Episode9 The Bridge
【ざっくりあらすじ】
オブウォーレンことジャニーンがパットナム家を去る日が来た。リディア小母に見守られる中、ジャニーンは形ばかりの儀式を行うパットナム夫妻へ子供を委ねた。
与えられた任務
パットナムの屋敷を出たジャニーンは子供と別れた辛さも見せず、整列した侍女たちの前を歩いた。列に並ぶオブフレッドを見つけたジャニーンは「悲しまないで」と抱きしめ、「彼が迎えに来るの」と嬉しそうにささやいた。
ジャニーンを乗せた赤い車が行ってしまうと、オブフレッドはセンターにいた頃からの友人アルマに「手伝わせて」と声をかけた。メキシコ通商代表団が来た際、執拗に探りを入れようとしていたアルマはメーデーに関わっているとオブフレッドは確信していた。その場では「何のことかさっぱり」と答えたアルマだが、買い物途中のオブフレッドをオブグレンから引き離し、手伝うならイゼベルの店のレイチェルから小包を受け取ってと頼んだ。
任務の内容は想像以上に難しいものだったが、オブフレッドはメーデーの組織に行動が把握されていることに驚いた。アルマと話せる時間は限られており、戸惑いつつもオブフレッドは引き受けた。
再びイゼベルの店へ
アルマの指示は“今夜”だった。オブフレッドは言葉巧みに司令官を誘惑し、司令官の意思で“今夜”イゼベルの店へ行くと決めさせた。順調にイゼベルの店に到着したものの、司令官はまっすぐ部屋へ向かってしまった。オブフレッドは覚悟のうえのことに耐えながら、レイチェルがいるというバーへ近づく方法を考えた。
オブフレッドは司令官をうまく騙したつもりだったが、司令官が誘いに乗った理由は前回モイラを見るオブフレッドに気づいたためだ。オブフレッドの目的はモイラと会うことだと考えた司令官は、部屋にモイラを呼んでいた。
司令官がシャワーを使う短い間がジューン(オブフレッド)とモイラに与えられた時間だ。モイラは再び店に来たジューンに怒り、ジューンはメーデーの話をした。このままでは任務を遂行できないジューンはモイラを頼ろうとするが、モイラは「絶対イヤ」と断った。結局オブフレッドは小包を受け取れず、任務は失敗した。
ジャニーン
パットナムの屋敷を出た後、ジャニーンは新たな司令官の屋敷へ運ばれた。付き添うリディア小母に「あなたはオブダニエル」と新たな名を教えられたジャニーンは「ここは遠すぎる」とつぶやいた。
新しい司令官夫婦との儀式を拒否したジャニーンは、その後パットナムの屋敷へ戻り、娘を取り戻し逃走した。子供を抱いたまま橋の欄干に逃げたジャニーンは、パットナムが「一緒に逃げる」という嘘で侍女を騙し、欲求のはけ口にしたことを暴露した。
ジャニーンの騒動をオブフレッドに知らせたのはセリーナだった。リディア小母はオブフレッドにジャニーンの説得を任せ、オブフレッドはいきりたつパットナム夫妻にジャニーンから離れるよう求めた。
周囲を気にしつつ、オブフレッドは「世界は変わる」とジャニーンに話しかけた。オブフレッドが語る夢の世界はジャニーンを笑顔にした。ジャニーンは「一緒に来て」とオブフレッドを誘った。それは自由になるための唯一の道だ。オブフレッドは、娘がいるから行けないと静かに断り、子供の生きる機会を奪わないでと説得した。
涙を流し「ママは愛している」と我が子に話しかけたジャニーンは、子供をオブフレッドに手渡した。オブフレッドの額に別れのキスをしたジャニーンは、そのまま橋から身を投げた。
病院へ運ばれたジャニーンにはリディア小母が付き添い、パットナム司令官は逮捕された。
連行される夫を見送ったパットナム夫人に「あなたのご主人は大丈夫?」と嫌味を言われたセリーナは、女性禁止の夫の書斎へ足を踏み入れた。
モイラのメッセージ
日課の買い物をするオブフレッドは、唐突に「司令官用に、いい肉がある」と店員に勧められた。店員は商品の下に包みを隠し、オブフレッドに手渡した。包みに添えられたカードは、モイラからのものだった。モイラはオブフレッドが失敗した任務の小包を届けてくれたのだ。
ジューンに会った後、モイラはイゼベルの店から逃げ出した。運転手の黒い衣装を着たモイラの手は血で汚れていた。
おちゃのま感想 ★★★★
ジューンは行動を起こしましたね!モイラも!ある意味ジャニーンも!
しかし、初任務が「イゼベルの店で荷物を受け取ること」
反抗グループに協力すること自体命がけなのですが、それにしてもハードル高すぎな任務でした。
今回ちょっと気になったのが、アルマです。アルマは司令官の名前で呼ばれてないと思うんだけど、ドラマの展開上、何か深い意味があるのでしょうか。
そろそろセリーナも司令官の秘密の悪事に気づきそうですね。オブフレッドを部屋に軟禁した時の執念深さを思うと恐ろしいです。同じようなことになれば、オブフレッドは妊娠しない限り部屋から出してもらえないかも。
次回は最終話です。あっという間に終わりですね~。
シーズン2も決まっているので、どんなふうに繋げているのか楽しみです。希望ある形だといいな~。