Episode15 Queens
【ざっくりあらすじ】
マイカのプロポーズの返事を保留にしたミーナは、トリプルネガティブ乳がんと診断された友人アダクに付き添った。主治医は母も祖母も同じ病気で亡くしているアダクに両乳房の切除を勧めるが、アダクは拒否した。
ミーナの家族
アダクのために、ミーナは故郷のナイジェリアから世界的に有名な乳がん専門医ジョセフィン・オケケを呼んだ。ナイジェリアの医療を変えた伝説の医師であるオケケを歓迎しようと、ベルだけでなくオースティンも待ち構えている。しかし、ベルの挨拶を遮ったオケケはミーナをハグした。オケケはミーナの母だったのだ。
4年も音信不通だった娘の呼び出しに応じたものの、オケケはミーナが選んだ職場を「ゴミため」と呼んだ。さらに患者が両乳房切除を受け入れないと聞いたオケケは「思いやりも気配りも見せなかったでしょ」とミーナを批判し、「私が来たから大丈夫」という言葉通りアダクを説得した。
ベルとオースティンとのランチの席で、オケケは家族と故郷を捨てたミーナを批判した。ミーナから火事で妹を亡くした事情を聴いているオースティンは話題を変えようとするが、オケケは「家族の悲劇で苦しんだのはこの子だけじゃない」と止めない。「プライバシーを考えてほしい」と席を立ったミーナは病院へ戻る車の中で、「もしまた話題にしたら、この関係は仕事でも私生活でも終わりよ」と母に最後通告した。
オケケの手術の腕は完璧だったが、振る舞いは独裁者だった。手術は成功し、意識の戻ったアダクの感謝の言葉はオケケがさらってしまう。オケケを見送ったベルは、いつか我々をも超える才能だとミーナを絶賛した。しかし、オケケは娘の成功を喜ぶことはなく、「あなたと一緒にしないで」とベルに背を向けた。
母を見送ることもせず、ミーナは手術室で泣いていた。「もう私には家族がいない」と嘆くミーナに、オースティンは「ここで家族を築いたろ」と慰めた。
ヘンリーの発作
相変わらずヘンリーには原因不明の発作がある。検査ではVNSも脳波も問題なかったが、主治医のエッカートは観察のため1日入院を指示した。ヘンリーに「平気だよ」と言われたゾーイは仕事へ行き、その間、ニックは家での様子をヘンリーに質問した。ゾーイは「ありえない」と否定したが、ニックはヘンリーの腕の痣はゾーイの新しい恋人ダグが原因ではないかと疑っていた。しかし、自分の病気のせいで父親が出て行ったと思ってるヘンリーは、同じようにダグも自分のせいで出て行ってしまうと心配していた。
ヘンリーが入院したと聞きつけたゴードンに「目立たずに問題に対処しろ」と指示されたベルはエッカートに状況を確認し、ヘンリーの退院を命じた。前とは違う発作が先週からあるとヘンリーから聞き出したコンラッドは「今夜は病院で様子を見たい」と主張するが、ベルは認めない。しかし、帰宅しようとしていたヘンリーが発作を起こし、心停止した。意識が戻っても、またすぐに発作を起こし心臓が止まる。発作の間隔から原因はVNSだと確信したコンラッドはVNSを止めるプログラミング・ワンドを探し、その間ベルとニックが心停止を繰り返すヘンリーの蘇生を続けた。
クオヴァディスの製品に欠陥があったと認めたベルに、コンラッドは「これ以上、あの会社と組むべきじゃない」と訴えた。
ありえない虫垂炎
5年前に虫垂切除の手術を受けているマイロ・トレイナーを診察したデヴォンは腎臓結石と診断した。しかし、点滴を始めても症状は悪化し、アーヴィングは虫垂炎による敗血症だと指摘する。カルテを確認しているデヴォンは「違う」と断言するが、CT画像には虫垂が写っていた。緊急でマイロを手術したノーランは、気づくのが遅れたデヴォンを叱責した。
カルテの記録が信用できないとわかったデヴォンは、連絡先のブレントに電話をするが、それはマイロ本人の番号だった。学費の返済で無保険のブレントは双子の兄弟マイロの保険証を使ったのだ。ブレントが保険会社に訴えられると知ったデヴォンは、調査に来た担当者にシステムエラーだったと嘘をついた。
おちゃのま感想
ヘンリーは助かったってことなんでしょうか?VNSを止めたので、もともとの発作はまた起きるのかな。しかし、心臓を止める装置が体に入ってるなんて、怖すぎます。ゴードンとのしがらみもあるベルはどう対処するのでしょうか。
それにしても、ミーナのママは強烈でしたね~。ミーナがオースティンやベルに怯むことなく意見を言えたのは単に強い人だからではなく、ママという免疫があったからなんですね~。ママのセリフや態度はミーナを暗に責めてるように感じました。誰にも見せないミーナの悲しみを知ってるオースティンは、ますますミーナが大切な存在に思えてる気がします。ミーナは気づいてないんでしょうね~。マイカのプロポーズ、どうするんだろう?