Episode12 Rude Awakenings and the Raptor
【ざっくりあらすじ】
CEOになったベルが新たな医師を迎える計画を役員たちに発表している最中、外科レジデントのブラッドリーが会議室の天窓を突き破り転落した。手術を急ぐ外傷外科のノーランとミーナを止めたコンラッドは転落の原因を探るのが先だと主張し、夜勤明けのブラッドリーと話したばかりのデヴォンも自殺ではないと断言した。
苦悩するレジデント
転落は自殺ではないと確信しているデヴォンはブラッドリーの硬直を見逃さず、検査をするとブラッドリーはくも膜下出血で水頭症も併発していると判明した。手術していたら、麻酔でブラッドリーは死ぬところだった。
鬱による自殺未遂と決めつけたベルは、保険の適用もさせないつもりだ。納得できないデヴォンと内科医として患者を守るコンラッドは、ブラッドリーの倒れた原因を調べた。薬物検査で神経興奮剤が検出され、ブラッドリーのロッカーに興奮剤が見つかった。連続30時間の勤務後ベルに命じられた手術を断れず、手術室で昏倒したブラッドリーは謹慎処分を受けていた。仕事を乗り切るためブラッドリーは薬に頼っていたのだ。しかも、病院に駆け付けた母親の様子から、ブラッドリーは職場だけでなく私生活でも大きなプレッシャーを抱えていたとわかる。
コンラッドはわざと異常を誘発し、自殺ではなく心疾患のせいで意識を失い転落したと証明した。意識の戻ったブラッドリーは、見守る仲間たちに笑顔の下に隠した苦しみを吐露した。「おまえは医師の仕事を楽しめてない」とコンラッドに指摘されたブラッドリーは、辞める決心をした。重圧から解放されたブラッドリーは安心した様子で、「ここに戻りたいと思わない」という本音とともに、君たちには会いたくなると話した。
新たな医師
ベルは、4度最優秀医師に選ばれた心臓外科のオースティンの引き抜きを目論んでいる。現役の外科医でCEOの自分が声をかければ必ず応じてくれるとベルは考えていたが、オースティンはベルに興味を示さない。
オースティンの案内役を命じられたミーナはいつも通り率直な態度で、辛辣だった。ミーナの正直さを気に入ったオースティンは、ミーナが参加するブラッドリーの手術に立ち会った。傲慢なオースティンは威圧的な態度で口を出し、執刀医のノーランは手術室でのオースティンの態度の悪さをベルに報告した。しかし、ベルはミーナに意見を求めた。ミーナは「患者への態度は最悪だが手術の手さばきも勘も本当に見事だった」と率直な感想を述べ、ベルはオースティンの採用を決めた。
交渉の腕前を発揮したベルは、強気なオースティンを口説き落とした。オースティンが出した条件は、ミーナを自分の助手にすることだった。
ニックの調査
病院を解雇されたニックはハンターの過去を調べ始めた。
ハンターはテネシー州のナッシュビルからアトランタに移った際、『ドルシウス』という名から旧姓の『ハンター』に戻していた。『ハンター・がんセンター』を解雇された医師ユーウエンの記事を見つけたニックは、ナッシュビルに糸口があると考えた。わざわざハンターに宣誓布告したのち、ニックはユーウエンの自宅を訪れた。ユーウエンは警戒していたが、「ハンターのせいで患者を亡くした」と事情を説明するニックを家へ入れた。
ハンターはユーウエンの指導医だった。当時、過剰投与のうわさがあったハンターの患者が過剰摂取で亡くなったが病院は公表せず、辞職したハンターの経歴に傷はつかなかった。その後もハンターの診療所で働いたユーウエンは、同じように過剰摂取で患者が亡くなったことでハンターを問いただそうとした。その結果、ユーウエンは医師の仕事を辞めることになったのだ。「ハンターにはかかわるな」とニックにアドバイスしたユーウエンは、何かに怯えているように見えた。
医事局でのアポをキャンセルされたうえ、尾行されていると感じながら自宅へ戻ったニックを不審な男が待っていた。食材の配達だと説明した男は持っている荷物をニックへ渡し「水に流して面倒は起こすな」と脅迫した。ハンターが想像以上に恐ろしい人間だと悟ったニックは、コンラッドの家へ避難することにした。
おちゃのま感想 ★★★
ハンターはどんなツテを持ってるんでしょう?
危険な人物(もしくは組織)と繋がってるみたい。食材の宅配男は、その道のプロですよね。
脅されたことでニックも慎重になるかな?頼みの医事局もハンターに握られ、どうやって過剰投与&リリー殺害の証拠を見つけるのでしょうか。
人の好いブラッドリーが去り、ベル&ハンターとは違ったタイプの嫌な感じの医師オースティンが加わりました。演じてるのは『Major Crimes』クーパー役のマルコム・ジャマル・ワーナーさん(Malcolm-Jamal Warner)です。この濃いキャラに馴染めるかな~(=`ェ´=;)ゞ