Episode4 404 Not Found
【ざっくりあらすじ】
エリオットがオリビアから入手したパスワードではキプロス国立銀行のデウスの金は奪えず、サーバー会社に侵入する必要がある。サーバー会社の下見をしているダーリーンは、連絡がとれないエリオットに憤る。その頃、エリオットはタイレルとともに携帯電波の届かない北部の森にいた。
エリオットとタイレル
エリオットが電波の届かない郊外にいる理由は、盗聴されていると知らず「内側からホワイトローズを倒す」と言ってしまったタイレルが、盗聴していたダークアーミーの男を殺したからだ。盗聴機材を積んだバンごと盗み、音声データは未送信だと確認したふたりはバンと死体の処分を決め、ガソリンを買うため店へ入る。
携帯の電波だけでなく、電話もネットも使えないガソリンスタンドの店主はタイレルの顔に見覚えがあると言い張り、店で足止めされた間にバンが消えてしまった。タイレルが殺したと思っていた男は生きていたのだ。
さきほどのガソリンスタンドに戻ったエリオットとタイレルは、街へ戻る近道を教えてもらう。再びタイレルの顔を見た店主は“Eコープのタイレル”だと気づく。人違いだと否定したふたりは、店主が教えた森の“近道”を歩く。目印の川は見つからず、街に戻れたとしてもダークアーミーに狙われるとわかっているタイレルは絶望感に襲われる。
座り込んだタイレルを励ますエリオットは「泥沼に巻き込んだ妹に危険を知らせるまで放り出せない」と訴え、タイレルは「電話をかけるために先へ進もう」と立ち上がった。迷いながら道路に出たふたりは、倒れたシカの先に路肩に突っ込んだダークアーミーのバンを見つける。助手席側から様子をうかがうエリオットに気づいた男は銃を撃ち始め、最後は自分自身を始末した。
男は死に、タイレルは撃たれていた。「絶対ホワイトローズを倒せ」とエリオットに別れを告げたタイレルは、来た道を戻って行った。
ダーリーンのクリスマス
約束の基地にも姿を見せず、電話も折り返さないエリオットに憤りながらも、ダーリーンはエリオットの部屋を訪ねる。無人の部屋に“盗聴されている”と書かれたメモを見つけたダーリーンは、エリオットの携帯を追跡する。
エリオットが北部へ向かったと知ったダーリーンは車を手に入れようとし、サンタの恰好をした“車の持ち主”のトバイアスと知り合った。泥酔状態のトバイアスをまるめこんだダーリーンはトバイアスを家まで送り、そのあと車を借りることにする。自宅まで送ってもらったトバイアスは家の前に止まっている愛車を見て、今日は車を置いて出かけたことを思い出した。
道々、がんセンターの子供たちのためにボランティアをしてきたというトバイアスの愁いを帯びた話を聞いたダーリーンは、エリオットが死んでるかもしれないという不安を打ち明ける。酔いで支離滅裂なトバイアスだが、「兄貴が心配なのはわかるが、自分のことも心配しろ」とアドバイスした。
おちゃのま感想
今回のストーリーは、『ミスターロボット』のクリスマスエピソードですね。ダークな内容なので、泥酔サンタのトバイアスのおとぼけぶりに和まされましたが、トバイアスに不安をぶちまけたダーリーンの本音は辛かったです。
シーズン1からずーっと、わたしにとって謎の人タイレルは、今回のラストシーンも謎でした。やっとエリオットの物語とからみ、重要な役割を担う直前での、この展開。まさか、ここで退場じゃないですよね~。理解できないままメインキャラが去るのは寂しいので、タイレルには生き延びてもらいたいです。
怪しげなドムの件はあらすじには書かなかったけど、ドムの現実は悪夢以上に“悪夢”ということなのかな。まさか、現実ではないはず。