Episode14 Stupid Things in the Name of Sex
【ざっくりあらすじ】
心肺停止で救急搬送されたミーナの隣人ガーティが亡くなった。1時間前にガーティと会ったばかりのミーナとデヴォンは突然死に疑問を持つ。しかし、何千ドルもかかる病理解剖をベルは認めず、70歳のガーティの突然死の原因は『心臓』と決めつけた。
70歳の死因
ガーティの唯一の親族である姪のノーラはおばの死を悲しむこともなく、今日借りるつもりだったお金が借りれないことにショックを受けた。「誰も真実に興味を持たない」と嘆くデヴォンに、ミーナは死因を調べるなら裏技を使うべきと提案した。ミーナとデヴォンはノーラに献体を勧め、葬儀代が浮くと聞いたノーラは承諾した。
ガーティの解剖はオースティンが引き受けた。ガーティの遺体を“解剖学の授業”として調べた結果、死因は多発性嚢胞腎が原因の脳動脈瘤破裂だと判明した。遺伝性疾患が原因だとわかったことで、ミーナとデヴォンはしきりに頭痛を訴えていたノーラにも脳動脈瘤がある可能性に気づく。ノーラにガーティの死因を伝えたミーナは「あなたにも疑いがある」と知らせるが、健康だと応えたノーラは聞く耳を持たない。しかし、ずっと頭痛を訴えてる点を指摘されたノーラはお金を気にしつつも、ミーナの説得に応じMRIを受けた。
脳動脈瘤が見つかったノーラは手術を受け、助かった。ノーラの「ガーティおばさんのおかげ」という言葉を聞いたデヴォンとミーナはともにガーティの死を悼もうとするが、現実的なノーラはガーティの死亡証明書を要求した。
コンラッドの患者
コンラッドはパートナーのアンドレに付き添われているオットーを診察した。アンドレによると、オットーは疲れやすく、めまいや関節の腫れがある。
急に支離滅裂になり、大量喀血したオットーは、自己免疫疾患だと判明した。薬物治療で元の生活に戻れると説明されたアンドレの表情は曇ったままだ。オットーが予約したというレストランにキャンセルの連絡を入れたアンドレは、レストランの予約はウソだったと知り、オットーのアルコール依存症の再発を疑ったのだ。しかし、検査でアルコールは検出されていない。
オットーが妄想の話ばかりしていると知ったコンラッドはMRI検査をした。20年間頭痛薬さえ飲まず断酒していたオットーは今になってアルコールの影響が現れたのだ。オットーは現実のように空想を話す作話症だった。治療法はなく、今後はオットーの世界を共有するしかないと説明されたアンドレはオットーの世界に寄り添い、いつかふたりで旅するはずだった街の“思い出”を語った。
それぞれのバレンタイン
ニックとバレンタインを過ごすため、コンラッドは8か月前からニック憧れの人気レストランに予約をいれていた。ニックは大喜びするが、リハビリ施設に入ったジェシーの“家族デー”に参加するため行けなくなった。
コンラッドはロマンチストなオースティンにレストランの予約を譲り、オースティンはマイカに恋するミーナにその予約を譲った。バレンタインは何もしない主義のミーナは、マイカのために他の恋人たちのようにバレンタインを過ごすことにしたのだ。特別なレストランの特別な席に着いたマイカはミーナの前に跪いた。ミーナはマイカの心臓に何かあったのではと心配するが、マイカが跪いた理由はプロポーズするためだった。差し出された指輪を見たミーナは言葉を失った。
例年通り、手術室でバレンタインを過ごしたベルは、資金集めのパーティーへもひとりで行くつもりだった。しかし、同じようにバレンタインを手術室で過ごし、同じパーティーへ行くヴォスを誘った。
ジュリアンの行方
警察によるジュリアンの捜索は進展せず、焦燥感にかられるデヴォンはジュリアンが最後に電話をかけた番号に再度電話してみた。やっと電話に出たFDAのトラスコットと話をしたデヴォンは、会う約束をしたジュリアンが現れなかったと教えられた。
おちゃのま感想
穏やかなバレンタインのエピソードでした。
ミーナとマイカは順調で、ニックとコンラッドもイチャイチャしてたし、オースティンは愛しいミーナの幸せを見守り、ベルとヴォスも良い雰囲気。ジュリアンの行方は心配だけど、デヴォンがひとりなのは仕方ないですよね。
結局、ジェシーはリハビリ施設に入ったんですね~。ジェシー本人がやり直すことを望んでるといいのだけど、ニックの苦労は続きますよね~。ジェシーの件はさておき、ニックはアレックに惹かれたわけではなかったみたいです。コンラッドとニックの様子を見ていると、二人の間に心配事はなさそう・・・な雰囲気でした。
ジュリアンの捜索ですが、医師であるデヴォンはFDAの職員がゴードンと手を組んでいる可能性に気づくでしょうか。気づく前にゴードンの罠にデヴォンがかかるんじゃないかと、嫌な予感がします。なんだか嵐の前の静けさを感じさせるエピソードでした。