Source:AMC
Episode9 Minotaur
【ざっくりあらすじ】
ジェレマイアの死でウォーカーとの戦いは終わった。和解したウォーカーの集団は牧場へ移り、今後はひとつの共同体として生きることになった。トロイは反発するが、ジェイクは共に生きる証として武器庫の鍵の片割れをウォーカーへ渡した。ジェイクとウォーカーは生き残るために協力することを住人たちに求めた。
武器を持つ者
”牧場を守るための自殺”というジェレマイアの死を疑う者はいなかった。棺に入れられた父を見ることもできなかったというトロイを、同じように父を亡くした過去のあるニックが慰めた。ジェレマイアを殺したニックは、トロイの行動に気を配り、トロイのそばにいた。
少年テリーがウォーカーの仲間を撃つ事件が起きた。「ウォーカーがバーノン一家を殺した」というマディソンの言葉を信じるテリーは、友人のグレッチェンを殺した敵を許すことができなかったのだ。その場で首を絞められたテリーは、窒息死寸前で助かる見込みはない。
仲間が襲われたウォーカーは武器庫の鍵を要求した。「武器は外の敵と戦うためにある」と説得するジェイクに、マディソンが「ウォーカーに武器を管理させる」と割って入った。「死ぬよりマシ」というマディソンの意見に反論できないジェイクは、鍵をウォーカーに渡すしかなかった。
トロイの乱心
テリーの事件をきっかけに、牧場の住人たちの自宅が調べられた。
トロイ宅の捜索隊に加わったマディソンにニックも同行した。いったんは自宅に捜索隊を入れたトロイだったが、2階を調べると言われ銃を持ち出した。「ここは任せろ」とニックが言い、マディソンたちを家から出した。
トロイは自宅に隠した武器でウォーカーたちと戦うつもりだった。ウォーカーにまかせて欲しいと頼んだマディソンは、窓の外からトロイに声をかけた。しかし、ウォーカーたちはマディソンの説得を待たず攻撃を開始した。
ニックのどんな言葉もトロイには届かず、撃たれてもトロイは降伏するつもりはない。ニックは背中を向けたトロイを襲い、外の兵士たちに降伏すると叫んだ。最後まで現実を見ないトロイに、ニックはジェレマイアの死の真実を教えた。最後まで死ぬことを拒み、住人を道連れにするつもりだったジェレマイアを自分が殺したと。
ニックの告白を聞いたトロイは、目が覚めたように銃を下した。
追放
トロイの処分は”追放”に決まった。ウォーカーはニックも同罪と考えたが、マディソンはトロイを投降させたニックは大勢の命を救ったと訴えた。マディソンはニックを監禁することで、ウォーカーを納得させた。
荒野へ追放されるトロイは、見送りの同行者にジェイクではなくマディソンを選んだ。牧場から遠く離れた場所で車から降ろされたトロイは、手首のロープを切った男を襲い、奪ったナイフで男を殺した。
マディソンはトロイに銃を向けるが殺すことはできず、トロイに羽交い絞めにされてしまった。ジェレマイアの死の真相を知っていると話すトロイの一瞬の油断を逃さず、マディソンは落とした銃を手に取った。
殺させないでと訴えるマディソンに背を向けたトロイは、荒野を歩き始めた。
ダニエル
ダニエルはダムにいるローラたちのもとへ戻った。
ローラは危険だと止められても町の人々へ水を運び続けた。ローラを警護するダニエルは、水を求める住人の中にオフェリアを探していた。
住人は水の配給に群がり、騒ぎはゾンビを招き、全員が満足することはできない。ローラの善意は住人に通じず、ダムを奪った悪人だと思われてしまった。水を求める人々は暴徒と化した。
ジェレマイアの秘密
マディソンはジェレマイアの机にある鍵のかかった引き出しを強引に開けた。
そこには牧場の水位の記録が隠されていた。牧場の水は明らかに枯渇への道をたどっており、ジェレマイアはそれを隠していたのだ。
おちゃのま感想 ★★★
ついに問題児トロイが追放されてしまいました。
すぐには無理だとしても、トロイは舞い戻ってきそうですよね~。
そして、牧場のみんなを守ろうと必死なジェイクは疲れ切っております。問題があったとしても家族を失ったトロイは精神的にもダメージありそうです。
ますますマディソンの影響力は強くなり、ジェイクを支えるアリシアとの関係が心配になる展開ですよね~。
それにしても、無謀なトロイを見捨てず、説得を続けたニックはすごかった。
繊細そうなニックの底力には毎回驚かされます。
そして、牧場の水源の枯渇をマディソンが知ることになりました。
そろそろダニエルとオフェリアは再会できるでしょうか。