Episode3 Saints & Sinners
【ざっくりあらすじ】
刑事のアル・レインズが胸に鉄の棒が突き刺さった容疑者スピロをERへ搬送する。逮捕した凶悪犯をレインズが助けたい理由は、スピロの逃げた仲間が人質を連れ去ったためだった。
刑事の信念
オースティンがスピロを手術している間、レインズを診察したコンラッドは検査を勧める。レインズは「大げさだ」と拒んだが、突然気絶したことで大動脈解離と脊椎の多発骨折を併発していると判明する。コンラッドの表情から悪い状態だと察したレインズは「刑事でいたい」と嘆き、「医師でいられなくなったらどうする?」とコンラッドに問いかける。悲観しないでと励ましたものの、コンラッドはレイズンの質問に答えられなかった。
レインズの手術は、オースティンとケインが共同で執刀する。ことごとく反発しながらも、ふたりは危険な状態に陥ったレインズを救った。意識が戻ったレイズンに手術の成功を知らせたコンラッドは、人質を助けようと必死なレイズンの代わりにスピロから仲間の居場所を聞き出すと決める。
コンラッドが医師の誓いを破ろうとしていると知ったデヴォンは「拷問だ」と止めるが、口出しするなと告げたコンラッドは薬を手にスピロの病室へ入った。
ケインとニック
手術の予定がびっしり詰まっているケインはニックを呼び出し、手術前の患者の準備を手伝うよう頼む。1日だけならと引き受けたニックは、手術への恐怖で動揺している患者ミアの枯れた声が気になった。
ミアが別の病気かもと気付いたニックはケインに知らせるが、暗に誤診を指摘されたケインは「俺の診断に口を出すな」と言い放つ。しかし、ニックに手伝いを頼んだ手前、ケインは検査を許可し、ミアは薬で治療できる重症筋無力症と判明した。手術は必要ないと知らされたミアはケインに感謝したが、誤診を悪びれもせず損失を計算するケインを見たニックは「無駄な手術はさせません」と反発する。そんなニックに、ケインは自分のスタッフになってほしいと頼んだ。
ベルの副業
1220億ドル規模のサプリ市場について研究したベルは、“栄養スピリット”というサプリメントを開発したアンドレアに目をつける。チャスティンを訪れたアンドレアを「当院が扱うのは最高水準の医療のみ」とあしらったベルは、その後、単独でアンドレアを訪ね、“ランドルフ・ベル”個人との提携を提案する。
アンドレアを気に入りながらも、ベルが断った理由はレッドロックの強欲さを知っているからだ。チャスティンに断られ会社を畳むつもりだったアンドレアは、「チャスティンとレッドロックには関わるな」と率直に忠告したベルと手を組んだ。
さっそく動き始めたベルは、秘書のグレイソンのお膳立てで、地元の資産家であるグレイソンの父、ジップ・ビトーネイと会う。ベルに口説かれたビトーネイは「1つだけ条件がある」と言い、600万ドルの投資を約束する。ビトーネイが出した1つだけの条件は、グレイソンの紹介で付き合ったビトーネイの妻と2度と寝ないことだった。
急死の原因
コンラッドが診察した片頭痛の患者、リックが急死した。検査で異常はなく、急死の原因がわからないコンラッドは困惑し、透析を受けていたリックの主治医も「標準的な薬しか処方してない」と断言する。
解剖の結果、リックの急死の原因は肺塞栓症(PE)だと判明する。この6週間で、同じ症状で亡くなった透析患者が5人もいると知ったコンラッドは、透析を受けていたジェシーの死に疑問を抱く。
ニックとの新居で人質救出と強盗犯逮捕のニュース見て安堵したコンラッドは、ジェシーの死因についての疑念をニックに打ち明ける。ジェシーは手術の合併症で亡くなったと信じているニックだが、透析患者がこの6週間で5人もPEで亡くなっているという事実に愕然とした。
おちゃのま感想
サプリ会社のアンドレアは『Major Crimes』のサイクス役のキアラン・ジョヴァンニ(Kearran Giovanni)さんですよ!ベルと組んでサプリを売り出すことになったけど、大丈夫かな。どういう人物か、まだ全くわかりませんが、今シーズンのゲストスターのひとりです。楽しみ~(^^)
さて、ジェシーの死が今シーズンのテーマにからんできそうですね。訴訟目的かもしれないけど、ニックの父カイルの勘は鋭かった。しかし、やっと立ち直ったニックはまた辛い思いをしそうです(涙)
ケインの患者、ミアさんの件は単なる誤診だったのかな?収益をあげることを第一に考えるケインを見ていると、疑いたくなります。同じ傲慢タイプだとしてもオースティンとはかなり違うタイプですね。ニックはケインのオファーを受けるでしょうか?