Episode15 Andrew Kennison (No. 185)
リズの体内から見つかった装置の開発者であるアンドリュー・ケニソンが行方不明だと知ったレッドは、次のブラックリストとしてケニソンの捜索をチームに指示する。2週間ほど前、図書館へ行ったきり失踪したケニソンは、脅迫犯の指示でクーパーが隠した人物だった。
クーパーの告白
脅迫犯とリズ殺害が結びついたことに愕然としながらも、真実を隠したまま捜査を開始したクーパーは、チームをケニソンが消えたボストンへ送る。
失踪前のケニソンを捉えた防犯カメラに映った連邦保安局に登録された車から、クーパーの要請でケニソンが証人保護されていると判明する。困惑するチームの中で、アラムは「何か理由があるはず」と主張する。クーパーから事情を聞くことにしたアラムがオフィスを訪れると、ちょうどクーパーがレッドに事実を説明しているところだった。
真実を知ったレッドは「脅迫だと気づいた時点で私に連絡すべきだった」と指摘するが、妻や親友を巻き込んでいたクーパーはレッドを頼ることはできなかったのだ。チームに謝罪したクーパーは行動の責任を取るため、作戦本部に呼んだパナベイカーにすべて告白した。
思いもしなかったクーパーの告白に続き、脅迫犯はリズの死の黒幕だと教えられたパナベイカーが絶句する中、レッドがケニソンを連れ去ったと知らせが入る。
消えた手がかり
リズ殺害に使われた装置を作ったケニソンと対峙したレッドは激しい怒りをにじませながらも、冷静に必要な名前を聞き出す。そもそもケニソンが装置を開発した理由は、深刻な精神疾患を患う妻が服用を忘れたせいで母と姉の命を奪ったからだった。悲劇を繰り返さないために開発した試作品は医療現場では採用されず、関心を持った相手はNY市警の刑事レジナルド・コールだったのだ。
バッジもIDも確認したケニソンは本物の刑事だと信じていたが、コールは市警を引退した元汚職刑事だ。現在DCで探偵をしているコールを捕らえたのは、クーパーを救うため脅迫犯の加工音声からコールを見つけ出したチームだった。
すぐさま作戦本部を訪れたレッドは「私のほうが早く目的を達成できる」と訴えるが、クーパーを救うには容疑者の自供が何よりも重要だと考えるパナベイカーは応じない。パナベイカーは陰謀を暴くことで、レッドとの協定の見直しを考える政府を納得させるつもりなのだ。
「敵は我々の動きを知っている」とレッドが断言した通り、逮捕したばかりのコールの弁護士ラクロイが極秘施設の作戦本部に現れる。殺人や脅迫の件だけでなく、リズの体内にあった追跡装置やヴァンダイクの名前まで知っているラクロイが指摘した通り、確かな証拠をつかんでいないパナベイカーはコール釈放に応じるしかなかった。
デンベの「レイモンドが何かするはずだ」という言葉どおり、レッドは釈放されるコールを待ち伏せしていた。しかし、釈放されたコールと弁護士はレッドたちの目の前で射殺されてしまった。
おちゃのま感想
次回が待ち遠しい・・・この久々の気持ち、待ってましたよ〜。面白くなってきましたね!(⌒▽⌒)
前回、チョロっと疑ってしまったパナベイカーさんは、やはりチーム側の人でした。よかったよ〜。クーパーを正しい形で救いたいパナベイカーと、どんな手を使ってでも黒幕を捕らえたいレッド・・・。コールと弁護士があっさり殺されたことを思うと、やはりレッドに任せたほうがよかったのかも。蛇の道は蛇・・・ですよね。
クーパーが自供したことで、協力者のルーさんや偽証した妻も逮捕されたのでしょうかね。レッドではないけれど、アグネスが心配です。レッドも(リズも)チームのみんな全員、アグネスには平穏な人生をと思ってるはずなのにね(涙)