Episode12 Fear Finds a Way
【ざっくりあらすじ】
インフル大流行の影響で手術がキャンセルになっていると知らされたベルは、診療所のアレックにERを手伝わせることにする。「チャスティンでの診察を許可する」と傲慢なベルと交渉したアレックは、手伝う見返りに超音波検査機を要求した。
感染源
大混雑のERで喧嘩を始めた患者を止めたメグが倒れた。メグはハンターにハメられ拘置所へ入ったニックが懇意にしていた看守だ。感染症が専門のアレックも点状出血と発熱が見られるメグの診断はできず、コンラッドたちは最悪に備え、メグを隔離した。
メグの症状の原因を特定できない中、ERで「運命の人と出会った」と幸せそうにのろけていたサムに同じ症状が現れた。サムを隔離テントへ移動させたデヴォンたちは、ERにいる患者たちにマスクを着用させた。ネットでは集団感染の噂が広がり、大惨事になる可能性があると判断したベルは、メグとサムを感染症専門のエモリーへ搬送しろと命じる。「対応できる」と反対したコンラッドたちに、ベルが与えた時間は転院の手配ができるまでの数時間だけだった。
メグとサムの体液サンプルを検査した結果、ペスト菌が検出され、細菌量からサムが先に感染していたとわかる。ふたりの処置を始める一方で、サムの感染源を特定するため、コンラッドはERでサムを診察したデヴォンから情報を得た。サムの知り合ったばかりの恋人スーがヨセミセでハイキングしたと知ったコンラッドは、感染源はスーだと特定した。
病院へ搬送されたスーは重篤だったが助かった。サムもメグも回復している。スーから感染したと教えられたサムは、死にかけたにもかかわらず、「ロマンチックだ」と喜んだ。
師匠の真実
師匠のベネディクトに傲慢さを学べと諭され、手術をやめたオースティンは自分の患者をほかの医師たちに任せ、大学での講義に専念した。
オースティンを呼び戻すため、ミーナはクオヴァディスの人工弁の強度をテストし、ブラッドリーの死因は人工弁の欠陥だったと証明した。しかし、ベネディクトを信頼しているオースティンは「俺の恩師があの弁を保証している」と聞く耳をもたない。諦めないミーナは、ブラッドリーの死は先生のせいではないと訴えた。
ミーナを信じたオースティンは食事中のベネディクトを訪ね、クオヴァディス製品を推す理由を問いただす。企業から医師への支払額を公表しているサイトによると、ベネディクトはクオヴァディスから150万ドルも受け取っている。言い訳もできないベネディクトに「失望した」と告げたオースティンは、師匠と決別した。
疑念
クオヴァディスの製品とゴードンに不信感を持ったベルは、秘書のグレイソンに以前ゴードンと仕事をした人物を調べさせた。以前の取引先はジャクソンビル総合病院のCEOだとわかるが、そのCEOは10か月前自殺していた。
ニックとコンラッド
コンラッドにふたりで暮らすための部屋を見せられたニックは動揺を隠せない。ニックの戸惑いを察したコンラッドは他の物件でも構わないと言ってみるが、ニックが迷っているのは部屋のせいではなかった。
ニックは現状を変えたくないと説明した。しかし、コンラッドはニックの心が離れているように感じている。心を開いて話してほしいと言われたニックの返事は「自分でも答えがわかったら話す」だった。
おちゃのま感想
ニック、ゆらゆら~の巻。
ゆらゆらの原因はアレックではなく、本当に現状で満足しているからだと思いたいです。
ニックがコンラッドと再び付き合うようになったのは考えた末というより、リリーの死のショックに流された・・・ってことなんでしょうかね。で、別れた後もずーっとニックが好きだったコンラッドにとって、一緒に暮らすのは自然なことなんでしょうね~。でも、大きな決断なんだから、サプライズではなく、話し合うべきだったかも。ニックがサプライズを喜ぶとも思えないし。難しいな~。
ミーナの献身で、早くもオースティン復活です。この人、傲慢だけど純真ですよね。これまで神のように崇めてくれていた弟子に見放されたベネディクトはどうするでしょうか。何事もなかったかのように、このままゴードンと手を組み続けるのかな。
ベルも不信感を抱いていることだし、クオヴァディスの不正にじわじわ迫ってます。