Episode5 White House Down
【ざっくりあらすじ】
ネットだけでなく固定電話も携帯も通じなくなり、グレースはアロンゾの助けを借り、ホワイトハウスを目指した。ベネットはチャン判事の証言を持つグレースの捜索を命じ、ふたりのホワイトハウスへの道のりは険しいものだった。
封鎖されたホワイトハウス
不審者の侵入を検知したホワイトハウスで封鎖が始まった。ハリスは要塞同様のホワイトハウスに侵入はできないと断言するが、封鎖はベネットの作戦だった。すでにホワイトハウスに兵を侵入させているベネットは、電話回線を遮断し、携帯電波も妨害し、マッケンジー陣営を孤立させた。
マッケンジーを正式な大統領と認めるチャン判事の動画を公表するにはネットの復旧が必要だが、電話も通じず指示は出せない。味方の到着もいつになるかわからない状況で、マッケンジーは『象徴』として執務室に留まると決め、副大統領のダリウスをシェルターへ向かわせた。
ホワイトハウスの設計図を20年代までさかのぼり調べたダリウスは、西棟の地下にある70年代の放送センターの場所を把握していた。その放送センターを使えばチャン判事の証言を公表できるのだ。そのためには大統領の命令に背き、グレース救出に向かう必要がある。
グレース救出
護衛も倒されハリスとふたりになったダリウスにダークウェブ回線を利用したリアムから連絡が入った。リアムは「2時間以内にネットを復旧しなければ、DCを含む13の都市に核が落とされる」と知らせ、協力を求めた。核の恐怖で人々を支配していたアリシアはコントロールを失う可能性を想定しておらず、ネットが切断されたことでレジストが設定した都市に核弾頭が発射されようとしているのだ。
ダリウスは「先に俺を手伝え」と取引を持ち掛け、タンズ社のカメラでグレースの居場所を捜させた。ダリウスは自ら救出に向かうつもりだったが、ハリスは許さなかった。ハリスにとって副大統領のダリウスは守らねばならない存在だ。ハリスはひとりでグレース救出に向かい、アロンゾと一緒にいるグレースを発見した。
アロンゾを信じるグレースに従ったハリスは、街の隅々まで知っているというアロンゾを頼ることにした。3人はダリウスが待つホワイトハウスの地下へたどり着いたが、ハリスはアロンゾが敵かもしれないという疑いを捨てきれない。もめていたハリスたちにベネットの兵が近づいた。ダリウスとグレースを避難させたハリスはアロンゾとふたりで応戦し、アロンゾが足を撃たれてしまった。
政権のゆくえ
ベネットの兵士たちと戦い続けることはできず、レジストの核のタイムリミットも近づいた。ダリウスは核を止めることを優先し、ネットを復旧させるための奇策を実行した。
アロンゾと別れ、投降したダリウスたちはベネットに占拠された大統領執務室へ連行された。正当さをアピールするため、ベネットはマッケンジーを殺さず逮捕していた。グレースの携帯を取り上げたベネットは、もともと動画などなかったかのようにチャン判事の証言を削除し、ネットを復旧させた。
さっそく、ベネットは世界に向け勝利宣言を始めようとした。しかし、ネットの復旧とともにチャン判事の証言ビデオが流出し、それまでベネットに従っていた兵士たちは戸惑った。投降前、ダリウスはリアムにチャン判事の動画を送信し、リアムは命がけの作戦で核を止めたダリウスに協力し、アメリカの正義を守ったのだ。
フェイクニュースだと叫ぶベネットの言葉を兵士たちは信じなかった。兵士たちは「良心に従って」と話すマッケンジーに従い、ベネットと側近のコルター大将を逮捕した。連行されるベネットは「これは始まりだ」と捨てゼリフを残し、その様子を小型ドローンが監視していた。
おちゃのま感想 ★★★★
かなり危なかったですが、ベネットを排除しました。
思わせぶりなセリフを吐いて退場したベネットの後ろには、やはり黒幕がいるのかな?一件落着のマッケンジー大統領は問題山積ですね。兵士たちはマッケンジーを大統領と認めましたが、ベネットに煽られていた民衆はどうなんだろう?小惑星問題に集中できる日は遠そうです。
今回のアリシアの様子から想像するに、アリシア本人も核を利用したレジストの作戦に加担しているみたいですよね。それって、ロシアのミサイルをハッキングしてアメリカに核を落としたことですよー。リアムはアリシアとキスしてたけど・・・。いいの?リアムがアリシアに惹かれる理由は、自分の案を信じてくれたからだと思うのです。それって、リアムの傲慢さの表れのような気がして、ちょっと残念。
地球滅亡という大きすぎる恐怖が近づく状況なので、個々の善悪の基準も変化しているっていうことでしょうか。