Episode5 Burning in Water, Drowning in Flame
【ざっくりあらすじ】
共同体の創始者のひとりであるラッセルの家が火事になった。原因は、自然死し変異した妻を道連れにラッセルが自殺したためだ。助けられないと判断したジェレマイアは、節水のため消火の中止を命じた。翌朝、マディソンはトロイの捜索隊に加わり牧場を出発した。
ニック
ニックは、回復したルシアナを共同体での暮らしに馴染ませようした。しかし、「ここでは暮らせない」というルシアナの決心は変わらず、ニックにも一緒に去ることを求めた。
亡くなった父が大工だったというニックに、ジェレマイアは火事で焼け落ちたラッセル家の修復を任せた。ジェレマイアはニックに家の歴史を教え、亡くなったラッセルの思い出を語った。ラッセルが自殺に使った銃を見つけたジェレマイアは、「銃は好きじゃない」と答えたニックに修理した銃を渡した。
牧場を出るつもりのルシアナと、牧場で暮らすため命がけの努力をしているマディソンとの板挟みで、ニックは悩んでいた。ニックは屋根のないラッセルの家で、星空のデートをルシアナにサプライズした。「ここも悪くない」と説得するニックに、ルシアナはキスで応えた。
翌日ニックが目覚めると、ルシアナは姿を消していた。
アリシアとジェイク
火事の夜、聖書の勉強会で仲間たちと酒を楽しんでたアリシアは、翌朝悲劇を知った。
亡くなったラッセル夫妻が創始者のひとりだと知ったアリシアは、古い知人を亡くしたジェイクを訪ねた。「火事を知らなかった」と打ち明けたアリシアを、ジェイクは責めることはなかった。アリシアはジェイクにキスをし、ふたりはそのままベッドへ向かった。
作家志望だったというジェイクは本をアリシアへ貸そうとするが、アリシアは今の世界では無意味だと受け取らなかった。ジェイクはそんなアリシアを外へ連れ出し、人には生きがいが必要だと話した。銃より大切なものがあると信じるジェイクは、父や弟の考えは危険だと感じているのだった。
マディソンとトロイ
ニックとアリシアはマディソンを引き留めたが、マディソンは「彼らを知りたい」とトロイの車に乗り出発した。
さっそくゾンビを見つけたトロイは、強引に退治を決めた。予定外の行動はダメだと止める仲間の言葉に耳を貸さないトロイをマディソンが支持し、一行は気づかれてもないゾンビ退治に向かった。銃は使うなと言われたマディソンは苦戦しつつもゾンビを倒し、マディソンを足手まといに感じていた仲間たちもマディソンを受け入れた。
トラビスのことを思うマディソンに、トロイは「残された者にできることは復讐だけだ」と話した。ゾンビ退治もゲームのように楽しんでいるトロイは、それを”使命”だと語った。
マッカーシーの基地に到着したトロイたちは、焼かれた仲間の死体を発見した。離れた場所では、椅子に縛られたマッカーシーがカラスのエサになっている。近づくとマッカーシーは、まだ生きていた。マディソンがマッカーシーを逝かせると、ウォーカーという男が声をかけた。
「領土を守った」と襲撃の説明をするウォーカーをトロイはその場で殺そうとするが、すでに周囲はウォーカーの仲間が囲っていた。ウォーカーはトロイたちの武器や車、靴までとりあげた。
徒歩で牧場へ向かう一行は疲労と痛みで限界だったが、トロイは先を急いだ。マディソンの「真のリーダーなら休ませる」という助言に仲間たちも賛成し、トロイは一晩休むことに決めた。深夜、トロイはマディソンの喉にナイフを突きつけるが、殺すことはできなかった。
ダニエルとストランド
ダムを離れたダニエルとストランドは、ホテルを目指した。ストランドは「オフェリアがホテルで待っている」というのは嘘だと打ち明けることができず、ついにホテルに到着した。ホテルの壊された門を見たストランドは、悪い予感を感じつつもダニエルに真実を告白できなかった。
暗闇の中、不吉な予感がするストランドは、朝になるまで待とうとダニエルに声をかけた。しかし、ダニエルはストランドを見据え、呼び鈴を鳴らした。ゾンビに迫られたストランドは、ようやく「オフェリアは車を盗んで逃げた」と真実を教えた。
ダニエルは助けを求めるストランドを置き去りにし、ホテルをあとにした。
おちゃのま感想 ★★★
ダニエルはストランドの嘘に気づいてたはずだけど、ホテルへ行ったんですね~。
ストランドはホテル、ダニエルは去り、またしてもバラバラ…。オフェリアを捜す手がかりのないダニエルは、ダムへ戻るんでしょうか。
ニックは、ルシアナが去ったことで牧場に落ち着きそうですね。ルシアナ同様トロイを恨んでいるはずのニックが、感情より現実を見ていることに感心しました。
ジェイクと寝たアリシアも、牧場で生きることを受け入れると思うし。あとは、問題児トロイをマディソンが懐柔できるか・・・でしょうか。