあるリーラは失読症だと気づいたのは、医学部に失読症の友人がいたデヴォンだった。新しいことにとっさに対処できないリーラは、誰よりも早く出勤し、他のインターンの何倍も努力しているのだ。

いつも筆記試験で落とされるリーラがチャスティンに採用されたのは、恩師がヴォスに頼んだからだった。望むなら秘密にすると約束したデヴォンはリーラの助けになろうとするが、他の人には負けない自信のあるリーラは「特別扱いしないで」と頼んだ。

王女のサプライズ

年1回のモヤモヤ病の検診でアトランタに戻った王女ナディーンは、デヴォンと会う約束をする。「サブライズがある」と電話でデヴォンに話したナディーンは、赤ちゃんを連れていた。