Episode8 High Treason in the Holiday Season
【ざっくりあらすじ】
特権階級が使うゴルフ場の池からDCセンチネル紙の政治記者ビビアン・プリンスの遺体が発見された。ビビアンは、NSAが国民をスパイし暗殺までしていると暴露した記者だった。
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↓ネタバレを含みます↓
政治記者と特ダネ
ビビアンの自宅は誰かが侵入した形跡があり、部屋にあるはずのPCが消えていた。デスクには、ビビアンが元夫への仕送りを打ち切ろうとしていた書類と、ビビアンには必要ない血糖測定器が置かれていた。
元夫はビビアンとの関係は良好だったと話し、仕送りも自分から中止を申し出たと説明した。元夫は「ビビアンが死んで得をするのは、DCセンチネル紙のコルファックスだ」と話した。コルファックスはビビアンが殺されたと聞いて、自分が記事を書くと張り切った若手記者だ。ビビアンが殺されたことで、コルファックスに一面記事を書くチャンスが巡ってきたのだった。
コルファックスの聴取に向かうオーブリーをNSAのライアン・ギルが呼び止めた。ギルは事件発覚後すぐにサローヤンに事件の指揮をとると申し出て、断られていた。コルファックスへの聴取の件をなぜか知っていたギルは、オーブリーに「コルファックスがビビアンのPCの”暗号化キー”を使ってアメリカンからのメールを読もうとしている」と教えた。”アメリカン”はNSAを告発したビビアンの情報提供者だった。
オーブリーは殺害容疑での逮捕をチラつかせ、コルファックスからビビアンのPCと暗号化キーを入手した。しかし、ビビアンのメールは更なる暗号で守られていた。ビビアン宅で見つかった血糖測定器を見たアンジェラは、ビビアンのDNAがメール解読の第2の鍵だと閃いた。すでに骨だけの状態になった遺体からわずかな血液サンプルが取れ、ビビアンのメールが解読できた。ビビアンがアメリカンから受け取った最後のメールは、”リバーバンクス・インの43号室で会おう”という内容だった。
揺らいだ愛国心
”リバーバンクス・イン”は、政府関係者が内密で利用するホテルで、領収書や記録がなく、防犯カメラもテレビも電話もネットもないホテルだった。アメリカンが指定した43号室へブースとブレナンが行くと、またしてもギルが先回りしていた。ブレナンは部屋のカーテンに血しぶきを発見し、ホテルのボーイが運んでいるワゴンを見て凶器はこのホテルで使われている銀のフードカバーだと特定した。ホテルの部屋を調べたホッジンズは、発見される指紋がことごとくギルの指紋だという点にひっかかり、ギルが”アメリカン”だと結論付けた。
ビビアンの遺体に西アフリカ固有の拷問の痕が見つかり、アフリカに5年駐在していたNSAのブラックソーンが逮捕された。ブラックソーンはビビアンからアメリカンのUSBを取り戻す為拷問したと認めたが、殺害は否定した。ブラックソーンが逮捕されたことで、ブースは暗殺される恐れがなくなったギルを反逆罪で逮捕した。
ブレナンは、ビビアンを襲った凶器は「細長い長方形状の物」と特定した。この長方形の物で頭を殴られ倒れたビビアンは、フードカバーの銀の突起で眼窩を突き刺し死亡したのだ。ブレナンは、ちょうどホッジンズが使っていた金属探知機が頭部の陥没骨折と一致すると気が付いた。それはギルが持ち歩いている金属探知機と同じ形だった。
証拠を突き付けられたギルは、観念し自供を始めた。NSAを告発したギルの思惑とは離れ、若手のコルファックスに仕事を奪われたくないビビアンは人命を危機にさらすほどの特ダネを狙ったのだった。ギルは殺すつもりはなく事故だったと主張するが、遺体を切り開いてゴルフ場に捨てたと指摘され、言葉を失くしうつむくしかなかった。
ブレナンのサプライズ
ブレナンはブースに感謝祭のサプライズを準備し、離れて暮らすブースの息子パーカーを招いた。パーカーと久しぶりに会ったブースはその成長に驚き、自分も子どもに戻ったようにはしゃいで喜んだ。
ブース&ブレナン宅の感謝祭のパーティに仲間たちも集まった。ビビアンのオフィスでギルの告発USBを見つけたホッジンズは、それをどうするかブースの判断に委ねた。ブースは真実の暴露より潜入中の捜査官の命を優先し、破棄をホッジンズに指示した。
母国のためにスナイパーをしていたブースにとって「国=正義」という定義は絶対です。なので、さすがのブレナンもその事に関し自分の考えを押し通そうとはしませんでした。陰謀論者のホッジンズも自分の信じるところがある人だと思うのですが、USBをちゃんと破棄したか気になります。
クリスティンが生まれる前あたりは、登場してなくてもブースたちとの交流はありそうだったのに、成長し交流が減ってるんですかね~。ブースも驚いてたけど、随分大きくなっちゃって・・・(*_*;
そのうち、この人の敏腕捜査官ぶりを見てみたいです。