Episode11 eXit
【ざっくりあらすじ】
プライスから渡されたデータを調べたエリオットは、ワシントン・タウンシップの原子力発電所内にあるホワイトローズのマシンだけを破損させるマルウエアを作る。ミスター・ロボットは失敗したらメルトダウンだと反対するが、エリオットの決心は固かった。
ワシントン・タウンシップ
「その道を進めば、終わりはない」と止めるミスターロボットと別れ、エリオットはワシントン・タウンシップへ戻る。閑散とした発電所に難なく侵入したエリオットは、システムにウイルスを仕込む。しかし、侵入が簡単だった理由は、先にダークアーミーが施設を占拠していたためだった。
施設に警察が押し寄せる中、ダークアーミーに捕えられたエリオットは、彼らが殺した従業員たちの死体を通り抜け、“危険”と表示された部屋でホワイトローズと対峙する。“チャン”の自宅に踏み込んだFBIはダークアーミーに倒されたのだ。
テーブルの上に並べられた昔使っていた古いPCや父が読んでいた本を見たエリオットは「アンジェラと違い、俺に洗脳は効かない」と反発する。洗脳ではないと否定したホワイトローズは理解を促す手伝いをしたいと説明し、本来の自分と違う形で生まれ、多くを失ったと話始める。
ホワイトローズとエリオット
ヒドイ世界で不本意な人生を送ったと嘆くホワイトローズに、エリオットはこの世界を諦めない理由を語る。長年人嫌いだったエリオットは、無条件で自分を受け入れてくれる存在と出会ったことで抱えていた傷を癒し、生きているこの世界の大切さに気づいたのだ。
ホワイトローズの腕時計が時を知らせると、施設に警告音が鳴り響く。ホワイトローズのマシンが起動し、発電所の冷却装置が電力不足になったのだ。マルウエアを仕込まれる前にマシンを起動したと説明するホワイトローズは、パラレルワールドについて語り、テーブルの上に置かれた箱から銃を取り出す。止めるエリオットに、「あなたが決断して」と告げたホワイトローズは自分を撃った。
別の世界
警告音が鳴り響く中、部屋に閉じ込められたエリオットの前に、ミスター・ロボットが現れた。メルトダウンを阻止するため、その場にとどまったエリオットはホワイトローズが残した脱出ゲームを見つける。クリアしたかに思えたが、すでに逃げ道はふさがれている。手遅れだと言うミスターロボットに、エリオットは「愛してる」と告げ、世界は赤に染まった。
別の世界のエリオットはオールセーフのCEOとして成功し、明日は恋人のアンジェラとの結婚式だ。親友のような存在の父エドワードは今もエリオットのそばにいるが、一人っ子のエリオットに妹はいない。“Eコープ”は存在せず、“Fコープ”の代表タイレルはエリオットの取引相手。さらに、チャンは世界一の富豪として慈善事業に力を入れている。
そんな別の世界のワシントン・タウンシップ周辺で地震が起きた朝、エリオットは頭痛を感じる。違和感を感じながらもアンジェラへサプライズプレゼントを届けたエリオットは、“自分を待つ”別のエリオットと遭遇した。
おちゃのま感想
これまでの世界観を覆すようなSFになってしまったのだけど、どういうオチにつながるのでしょうか。衝撃というより、混乱しております。ここでテーマが大きく変わるとは思えないので、どちらかの世界がエリオットの妄想ということなのかな。これまで見てきた世界が幻だったというオチだけは嫌なんだけど~(*_*;
カギになりそうなのは、別の世界にダーリーンが存在しないってことですよね~。まさか、ダーリーンもエリオットの妄想が生んだ人格ってことはないですよね?この終盤でそれはないと信じたい。想像してもわけがわからないので、次のエピソードへ!