Episode5 The Germ
【ざっくりあらすじ】
インターン時代のコンラッドに診てもらったバーネット兄弟は、小児科医ではなくコンラッドを指名した。快く応じたコンラッドは、手首をケガした兄ヘンリーより、咳をする弟ジャスパーが気になった。白血病のジャスパーは骨髄移植が成功したものの、入退院を繰り返していた。
最後の誕生会
検査の結果、ジャスパーはもって2か月の余命だと判明した。治療はジャスパーを苦しめるだけで、緩和ケアしかない。ビジネスライクな主治医のバズカークに任せられず、コンラッドは母ゾーイへの告知を引き受けた。治療を望むゾーイに、コンラッドはジャスパーは治らないという辛い事実を説明した。
入院することになった弟のために、ヘンリーは警官バッジのプレゼントを準備している。週末にジャスパーが好きな警官をテーマにした誕生日会を開くはずだったと聞いたコンラッドは、ニックたちと院内誕生会を企画した。
警官の制服を着たジャスパーは大喜びで、パトカー仕様の車椅子で病院内を捜索する。犯人役のアーヴィングを逮捕し、大満足でベッドに戻ったジャスパーは、自分の死を察していた。ジャスパーは、ママのためにも神経発作の持病があるヘンリーを治してとコンラッドに頼み、コンラッドは「やってみるよ」と約束した。その夜、脳出血を起こしたジャスパーは愛する母と兄に見守られながら、旅立った。
医療機器をめぐる問題
ベルは『クオヴァディス社』のゴードンと25%の値引きで取引をまとめ、さらに個人的にクオヴァディス社の講演を20万ドルで引き受けた。チャスティンの医療機器は全てクオヴァディス社製になり、外科医のオースティンとヴォスは反発した。抗議している最中に左手の痛みを訴えたオースティンを治療したヴォスは、患者に不満を訴えてもらうことを提案し、オースティンも賛成した。
オースティンは、心臓弁の交換で入院中の元レジデントのブラッドリーに自分が信頼している『AorMed』製の心臓弁を要求する書類へのサインを迫る。しかし、高圧的な態度のオースティンにブラッドリーは応じない。一方、ヴォスの説得に応じた患者は緊急手術になり、結局『クオヴァディス社』の手術機器を使うことになってしまった。
オースティンが『クオヴァディス社』の心臓弁を拒否していると知ったジュリアンは、オースティンが尊敬するベネディクト医師も今はクオヴァディス社の心臓弁を使っていると教えた。オースティンはわざわざベネディクトに会いに行き、事実か確認した。クオヴァディス社から報酬を受け取っていることは話さず、ベネディクトはクオヴァディス社の心臓弁だと術後の心内膜炎が半分になると説明した。オースティンは尊敬するベネディクトに従い、クオヴァディス社の心臓弁でブラッドリーを手術した。
そのほかのこと
手術を終えたブラッドリーの病室にはデヴォン、ミーナ、ジュリアンが集まった。医者を辞めた後、大手企業に就職したブラッドリーはVIP室に入院するほど羽振りが良い。契約金で学費を完済し、年俸50万ドルになったと話すブラッドリーは、医者時代のプレッシャーから解放されていた。ジュリアンとデヴォンが部屋を出ていくと、ブラッドリーはふたりの仲を疑った。ジュリアンを信じるかと聞かれたミーナは「デヴォンを信じる」と返事した。
ケガをする前のダンス動画をデヴォンに見せたジュリアンは、お返しに開発中の『ヘルスモニターアプリ』を見せてほしいと頼む。高齢者の普段の健康状態を把握するデヴォンの構想を聞いたジュリアンは「シニア層を狙えるわ」と太鼓判を押した。
おちゃのま感想
医療機器メーカーの営業のジュリアンが手術に立ち会うことに驚いてます。そういうものなの?これはクオヴァディス社の製品に問題が起きそうな流れですよね~。今シーズンのテーマはメーカーとの癒着でしょうか。あんなにハンターに未練タラタラだったベルがすっかり立ち直ってることに、呆れるよりも、感心しております。この人の幸せの源はお金と権力なんですね~。
やはりジュリアンは怪しいですよね~。そう感じてないのは、デヴォンくらい。営業の人を疑う必要はないんだろうけど、もう少し慎重になってもらいたいな~。ジュリアンがデヴォンのアイディアを盗んだりしませんように(祈)
ところで、ミーナの整形外科の研修は終わったみたい。オースティンの下についてました。早かった~。