Episode11 And the Nurses Get Screwed
【ざっくりあらすじ】
リリーの遺族が病院を訴え、本格的な調査が始まった。調査委員会に証言を求められたニックは、リリーが強すぎる化学療法におびえていたと事実を話すが、実績があるハンターを疑う者はいない。
巧妙な罠
コンラッドは「病理解剖が終われば、ハンターの過剰投与が証明される」と考えていた。しかし、病理解剖の結果、カリウムの過剰投与がリリーの死因だと特定された。カリウムはハンターの指示でニックが行った点滴だ。
患者との接触を禁止されたニックはデヴォンとともに入院中のハンターの患者の血液を採取し、過剰投与の証拠集めを開始した。ちょうどERで研修中のデヴォンは身元不明者の血液として検査に出し、ハンターが気づかないよう工夫した。しかし、苦労して検査に回した血液は過剰投与を示さなかった。
ニックとコンラッドの親し気な様子を見たハンターは、コンラッドをリリーの死についての聞き取りから除外した。聞き取りがキャンセルされ驚くコンラッドに、調査担当のメンバーである看護師長はハンターが外すよう求めたことを教えた。解雇を恐れる担当者たちはニックを罠にはめるハンターに抵抗できないのだ。コンラッドはCEOのクレアに抗議するが、クレアはハンターを全面的に信頼しており、しかもハンターにはリリーが亡くなった夜ベルと食事していたというアリバイがあった。
再度調査員たちに証言をしていたニックは、リリーの死はハンターの策略だと気が付いた。8時間以上かかるはずのカリウムが30分で全量投与されたため死亡したなら、誰かが点滴の設定を変更したということだ。リリーの点滴を2度チェックしたとはっきり断言できるニックは、セカンドオピニオンが犯行のひきがねだと確信した。
CEOの椅子
手術中、ベルの持った電メスが原因で火災が起きた。やけどを負った患者TJの担当医であるコンラッドは憤り、駆け付けたクレアに「彼が患者に火をつけた」とベルを非難した。ベルに不信感を抱いているクレアは、「私のせいじゃない」というベルの言葉を鵜呑みにはしなかった。「カメラの録画機能で出火原因は明らかになる」とクレアに告げられたベルはハンターに不満を漏らし、ハンターは「一緒に乗り切りましょう」と励ました。
手術ミスの調査を始めたクレアは、ミーナが担当した手術で“合併症”が多発していることに気づく。しかし、ミーナの指導医のケイズは「最初は傲慢だと思ったけど、あの腕なら当然」とミーナを絶賛した。クレアは率直なミーナからベルの真実を聞き出すことにした。密告すれば解雇されると拒んだミーナは「ベルを追及すればあなたの立場も危うい」と警告するが、クレアはCEOの立場を過信していた。決して口外しないとクレアに約束させたミーナは、散々なベルの実態を暴露した。
緊急役員会を開いたクレアはベルの追及を始めるが、すでにベルとハンターは手を打っていた。電メス火災は麻酔科部長のチュウが古い機械のせいだったと報告し、高額な機械の導入を認めなかったクレアを責めた。さらに、ベルの手術ミスを暴く映像は、火災の被害者のTJが録画のハッキングで作った『おもしろ動画』の拡散で、クレアに批判が向けられた。
クレアを解任した役員会は、CEOは医師がなるべきというハンターの意見を支持し、ベルを新たなCEOに決めた。CEOの座に就いたベルはさっそくニックを解雇した。
ERの患者
デヴォンはERの研修でも優秀さを証明した。様々な病気に怯える『サイバー心気症』の患者オリヴィアを診察したデヴォンは、指導医のアーヴィンの指示で胃薬を処方した。しかし、不安が消えないオリヴィアは、ガンを示唆する要素はないと説明しても納得しない。手を焼いたアーヴィングはハンターへの紹介状を渡し、オリヴィアを満足させた。
おちゃのま感想 ★★★★
みんな転職を考えたほうがいいと思うよ・・・(´・ω・`)
と、思わず言いたくなる職場です。(クビになってしまったけど)ニックはほかの病院で働いたほうがよりよい仕事ができると思うんだけど。
リリーの件はニックの解雇で幕引きになるでしょうか。ハンターは早く終わらせたいだろうから、CEOのベルを操りそうですよね。クレアは詰めが甘かった~(涙)
コンラッドは諦めないと言ってましたが、ハンターは想像以上に腹黒いですよね~。しかも、用心深く、手回しもいい。アーヴィングが紹介状を渡した『サイバー心気症』のオリヴィアがカギになるんでしょうか。それとも、デヴォンの婚約者プリヤが何か見つけるかな?
今シーズンもあと2話。追い詰められてゆくハンターが見た~い!